第18話ユースティティアは真理
私達には今何ができるのかマリヤ達は考えていた
一番の目的はスターライトに一矢報いること
そのためにはもう少し武器が必要だ
後ひとついや後一人
マリヤは脳にインプットされた兄弟達のデータを眺めてブラウジングする
スターライトには夢があったそれは世界平和だ
彼の兄は戦争で一人の兵士として亡くなった
どの国もEレーザーによる泥試合、人を送り込んで戦わせるだけの無駄な争い
血は流れ資源の消費を加速させるだけの争い
それを終わらせるために彼は国のトップに成り上がった
そんな中ラドュガという存在が現れた
熊であるのにも関わらず人語を操り人を越える頭脳を持つ彼女はその立場を利用して次々に人を含む生物実験を行った
卓越した医療技術、強靭な装備、最強の生物
それを見つけた各国の者達はその技術を買おうと経済戦争が行った
それは経済戦争から領土侵攻に変わりまたもや新たな戦争が生まれた
たった一匹の力で変わる世界
それに危機を覚えたスターライトは情報操作によってラドュガを殺すための口実をつくった
"ラドュガは人類を破壊するウイルスを造っている"
その情報が広がるや否やテレビ、ラジオ、新聞によって世界はみるみるラドュガに対して敵意を向けた
ラドュガ副産物によって生まれた獣人や人魚なんかの生物は生まれたくて生まれたわけではないのに生まれたことを否定され
それらの生物の殺戮が始まった
そして現在ではそれらの生物は皆死んだと思われていた
しかし手斧と戦ったマリヤ、クロウは確実にラドュガの子供
サメ人間による人的被害の噂もだ
それよりはカネアシの連絡がつかない裏切ったな
スターライトは次の一手を仕掛ける
カネアシはかつて愛した少女を前に目が点になるがすぐさま彼女を抱擁する
少女は状況を掴めないようだが彼の様子を見てカネアシの肩に手を添える
「カネアシだいじょうぶ?」
カネアシは彼女の胸で涙を流す
「やっと……ッやっと会えたッ」
少女は抉れたはずの横腹に手を当てて彼を見る
綺麗な横腹をみてカネアシは歯を食い縛る
彼女はカネアシの頭をさすり
「助けてくれたんだね」
二人はもう一度強く抱き合った




