いつもの会話 【次男編】
次男とのいつもの会話の一部です。
「よ~! よ~!」
(訳:本持ってきたから読め!)
「あぁ、お気に入りの新幹線の絵本ね。はいはい、こっちおいで」
胡坐を掻いて次男のその上に呼ぶ私。
で、次男はそれを華麗にスルーして横に座る。
「……パパの膝の上は嫌なんですか?」
「パパ、よ~!」
(訳:おいオヤジ、四の五の言わずに読めや!)
コレでもかってくらいに絵本の表紙をバシンバシン叩きまくる。
「はいはいわかったよ、じゃあ読もうかね! いろんな意味でパパは楽しいよ! じゃあこれは何かな?」
「しんかんせんっ!」
(訳:新幹線に決まってんだろ!)
「そうだね、新幹線だね。名前はハヤブサって言うんだよ」
「ハブサっ!」
(訳:ハヤブサね、オッケー!)
「そうだね、ハヤブサだね。ハ・ヤ・ブ・サね。はい、じゃあコレは?」
「しんかんせんっ! しんかんせんっ!!」
(訳:だから新幹線だって言ってんだろうが! 新幹線だって!!)
「そうだね、でもこっちのは赤いからコマチって言うんだよ」
「コマツっ、しんかんせん!」
(訳:コマチも新幹線に変わりわねぇんだろ!?だったら新幹線でいいだろ!)
「コマツだと建設機械の方になっちゃうからコマチね、コ・マ・チ。じゃあコレはなにかな?」
「しんかんせん、しんかんせん、しんかんせん、しんかんせん、し~んかんせんっ!!」
(訳:何度も何度もしつこすぎんぞ! 新幹線だって言ってんだろ新幹線だって!!)
「そうだね、これも新幹線だけど、黄色いからドクターイエローって言うんだよ。わかった?」
「うざっ……」
「えっ?」
「うざっ」
「え、あの、すみません……」
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あの時確かに「うざっ」って言ってた。
聞き間違いではないはず。
でもその後何度か同じことをしていても「うざっ」とは言われなかった。
いったいあれは何だったのか。
一つ言えるのは、子どもからの言葉って結構痛いんだなぁと思ったってことです。
皆さんも口から言葉を発するときは気を付けましょうね。
グスン……