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居候のポンコツ魔王がダメ過ぎる  作者: くりゅ~ぐ


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33/50

第33話 七つの大罪


平日なのに人が多いな。流石日本一の超巨大商業複合ビル愛愛(アイアイ)だよ。

それにしても腹減ったなぁ。あーあ、結局こんな時間か。もう十三時過ぎてるじゃないか。二時間位あの下着屋に居たのか。


「悠莉、お腹減ったのう」


「そうだな、まさかこんな時間になるとは思わなかったよ」


「いや~ 興がのってのう」


興がのり過ぎだ。もう!

最初に服を買った店では早かったのに、何で下着屋でこんなに時間が掛かってるんだ?

ジャージから今風の服装になるまでは早かったから、まさか下着屋でこんなに時間を取られるとは思わなかった。それにしても……。


スキーニーデニムにレディスのピンクカットソーがコイツに良く似合ってる。

カットソーはやや緩めの物だが、コイツのスタイルの良さを一切邪魔してない。

実際さっきから、向こうから歩いて来てる奴らが皆コイツを見ている。それも男、女関係無くだ。


特に女はコイツに見惚れてる風に見て来る奴が多い。

素敵だとか、綺麗だとか、美人だとか言ってる奴の声が聞こえて来てる。うん、見た目だけは本当に良いからなこのポンコツ。


「なぁ悠莉、昼ご飯食べたら次は靴を買いに行こうと思っておったが、やっぱ服を買いに行きたいんじゃが?」


「良いんじゃね。どっち道買わなきゃいけないし、順番は決めなくても良いんだし」


「今着ておる服は取り敢えずで買ったが、何軒か服を見て、その上で合う靴を買いたい」


「ん、分かった」


コレって今日中に買い物が終わらないと言うより、明日どころか明後日まで掛かっちゃうパターンだなこりゃ。別に良いんだけど。


「今にして思えば、ここに来る前寄った店でもう少し買っても良かったかも知れぬ。最初の店は取り敢えずのつもりじゃったが、本当はもう少し店内を見て回りたかったが……」


「また今度行ったら良いだろ。ここは服屋なんて数えきれない位にあるんだから、気に入る服を扱ってる店も幾らでもあるよ」


「まぁそうじゃの。しかし愛愛に来たのも久々じゃな、確か年明け位に来たのが最後か?」


そうだな年明けに来たのが最後だな。だってお前は基本的に引きこもってるから、外にあんま出ないんだから。


ん? 誰だよお似合いの二人って言った奴は?

悪い気はしないが、コイツだもんなぁ……。

中身がなぁ……。見た目は良いけど、中身が伴っていないからなぁ……。


「どうした悠莉、妾の顔を見て?」


「ん? その服、お前に良く似合ってると思ってな。取り敢えずで選んだ割には、良く似合ってるなぁって思ったんだよ」


「珍しいのう、お前が素直に褒めるとは。じゃが嬉しいわ、ありがとう悠莉」


俺は何時も素直だぞ。お前が普段の行いが悪いから、だから素直に言ってるだけだけど?

しかしコイツってチョロいよな、ちょっと褒めたら嬉しそうに喜んでやがる。うん、素直ではあるんだよな。根が素直と言うか、だから欲望にも素直だし。


「ん。うわっ、エレベーター待ちがあるぞ、エスカレーターで行く?」


「回転寿司は三十二階じゃろ? 待ってもエエからエレベーターで行こう」


「このビルってデカイし階層あり過ぎだよ」


地上六十八階、地下十二階の高さがあり、ビルの広さは東京ドームより少し大きい位ある。

しかも建物の敷地の横には巨大地下駐車場もあるし、日本一は伊達ではないか。


その地下駐車場の上にもこの愛愛関連のビルがあるけど、そこのビルもアホみたいに高いんだよね。

この敷地をどうやって確保したんだって話だが、確保した流れの歴史の話を聞いた時は、スケールがデカ過ぎて現実味が無かったっけ?


「悠莉、エレベーター乗れそうじゃぞ」


「おう来たか、あー ぎゅうぎゅう詰めで乗らないといけないのか」


「仕方あるまい、ホレ行くぞ」


エレベーター自体もそこそこ大きいし、しかも他にもアホ程乗り場はあるんだけどなぁ。エレベーターの乗り場もそこら中にあるのに。

今日ここ混みすぎじゃないか? 皆レストラン街に行くみたいだけど、昼はとっくに過ぎてるのに何でだろ?


「あーもう。アレクシアこっち来い」


「うぉい、いきなりどうしたんじゃ?」


「いや、このままだとお前押し潰されるぞ。ホラ、俺が腕でガードしとくから」


「おい、近いぞ。お前それ両手壁ドンしてるみたいになっておるではないか」


「何だよ両手壁ドンって? 仕方ないだろ、これだけ混み混みだと、お前の持ってる荷物も潰されるが、良いのか?」


「それはそうじゃが……、な、何か恥ずかしいでは、ないか……」


何照れてんだよコイツ? 何時もの事なのに今更だと思うんだけど? あー、そうか。コイツ今までちんちくりんだったから、顔がこんなに近くになる事が無かったのか。

あとは顔だけで無く、身体もこんなに近くにならなかったからかな? それにしても今更だろうが。何か俺まで恥ずかしくなって来たじゃないか。


「「・・・」」


くっ、沈黙が痛い。顔がまともに見られない。

さっさと到着しろよ。ん?

また人が乗って来やがった、おい! ブザーが鳴ってる。もう乗れねーよ。


エレベーターはほぼ女しか乗っていないが、男も僅かには乗ってる。

コイツも知らん男に密着されたら嫌だろうと思ってガードしたけど、今コイツはちんちくりんでは無く、元の姿に戻ってるから必要無いか? いや、そんな事無いか。


どれだけ押され様が俺はびくともしないけど、コイツ身長が元に戻って、それで顔が俺の高さになってるのがある意味問題だな。

何でミュール履いてる? そしてお前は何で無駄に背が高い?


俺の身長が180㎝で、コイツが176㎝だから丁度顔が真ん前にあるんですが……。気まずいんですけど。

何か喋れよな。いや、無理だな、コイツに期待するのは。仕方ない。


「おいアレクシア、大丈夫か?」


「大丈夫じゃ。悠莉は大丈夫か? 押されて苦しいのではないか?」


「お前、俺がそんな柔な鍛え方してると思ってんのか? それ以前の問題として、俺はこれでも元アレ(勇者)だぞ。それにぎゅうぎゅうだけど、押し潰される程じゃないしな」


「そうか、そうじゃな」


しまった。会話をしたせいで、顔がより近くなったじゃないか。おい誰だ? あの二人キスするんじゃない? って抜かした奴は? する訳ねーだろ、アホか。


チッ……。彼女を守って素敵? ありがとよ、でもコイツは彼女じゃありません。

あの二人雰囲気ある? 意味が分からん、具体的に言え、主語がないと話が通じないぞ。好き勝手言いやがって。


まだか? 早く着けよ。コイツの胸に当たらない様にしてるが、確保出来る範囲のスペースは狭いんだぞ。

俺はこの程度の圧力ならびくともしないけど、身体が密着気味だから気まずい。

コイツとくっついていないけど気まずいんだよ、早く着け。

おい、だからお前は照れるなってば。

俺まで恥ずかしくなるだろうが。


「「・・・」」


何か言わなければ。だけど会話を交わしたら顔が近付く。どうしたら良い? ジリ貧なのか?


「あー…… 悠莉、到着したぞ」


「やっとかよ、何か疲れた。コレ気疲れだな……」


しかしやけに時間が掛かった気がするんだけど?

なーんかエレベーターが上がる速度が遅かったよな、気のせいか? ん?


「・・・」


はぁ? 何じゃこりゃ?

展望エレベーター? 普通のエレベーターより緩やかに上昇、下降します? 景色を見るのに最適なエレベーターです、って……。


おい! ここに前に来た時はこんなの無かったぞ。

あー、それでか、あんなにあのエレベーターが混んでたのは。

おいおい、たまたま来たのが展望用のやつで、混んでたのにそれに乗ったって事か。

全体的に待ちが合って混んでたけど、あのエレベーターが微妙に混みが、待ちが激しかったのはそれが理由か?


景色なんか見て無いよ、見る暇なんか無かったよ。

もう! 無駄に気疲れしただけか。

美しい景色? 気まずかっただけだよ。


「あー…… 悠莉、荷物潰れなかったわ、ありがとう」


「ああ、荷物が無事で良かったよ。うん……」


いかん、何か気まずい。

コイツがちんちくりんだった時は、こんな事は無かったのに。

こんな事があると、元に戻るのも考え物だな。


「あー……。所で、昼飯回転寿司で良かったのか? 回らない寿司屋もあるのに」


「うん。たまにはな。ホレ、最近回転寿司に来て無かったであろう」


「そうだな」


「「・・・」」


あーもう。さっきのエレベーターの件で微妙な空気になってるじゃないか。

お互い良い歳して何を照れてるんだ? 俺とコイツはそんなんじゃ無いだろ? 大体もう一年以上一緒に居て、さっきよりくっついてた事もあったのに、それなのに変に意識しやがって。

コイツ中身はアレなくせして、純情と言うか乙女みたいな部分があるんだよなぁ。


「悠莉、あそこじゃ。待ちも無いみたいじゃぞ」


「中は混んでるかも知れないが、待ちが無いなら座れそうだな。アレクシア、早く入ろう腹減った」


~~~


さて、多少混んでるが即座れたけど、座れたけど。

うん、さっきのエレベーターでのせいでまだ微妙に気まずい。とりあえず空気を変えなきゃ。


「アレクシア、注文するけど何食べる?」


「そ、そうじゃな、エビとエビマヨ軍艦とサーモンにしようかの」


「おっ、良いな、俺も同じのにしよう。後は?」


「茶碗蒸しとマグロ三品盛り、それと生ビールがエエな」


「良いね~ 俺も……。ってお前! 俺運転しなきゃいけないから飲めないんだぞ。お前良い御身分だな? 人に運転させて自分は飲むのか? なぁ? 真っ昼間から飲むのか? 本当、良い御身分だよな」


「はぁ~? 別にエエじゃろ。好きに注文せいと言ったのはお前じゃぞ」


「言ったけど、言ったけど。俺は飲めないんだぞ、お前だけ飲むのか? なぁ?」


「一杯位エエじゃろ?」


コイツ……。俺は運転しなきゃいけないから飲めないのに、それなのに自分だけ飲むとか何ふざけてんだ? そんなの許される訳無いだろ。


「アレクシアさん、お戯れはおやめ下さい。コーラでも飲んでおけば良いんじゃないですかね?」


「はぁ~? 寿司を食べに来てコーラ? 妾は子供ではないぞ、何でコーラじゃ? ビールの一杯位別に良いじゃろ。何もしこたま飲ませろと言ってはおらぬぞ」


「お前普段そんなに飲んだりしないのに、何で今日に限ってビール飲むんだよ?」


「今日は何か暑いし、そんな気分の時もあるじゃろ? エエではないかたまには」


「お前ふざけんな。一人だけ飲むなぞ許されざる大罪だぞ、この極悪人が!」


俺だって飲みたいわい、でも運転するから飲めないんだぞ。確かに今日は暑い。蒸し暑さがある。

ビール? 一杯だけでも良いから飲みたい。だけど飲む訳にはいかない。だって運転するから。


このあんぽんたん、何て奴だ、信じられん。

元の姿に戻っても、中身は全く一緒だって、コレを見たら良く分かるよ。


「誰が極悪人じゃ、誰が。生ビールを一杯だけじゃ。そんなに飲みたかったらノンアルコールビールでも飲んでおけ」


「ふざけんなよお前。ノンアルコールビール? 不味くは無いけど、目の前で本物のビールを飲まれて、ノンアルコールビールが美味しく飲めると思ってんの? それならお前もノンアルコールにしろ」


「はぁ~~~? 妾は運転しないのに、何でノンアルコールビールを飲まねばならん? 確かにアレも不味くは無いが、飲めるならアルコール入りのを飲む」


このワガママクソ金髪ロリが! いや、今はロリじゃ無いか。

ワガママクソ金髪おっぱいめ、ふざけた事を抜かしやがって。このあんぽんたんめが、ブラのホックを外してやろうか?


「ダメです。人に運転させといて一人だけ飲むのは七つの大罪の一つです、それは許されざる大罪なのです。キミの行為は例え神が許してもこの僕が許しません」


「はぁ~~~? ふざけるでない。なら妾は、例え神が許さずとも妾が許す。よって妾は飲む」


この女…… 神に反逆するつもりか? この背教者めが。そんなの俺が決して許さん。


「おいコラ無駄乳」


「だっ、誰が無駄乳じゃ?」


「お前だよお前。自分一人だけ、真っ昼間から酒かっ食らいやがって。働きもせず飲む酒はさぞかし格別な味なんだろうな」


「バカめ! かっ食らうとは、勢い良くだとか、威勢良く飲み食いするって意味じゃ。使い方が間違っておるわ。妾は一杯だけ、ほんの一杯だけしか飲むつもりは無いわ。それと働いておらぬのはお前もじゃろ?」


バカめ、語るに落ちるとはコイツの事だな。いや、意味が違ったか? まぁ良い、この欲望の赴くままに生きるダメ女に、きっちり分からせてやろうではないかね。

それにしても……、コイツは無駄に言葉の意味を理解してやがる。


「俺はちゃんと働いてますぅ~。株の運用や資産投資に運用に、マンション経営やアパート経営や貸し駐車場、それと貸ビル経営やなんかの仕事をしていますからぁ~。キミと一緒にしないで下さ~い」


「お前の言っておるのは殆んど人任せではないか」


「そうですが何か?」


手数料を払ってもその方が楽だし、プロに任せた方が安心確実。であるならば何の問題も無い。素人がやってもろくな事は無い。


それに株の売買は、自分で考えて自らやってる。

うん、ちゃんと働いてるね。キミと一緒にして欲しくない。


「資産運用~? お前その内大損するぞ」


「大丈夫ですぅ~~~。ローリスクローリターンの安全確実に運用していまーすっ。それに資産運用で万が一大損コイても、まだまだ資産はありますからぁ。ちなみに俺が万が一無一文になったら、お前も今の生活は出来ないからな」


バカめ、俺が持ち金の全てを、投資に突っ込んでいるとでも思ってんのか。そんな訳が無い。

キッチリ分散してるし、資産運用は俺の持ち金の一部でしかない。


当たり前だ、もし何かあったら一文無しになってしまうじゃないか。

俺が得た金は異世界でクソみたいな目に合って、やりたくも無い事を散々やらされて得た貴重な金だぞ。


大体だな、召還されたのだって俺の意思は一切無視して、強制拉致されたんだぞ。

十年だ、十年。その間命を懸けて戦い、何とか生き抜いたんだ。

あのアホ共めに誘拐なんて生易しい物で無く、強制拉致だからな。それで得た貴重な金を博打みたいに使う訳が無い。


例えリターンが少なくなろうとも、安心安全確実に利益を得る方が良い。それでも十分儲かるんだからな。


「くっ……」


「何がくっ、だよ? 俺は将来の事も考えて行動してるし、日がな一日好き勝手に、本能の赴くまま生きてる訳じゃ無い。七つの大罪の殆んどを犯してるお前とは違うんだよ、お前とは」


「・・・」


やっと分かりおったか、この愚か者めが。

お前はおっぱいを揺らしていれば、全てが許されるとでも思ってるのかな? これだから無駄乳は……。


大体だな、この俺に口で勝てるとでも思ってるのか? 思ってるんだろうなぁ……。恐ろしい奴だよ。


「分かったか? 今日は大人しくソフトドリンクでも飲んでろ、な。それよりさっさと注文を確定させてしまおう」


「・・・」


「何だ? お前追加注文か? あんま頼み過ぎたらテーブルがごちゃごちゃになるぞ」


しかし回転寿司も久々だな。前に来たのって春位だったっけ? たまーに回転寿司って食べたくなっちゃうんだよな。

回らない寿司も美味いが、回転寿司もこれはこれで美味いんだ。よし、ハンバーグ軍艦とエビフライ握り頼んじゃおうかな。ん?


「おいアレクシア、お前何してる?」


「・・・」


「おい! お前は何でアルコールのメニュー欄を開いている?」


「・・・」


「おいコラ、お前しれーっと注文しようとするな。おい、お前はなにしまったって顔をしてる? もうバレてんだからタッチパネルから手を離せ」


「やかましいわ、もう操作してるから遅いわ」


何が遅いわだよ? 今直ぐやめれば十分間に合うわ。このアホ、しれーっと。


「おいやめろ。お前…… ん?」


あれ? 画面が薄暗いな、何でだろ? まさかコイツ壊したりしてないよな。いや、画面を一生懸命押してるが、一切反応していないぞ。えっ? コイツ壊したの?


「くっ、何でじゃ?」


「おいやめろ、お前壊すなよ、何してくれちゃってんだよ?」


「壊しておらんわ。何かこの画面だけ反応せんのじゃ。何でなんじゃ?」


画面が反応しない? それはお前が壊したからだろ。えっ? 何してくれてんだコイツ……。

でもおかしいな、画面の上の方は光ってるぞ。

ページ移動の為の矢印は、生きてるっぽいのは気のせいかな?


「アレクシア、指を画面から離せ」


画面の上の矢印を押してと……。ん~? ページ移動出来るじゃないか。さっきの画面への移動も出来るぞ。で、また違う画面にも移動出来るな。ん~?


「おい、ちっさく午後17時までは、アルコールの提供は行っていませんって書いてあるぞ」


「あっ、本当じゃ。あー! 寿司を取る所にも書いてあるではないか。えっ? じゃあ飲めぬのか?」


うーん、小さいね。何でもっと分かりやすく、大きな文字で書かないのかな? こんなの注意しないと分からないぞ。

アレクシア君、キミのその絶望に染まった顔、何と言うか…… 凄く良いねー。


バチが当たったんだね。自分だけ飲もうとするからだよ。正義は勝つ、うん、その通りだよ。

大罪を犯そうとするからバチが当たったんだね。

あー 寿司が美味くなりそうだよアレクシア君。


「おい、お前は何で笑っておる。何故そんなに嬉しそうなんじゃ?」


「楽しいからに決まってるだろ。今日の昼飯は美味い飯になりそうだ。なぁアレクシア」


「妾ちっとも楽しく無いわ。何故じゃ? 何故妾のささやかな望みすら叶わぬのじゃ?」


キミの日頃の行いが悪いからです。

アレクシア君、お茶でも飲んで落ち着きたまえ。

無料だから思う存分飲むと良い。


「生ビール~」


日頃の行いって本当に大事だね。

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