博士と助手と大発明 好悪憎悪 作者: 風木守人 掲載日:2012/06/09 「ほれ薬を作った」 「はい?」 突拍子もない博士の一言に助手は間の抜けた声で答えた。 「飲ませれば意中の相手と相思相愛間違いなし」 「……何かあったんですか?」 「うちの娘が失恋……いや何でもない」 「大体理解しました」 「それはそうとこの薬、飲んだ後に見た相手を見境なく好きになるのだが……」 「色々と収拾がつきませんよそれ!?」 博士は意地の悪い笑みを浮かべて、 「これを飲ませれば、娘もあの男に愛想を尽かすだろう」