表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン作ったら無理ゲーになりました  作者: 緑葉
第3章 ルヌプ侵攻編
41/112

39話 参加者追加

ノバから精霊の事を教えてもらった後、俺は居住エリアに行きガウス達の様子を見に行った。


「ガウス住居に問題とかは無いか?」

「おお、コウキ殿!問題など滅相もありません。美味しい食料に素晴らしい住居まで用意していただき感謝の言葉しかありません」

「それは良かった。もし必要な物とかあったら遠慮なく言って欲しい。正直この居住エリアも最近作ったばかりだから何が必要なのかまだ明確に分かっていない所もあるんだ」


一応トイレとかは水路とか通してちゃんと処理する仕組みにしてあったり、ゴミ出しとかはルールを決めてゴミ処理所へ運ばれるようにしてある。生活環境は良い方だとは思っている。


居住エリアにはガウスだけみたいで他の亜人達はゾアの研究所エリアとメリアスの農場エリアで早速仕事の手伝いをしているようだ。ここの住民達ともすぐに打ち解けているみたいで心配はなさそうだ。


「我々は受け入れられて貰った身。これ以上望んだら罰が当たります」

「その分働いてもらうさ・・・ゾアの奴、魔法具に詳しい人材が来て喜んでいたし」

「ゾア殿・・・あの方が作る魔法具は素晴らしいですよ。我々にはない発想をお持ちで・・・ナギがいたら弟子入りしていたと思います」


ガウス達にとってもゾアの作る魔法具はやはり凄い技術らしい。まあぶっちゃけオーバーテクノロジーすぎる所はあるから危なっかしい部分もあるんだけどね。


「ナギって集落にいた凄い魔法具を作る少年でしたよね?」

「ええ、同年代の子供たちと遊ぶよりも大人と混ざって魔法具を作っていましたから・・・今では教えることが無く、自分で開発するほどに」


本当に天才っているんだな・・・不運なのはルヌプに見つかり兵器開発をさせられている事だ。


「絶対に救い出しましょう・・・ナギ君も精霊も捕まった集落の皆も」

「コウキ殿・・・ええ、私も微力ながら尽くします」


やれることは全部やる・・・そうと決めたなら俺がすべきことは・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・本気で言っているの?」

「ああ」


俺はエイミィを会議室に呼んである提案をした


「俺もエドワード達と一緒に救助に向かおうと思う」


別にヒーローになりたいからという願望で言っている訳では・・・いや、ちょっと主人公っぽいことしたいと思った・・・ほんの少しだけ。


「私は反対!エドワードの部隊で十分よ・・・というかフロアボス一人でも過剰戦力なんだから問題ないはずよ」

「人手は多い方がいいだろ?俺ならテイムした魔物を召喚して救助部隊の手助けができる!別にルヌプの兵士と真正面で戦うつもりは無い!」


テイムモンスターがいれば救助する人が多くても運ぶ事が出来る。けが人もエドワードの手を借りずともスライム達の調合したポーションが使える。


「だからエドワードがいれば大丈夫でしょ?光輝が出る必要は無い!」

「エドワードの力が凄いのは理解している!あいつの設定を考えたのは俺だ!だからこそあいつが出来ないことも理解しているんだ。もしもの時に備えて俺が出るのが良いと思うんだ」


個人の力が強くても、敵を無双する力を持っていても一人だけではできない事はある・・・超人であっても万能ではない。敵を倒すだけならエドワードだけで十分だ、だけど救助する場所がバラバラだったらどうする?一か所に集中している間に人質にされたらどうする?


「・・・そのもしもが光輝に起きたらどうするの?」

「そうならないためにあらゆる対策は取るつもりだ」

「それでも危険なのは変わらないわよ!」


エイミィの態度からしてこれ以上言っても平行線のままだ。何か別の説得方法はないか?


「珍しいですね、エイミィがそこまで必死になるなんて」


まるで見計らっていたかのように会議室にやって来たのはアルラだ。


「アルラ・・・貴女からも光輝を止めるの手伝って」

「エイミィ、貴女はこれまで神狩りで追われていたからそんなに過剰に警戒しているのよ・・・自覚している?以前のあなただったら人をそこまで危険視していなかったわ」

「そ、それは・・・相手がルヌプだし。神狩りに積極的な国の一つよ」

「でも相手は光輝さんが貴女と繋がっていることを知らない・・・ただの一般人としか捉えられないわ」


確かにエイミィと一緒にいるから忘れていたが俺がただダンジョンで歩いていても挑戦者達からしたら同じ穴の狢としか認識しないはず。


「それに元々これは光輝さんに依頼された問題。光輝さん自ら助け出すのも筋が通ると思うけど」

「っぐ!ぐぬぬ」


『ぐぬぬ』といって悔しがる人初めて見たぞ・・・外見は幼女なのにエイミィの方が言い負かされている。


「光輝さんには貴女が与えた【ゴッドスキル:迷宮創造】がある訳だし。ダンジョンの外に出てもダンジョンへの入り口ならすぐに作れるわ。それこそ地下45階層へ繋げれば避難も救助も容易だわ」


え?初耳なんだけど・・・そう言えばダンジョンの外に出たこともないし外で【スキル】を試すことなんてしたことがないな。てっきりダンジョンの中でしか効果が発揮できないのだと思っていたけど。


「・・・分かったわよ。なら光輝を信じるわ」

「なんの因果でしょうね・・・『ルヌプ』なんて国名を付けた人は相当性格が悪いと思うわ」

「っふ!確かに!」


エイミィとアルラはそう言ってクスリと笑っていた。

ルヌプという言葉に何か意味があるのだろうか?


「はぁ・・・不安が無くなった訳ではないけど、確かに光輝の【スキル】なら成功率は大きく上がるわね。光輝約束して、危険だと思ったらすぐに避難するのよ。あなたがいなくなったら誰が私を守るの?」

「ああ、約束する」


エイミィの説得が完了し俺は初めてダンジョンの外に出ることになった。


ちなみに後で知ったのだが『ルヌプ』という名前は古代言語で『小物』という意味らしい。

面白い、続きが気になるなど思った方は是非評価をお願いします。

投稿のモチベーションにもつながり励みになります。

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ