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001.プロローグ 口伝03 ──勇者大戦──

遠い昔、世界が存亡の危機に陥ったとき、6人の勇者が現れました。

赤の国・青の国・黄の国・緑の国・白の国・黒の国。

各国に現れた6人の勇者は、国のために、人を救うためにとその力を振るいました。しかし勇者の力は強大で、その力で人を救うほど、何者かのために振るうほど、国々はその力に畏怖(いふ)することになりました。


その結果、国同士はその思惑を探り合い、騙し合い、裏切り合い、遂には国同士での戦争にまで発展してしまいます。

老獪(ろうかい)な者たちに言葉巧みに言いくるめられた勇者たちもまたその戦いに名乗りを上げ、後に『勇者大戦』と呼ばれるこの戦争は、世界を救うはずの勇者同士が争い合うという地獄絵図となってしまったのです。


この苛烈(かれつ)極まる争いは、各国が消耗しきることによる自然消滅まで止まることはありませんでした。

この大戦によって多くの命が潰え、鬱蒼(うっそう)とした森は灰燼(かいじん)に帰し、広大な海は蒸発し、連なる山嶺(さんれい)は消失しました。

世界は荒れ果て、ただでは()えぬ傷を負ってしまいました。


さらにこの大戦以後、世界には魔獣と呼ばれる存在が湧き出るようになり、すべての命あるものに対し牙を()き始めます。


大戦は世界の在り方にまで傷を残したのです。


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