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ダンジョン作ったら無理ゲーになりました  作者: 緑葉
第4章 テオプア外交編
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58話 いざテオプアへ

『ステータス』、あるいは『ステイタス』はその人個人の『状態』を意味している。RPGなどの育成システムで必ず使われる用語で、戦闘や生産などの行動の成功や度合いに用いられる数値のことである。


この世界にもRPGゲームでおなじみの『ステータス』が存在している。ステータスは自分の身分証明書でもあり、他国へ入国する時などはパスポート代わりとして見せる必要がある。


エイミィ曰く、俺のステータスは一般人レベルらしい。まああっちの世界でも一般人だから当たり前と言えば当たり前か。あと出身地は『ノフソの森』だ。ダンジョンが建てられているこの森はどの国にも属さない土地のため森の名称が出身地と扱われるらしい。『オリジンダンジョン』とか表示されていたらそれはそれでヤバいが。


俺は出かける準備として持っていくものをエイミィと相談しながら選別していた。

一応俺は他国の常識を知らないし、エイミィの方が詳しい。


「さて・・・後は何を持っていくか」

「これなんて良いんじゃないか?」


エイミィと相談して、俺はダンジョンの宣伝としてドロップアイテムをジェコネソに持っていく事にした。意外とダンジョンの戦利品は挑戦者たちが持っていかれているが、思ったよりも集客率は良くない。ならもう少しレアなものがあると知られればさらにダンジョンへの挑戦者が増えると思ったのだ。


まあダンジョンの宣伝もあるがもう一つの目的はダンジョンの外の事を知る事だ。テオプアが現状どの程度ダンジョンの事を知っているのか、またどういう奴が挑んでくるのかを現地調査をしておきたい。


俺はモニターを操作して、アイテム欄からいくつかタッチした。モニターの『編集』を使えばダンジョンの中であれば好きな場所に好きなアイテムを設置させることが出来る。


俺の机の上には大量の鉱石や武具が出現する。これらのアイテムは全てダンジョンのレアエネミーがドロップするか、採掘で手に入るものばかりだ。


「持っていく物はこれでいいかな?」

「良いんじゃない?あ・・・運ぶならこれに入れた方が良いわね」


そう言ってエイミィが取り出したのは一冊の袋。ゲームなどで馴染みのある『アイテム袋』である。なんでも【空間魔法】の刻印が刺繍されているようで性能によって入る容量が変わる。しかも入れても重さは殆ど変わらないらしい。


ダンジョンの挑戦者達もよくドロップアイテムとかをこの袋に入れているのを見ていた。この世界では『アイテム袋』を使って持ち物を運ぶのが一般的らしい・・・もちろん一般人が簡単に手に入る代物ではないが。


俺やフロアボス達は普通にアイテムをモニター操作でアイテムを収納できるがそれはエイミィの加護のおかげらしい。そのためフロアボス以外の住民達は基本的に技術開発部門で作られた『特製アイテム袋』を使っている。


エイミィ曰く物を収納する【収納スキル】は存在するらしい。


決められた容量のモノなら何でも収納できる【倉庫】。

冷やした状態で収納できる【冷蔵庫】【冷凍庫】。

熱を保ったまま収納できる【保温庫】。

カテゴリー限定で収納できるが【食糧庫】【武器庫】【宝物庫】【酒蔵】などが存在するらしい。


俺も【収納スキル】と言い張って出そうと思えばできるが下手に目立つより『アイテム袋』で出した方が怪しまれない。俺はありがたくエイミィから渡された『アイテム袋』に道具を入れていく。


「入れたモノはモニターに表示されている『アイテム袋』から確認できるわ」

「あ、本当だアイテムボックスの下に新しく『アイテム袋』って表示されている」


試しにアイテム袋にいくつかの道具を入れてモニターから『アイテム袋』をタッチするとしっかりと入れた道具の名前と残りの容量が表示された。


「取り出す時は入れた道具をイメージすればすぐに取り出せる仕組みよ」

「へぇ・・・これはこれで面白いな」


『アイテム袋』に腕をつっこみ入れた道具を想像すると確かに手にイメージした道具を掴む感触がして引っこ抜くとその道具が出てきた。


「まあ【空間】の刻印に傷が付いたりしたら大惨事になるから気をつけてね」

「・・・確かに」

「そろそろ皆集まっている頃だと思うし光輝も行ったら?」

「そうだな・・・行ってくる」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

地下45階層


住宅エリアに向かうとすでにテオプアへの動向メンバーが揃っていた。


「全員揃っているな」

『はい!』


元気良く返事してくれる同行メンバー。


まず護衛組からはデューオ、ボーロック・・・としてゾア。


「・・・ゾア本当に来るのか?」

「そりゃ邪神とかいう危険な存在が現れるかもしれへんし、コウキさんが出る場合はフロアボスが最低一人が付いていくのが決まりなんです」


まあフロアボスがいるのは心強いしデューオとボーロックには他の同行メンバーも見てもらいたい。一応護衛メンバーにグンナルも声がかかっていたが本人はまだ実力不足と言って修行中のため辞退。


「デューオ、ボーロック・・・よろしく頼む」

「「っは!」」


まあ二人は護衛もだが情報収集もやってもらうつもりだ。


だが俺とデューオが抜けた管理部門が少し心配だがそこはタマモとフライが頑張ってくれるらしい。メリアスも手伝うそうなので大丈夫だろう・・・多分。


そして次に護衛ではなくテオプアへ行きたい希望者組。


「テオプア・・・楽しみ」


まずはワイト・・・今回テオプアに行く事が決定した時に外の世界に興味を持っていた彼を誘おうと思って声をかけたのだ。


そしてその話が噂として広まりさらに数人の希望者が集まり、フロアボス達の協議の末選ばれたメンバーがこちら。


獣人族・ゴリラ種の男性ジョージ。

所属部門:生活部門・料理系

同行理由:テオプアの料理の調査及び勉強


魔人族・巨人種の女性テスラ

所属部門:建設部門・住居系

同行理由:テオプアの建築物の観察&調査


魔人族・夢魔種の女性マリー

所属部門:技術開発部門・インテリア系

同行理由:インテリアデザインのアイディア集め


とまあ技術や文化を知りたいメンバーが同行する事になった。


ちなみに彼らは護衛ではないがワイト以外全員元ダンジョンモンスターであるため戦闘力は十分高い。


「それじゃ出発しました」


いざテオプアへ!

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