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ダンジョン作ったら無理ゲーになりました  作者: 緑葉
第3章 ルヌプ侵攻編
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35話 上位精霊

「なぁ、エイミィなんか精霊と契約できたみたいなんだけど」


俺は目の前に表示されているメッセージをエイミィに伝える。


「・・・エドワード、ゾア。ご苦労様。二人のおかげで精霊は無事に解放されました。エドワードは保護した方達の様子を、ゾアは封印具の詳しい調査をお願いします」

「「御意!」」


俺を無視してエイミィは二人に次の仕事を言い渡すとすぐさま二人は持ち場に戻った。そして二人がいなくなったのを確認した瞬間、まるで仮面がポロリと取れたかのよに女神フェイスから疲れ切った素の状態になった。


「はぁ、光輝どれだけ私を驚かせば気が済むのよ・・・魔物のテイムだけじゃなくて精霊の契約までするとか普通はありえないのよ!というかクッキーで即契約ってなによ!今までそんな契約方法見たことも聞いたことも無いわ!そもそも勝手に餌付けしない!エドワードとゾアがいるからどれだけ必死に堪えていたことか!」


エイミィのマシンガンお説教が炸裂するがこれって俺が悪いのか?というかエイミィの素は所々出ていたような気がするが。


「悪かった悪かった、今度から気をつけるよ」

「本当に気をつけてよ。ただでさえ精霊やルヌプの問題に関わりそうなんだから」

「それってそんなに大事なのか?ルヌプって小国だしそんな大した国とは思えないが」


兵士の質があんなのだし、正直鎧を纏ったチンピラ集団と言った方がしっくり来る。


「問題はもしこの事が精霊帝に知った場合よ」

「精霊帝?」


初めて聞く単語に俺は首をかしげるとエイミィが説明してくれた。


「精霊帝は精霊達の生みの親でありこの世界の魔力の循環を担っている私達に匹敵する存在なの。普段は精霊界で暮らしているからその存在を知るのはあまりいないけど」


確かに重大な役目があると祝えるとエイミィ達女神に近い存在なのかもしれない。


「今までの歴史でも精霊を使役して戦争をしていた国は沢山あるわ。でもそれは精霊も同意したうえで共に戦った事にすぎない。ルヌプは精霊を封印しその力だけを利用した・・・精霊帝が激怒しないわけがない」


確かに同胞を完全に道具扱いされたと知れば誰だって怒る。


「精霊帝の怒りがルヌプにだけ向けば別にいいのだけど、それがこの世界に対して向けられたら大問題よ。精霊と人類の戦争、あるいは精霊界との断絶で魔力の循環の役目を放棄・・・どの道世界の危機に繋がるわ」


なんか凄く大事になっていないか?兵器利用から世界の危機へ繋がっているぞ。


「マズイじゃないか!」

「だからそう言っているでしょ!ルヌプが行っている精霊兵器開発を阻止しないとヤバいわよ」

「だがすでに兵器開発は進められている・・・そうなるとまず対処しないといけないのは精霊帝の方じゃないか?」


せめて精霊帝の怒りをこの世界に向けさせないようにしないとルヌプの対応をしても意味が無い。


「そ、そうね・・・そっちは私が連絡を『その必要はありません』・・・あ!」


どこからか声が聞こえエイミィが上を見上げると何やら魔法陣らしきものが浮かんでおり、そこから降り立つように青い騎士風の礼服を着た男性が降りてきた。


「初めまして自分は精霊帝の補佐をしている水の上位精霊、ノバでございます。この度我らの幼い同胞を救っていただき誠にありがとうございます」


ノバと名乗った男は深々と一礼した。

上位精霊?というかここダンジョンの中だよ?いったいどうやって?


「ふふ、上位精霊の力をもってすれば幼い同胞の座標を特定するのは容易いことです。まあ召喚に応じた訳ではないので力の行使は難しいのですけどね」


俺の疑問を見透かすかのように答えるノバ・・・なんというか侮れない雰囲気がプンプンする。


「お久しぶりです女神エイミィ、そして復活を心からお祝い申し上げます女神セフィロト」


ノバはエイミィとアルラを見て再び一礼した。この精霊アルラの正体に気付いるのか?


「ありがとうノバ・・・でもここではアルラと呼んでください。私が眠っている間精霊界にもご迷惑をおかけしましたね」

「いえ我々にとって500年など大した時間ではありません」


ノバとアルラはそんな会話をしているがそろそろ本題に入りたいので俺が割り込むことにした。


「えーとノバさん、その必要は無いとはどういう事でしょうか?」

「そうでした。我ら精霊帝は全て存じています」


それを聞いて血がサーっと引いていく気分になったがノバは優しく笑う。


「ご安心ください、事情は理解しています。少なくとも世界に散らばる魔力の循環という役目は引き続き行っていきます」

「っほ、それを聞いて安心しました」

「ただ今回の件で精霊帝は人間に対して不信感を抱いたのは事実です」

「・・・デスヨネ」


まあ当然と言えば当然か・・・ルヌプめ、本当に色々と面倒なことをするな。


「それでノバ?あなたが来たのはその事を伝えるためでしょうか?」


エイミィは威厳たっぷりな姿勢でノバに質問した・・・あ、女神モード復活している


「女神エイミィ様、いえそれは目的の一つにすぎません。私に課せられた任務は三つ。一つ目は精霊帝の意思を伝える事、二つ目は幼い同胞を迎えに来た事。そして三つ目は囚われた同胞をエイミィ様達に救い出していただきたくお願いしに参りました」


はぁ?


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