仮面少女と笑えない道化師―設定資料集―
この物語の舞台や、世界観などを知っていただければと思い投稿させていただきました。
物語とは直接かかわらない部分の設定も書いてあります。
関係ないまでも、『仮面少女と笑えない道化師』を読む中で頭の片隅に置いておいていただければなと思います。
―舞台―
・商業都市『メルセイス』
七つの地区から構成される中規模の商業都市。
東地区と南地区は個人経営の商店や飲食店が大通りに建ち並び、地区の大半は居住区となっている。中でも、南地区の中央地区に近い場所は富豪や、資産家などの富裕層の居住区となっている。役所や会議所、集会所も南地区にある。
西地区には多くの娯楽施設が存在し、市民や商人たちの息抜きの場となっている。
中央地区には、大規模な商業ギルドや職人ギルドがいくつも点在し、街の商業の核となっている。
北地区は、職人たちの職場となっている。
聖教地区には教会や、聖堂、孤児院などの施設がある。
学院地区には多くの学園が建設されている地区、商業都市である為か経済関係や商業関係のことを教える学園が多い。
この都市の産業は主に蒸留酒や、毛皮、綿の加工で、生産されたものは品質が良く、他の都市で高く取引されている。
―通貨―
・大陸で流通する通貨。一般市民が目にするのは主にヴォロス小金貨までである。
1ヴォロス銅貨(=¥10)
1ヴォロス銀貨=100ヴォロス銅貨(=¥1,000)
1ヴォロス小金貨=100ヴォロス銀貨(=¥100,000)
1ヴォロス金貨=100ヴォロス小金貨(=¥10,000,000)
1ヴォロス大金貨=100ヴォロス金貨(=¥1,000,000,000)
―単位―
・重さ(質量)
1ガリオス(=10グラム)
1ケイガリオス(=100ガリオス)
・高さ
1ムール(=50センチ)
1ケイムール(=10ムール)
・距離
1ウォルト(=50メートル)
1ケイウォルト(=10ウォルト)
・広さ(大きさ)
1セライム(=10平方メートル)
1ケイセライム(=10セライム)
―宗教―
デウルゴス教。大陸全土で統一された一神教で『破壊』と『創造』という二つを持つ『デウルゴス』が崇められている。絵画や書物の挿絵に描かれる際は男性と女性の二つの顔で書き表される。また、書物によっては男性と女性という別々の姿で描かれることがあることから学説では一神ではなく、双神だったのではないかという説も出ている。
『天空に現れたデウルゴスは、暗く思い雲から幾千の稲光を大地に落とした。大地は紅蓮の炎に焼き尽くされ、全ては灰になった。
次に高波が大地を襲い、灰は全て波に呑まれた。
大地に一筋の光が差した。
光は瞬く間に緑を生み出し、大地を包み込んだ』――――【デウルゴス神書・第一章第五節より】