表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/90

閑話。裏話その3

 今回の裏話は、本来は本編の中で、1話その話を作り、組み込みたかったのだが、泣く泣くカットした部分の話になります。


 本編で書こうか本当に迷いました。しかし、きっと、多分、書いちゃうと歯止めが効かなくなり、次から次に書いちゃいそうだったので、諦めました。


 タイトルに【風俗店】って書いてあるのに【キャバクラ】の話に変わっちゃいそうで、まぁ……キャバクラも風俗なんですが…… 


 そうそう、みなさん知ってましたか?

キャバクラって営業する為に必要な許可証は、普通の飲食店(居酒屋なんかも含む)等が取る【飲食店許可証】じゃ営業は出来ないんです。キャバクラを営業するには、ファションヘルスなんかと同じ【風俗営業許可証】が必要なんです。


 読者の中に居る若い女性なんかは、勘違いしてたりしませんか?

キャバクラは、ヘルスとかと違って、お酒飲んでる人に接客するだけだから、風俗じゃ無いし。なんて言う風に。


 残念! キャバクラは立派な【風俗】です。キャバ嬢=風俗嬢です。覚えておいて、安易な気持ちでキャバクラのバイト募集に、応募しないようにしましょうね。


 さて、どうでもいい話は、このぐらいにして、本来の話に戻りましょうか。


 本編に組み込みたかったのに泣く泣く諦めた事その1

【アフター】

アフターとは、キャバクラ業界で使われる、専門用語の1つになります。意味は【お店での仕事の後に、お客さんと一緒に遊びに行く事です】まぁ、ちょっとしたデートってかんじですか。


 お酒を飲みに行ってみたり、食事に行ってみたり、行くところは、キャバ嬢とお客さんにお任せします。

このアフターって言うヤツは、お客さんにとって1つの目標でもあります。お店で働いてる以外の時間に、大好きなキャバ嬢とデートする。と言うのを、キャバクラに行くお客さんの80%ぐらいの人が、目標に掲げていると思われます。


 因みに、キャバ嬢にとっても、お客さんを繋ぎ止めておくのに、非常に有効な手段にもなります。

お客さんに【貴方とは、お店以外でも会いたいって思ってるんですよ】そうお客さんに思わせる事が出来るからです。


 一見、お客さんを繋ぎ止めておくのに便利そうに見えますが、そこには当然のように、危ない面もあります。

アフターに行くのに、特にお店の許可も要らなければ、お店に伝える必要も無い事から、キャバ嬢とお客さんしか、二人で会っている事を知らないと言う事になるからです。


 力付くで。お酒や食事に何か入れられ。仲間が出てきたり。と危険が無い訳ではありません。

だから、キャバクラで働いた時は、指名欲しさに安易にアフターに行くのは止めておきましょう。何回も来てくれて、信用出来るお客さんとだけアフターには行ってくださいね。



 泣く泣く諦めた事その2

【同伴】

同伴と言うのは、まぁ簡単に言えば、アフターの逆です。

お店に出勤する前に、お客さんと会い、デートなんかを楽しむ事です。そして、同伴特有のルールとして、同伴したお客さんは、必ずデートの後に、一緒に店に行かなければいけないってルールがあります。


 出勤する前にデートだけして【さようなら】って訳には行かないのです。必ず店に行き、1セットでもいいから、同伴したキャバ嬢を本指名して店にお客さんとして入る必要があるんです。


 更に、同伴には【同伴料】と言う物が存在して、同伴する為に、別途料金が必要になるんです。同伴料+本指名料+セット代金。これだけの費用を掛けて初めて同伴が可能となります(お店により同伴料の中に最初の本指名が含まれているお店もあります)。


 一見デメリットばかりに見えますが、ちゃんとメリットもあります。同伴するとキャバ嬢に、同伴バックと言うキャッシュバックが発生します。キャバ嬢は自分の売り上げが増えるので、と~~~ってもデート中楽しそうにしてくれます。そして、キャバ嬢の好感度も爆発的に上がります。


 同伴は、キャバ嬢の安全と言う点からもアフターより優れて居ます。同伴は、お店にもよりますが、自分の本来店に入る時間よりも1~2時間遅く店に入る事が可能になる為に、必ず店に事前に【今日は同伴します】と連絡を入れないとダメだからです。


 先に店に連絡を入れておく事で、キャバ嬢とお客さんしか知らないと言う状況から、キャバ嬢とお客さんとお店が知っている。と言う状況に変わるからです。


 余談ですが、作者は、現役の頃に『アフター行くなら同伴しろ、危なくないから』そうキャバ嬢にいつも言ってました。


 泣く泣く諦めた事その3

【罰金制度】

キャバクラには、ほとんどの店に、罰金制度と言う物が存在します(無い店もたま~にあります)。

これは、店側が最初に設けた、罰金が発生する規則を、キャバ嬢が破ると、有無を言わさず課せられます。


 作者が働いていたキャバクラを参考に罰金の種類と罰金の金額を発表してみたいと思います。


・遅刻罰金

自分が決めた時間に店に居ないときに発生します。

罰金額は、最初の1時間までは、3,000円。以降10分単位で3,000円。まぁ……5分10分ぐらいなら、ちゃんと理由を言って素直に謝れば、罰金を取られる事は、ほぼ無いでしょう。


・当欠(当日欠勤)罰金

当日に、仕事を休んだ時に発生します。

但し、家族親類の不幸。病気の場合には、罰金は課せられません。

不幸があった場合、証拠となる写真。病気の場合は診断書が必ず必要になります。無かったら不幸や病気でも罰金が課せられます。

罰金額は。5,000円


・無欠(無断欠勤)罰金

連絡も何も無く欠勤した場合に課せられます。

言い訳も何も関係ありません。

罰金額は。30,000円

もう、連絡して当欠罰金を払った方がマシなレベルですね。

キャバクラで働いた時に、休みたい時は必ず連絡をしましょう。


・強卓(強制1卓客を呼べ)罰金

強卓の日と言うのが、月に1日程度、決められていて、その日に1人も本指名のお客さんが来なかった時に課せられます。

罰金額は。ランクによって変わってました。1,000円~10,000円と。入ったばかり、ヘルプ要員に強卓は、無理と言う理由から、非常に安い罰金になってました。無しでもいいぐらいだが、不公平感緩和の為に1,000円。


 とまぁ……こんな感じの事も、本編で書きたかったのですが、書けませんでした。


 では、今回の裏話は、この辺で。

引き続き本編を、お楽しみ下さい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【風俗嬢と呼ばれて……】堕ちたJDの末路
こちらもよろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ