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いつもの会話 【次男編】

 次男とのいつもの会話の一部です。






「よ~! よ~!」

(訳:本持ってきたから読め!)


「あぁ、お気に入りの新幹線の絵本ね。はいはい、こっちおいで」


 胡坐を掻いて次男のその上に呼ぶ私。

 で、次男はそれを華麗にスルーして横に座る。


「……パパの膝の上は嫌なんですか?」


「パパ、よ~!」

(訳:おいオヤジ、四の五の言わずに読めや!)


 コレでもかってくらいに絵本の表紙をバシンバシン叩きまくる。


「はいはいわかったよ、じゃあ読もうかね! いろんな意味でパパは楽しいよ! じゃあこれは何かな?」


「しんかんせんっ!」

(訳:新幹線に決まってんだろ!)


「そうだね、新幹線だね。名前はハヤブサって言うんだよ」


「ハブサっ!」

(訳:ハヤブサね、オッケー!)


「そうだね、ハヤブサだね。ハ・ヤ・ブ・サね。はい、じゃあコレは?」


「しんかんせんっ! しんかんせんっ!!」

(訳:だから新幹線だって言ってんだろうが! 新幹線だって!!)


「そうだね、でもこっちのは赤いからコマチって言うんだよ」


「コマツっ、しんかんせん!」

(訳:コマチも新幹線に変わりわねぇんだろ!?だったら新幹線でいいだろ!)


「コマツだと建設機械の方になっちゃうからコマチね、コ・マ・チ。じゃあコレはなにかな?」


「しんかんせん、しんかんせん、しんかんせん、しんかんせん、し~んかんせんっ!!」

(訳:何度も何度もしつこすぎんぞ! 新幹線だって言ってんだろ新幹線だって!!)


「そうだね、これも新幹線だけど、黄色いからドクターイエローって言うんだよ。わかった?」


「うざっ……」


「えっ?」


「うざっ」


「え、あの、すみません……」







 **********



 あの時確かに「うざっ」って言ってた。

 聞き間違いではないはず。


 でもその後何度か同じことをしていても「うざっ」とは言われなかった。

 いったいあれは何だったのか。


 一つ言えるのは、子どもからの言葉って結構痛いんだなぁと思ったってことです。


 皆さんも口から言葉を発するときは気を付けましょうね。


 グスン……

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