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第16話お話の日常回はあればあるだけ良い作品

クロウはマリヤにカネアシのことを伝えるか悩んでいた


アワフキが死んだことに加えて古い知り合いが敵だなんて彼女のメンタルがどうなるかわからない


とりあえずマリヤがこれ以上メンタルを削るのは良くないだろう


一週間後、一週間後には必ず言おう

エマとクロウは台所に立ち朝ごはんを作っていた


エマがジャガイモと人参を潰しマッシュポテトを


クロウがレタスとハム、トマトスライス、チーズ、マヨネーズでサンドイッチを作っていた


彼はエマが潰したマッシュポテトに塩コショウとヨーグルト、バターを加える


完成したところでクロウはマリヤを呼びに行った


「マリヤさん朝ごはんですよ」


クロウはドアを数回ノックしてからドアを開ける


マリヤはクロウの顔を見ると泣きそうな顔をしてクロウに抱きつく


その意味が何であれ彼は彼女を受け入れた


友人の死去、自分の行いへの反省


何度も自分を責めたのだろう


二回目以降の反省は自傷行為に変わりないというのに


マリヤとクロウは十数秒ハグをした後、リビングのテーブルに座った


エマは昨日のマリヤと今日のマリヤを見比べそのギャップになんともいえない気持ちになっていた


昨日の気迫や禍々しいオーラが消えている


エマはムズムズする気持ちを抑えるため口を開く


「アワフキさんのことごめんなさい」


マリヤは一瞬考えてから


「いや、こっちこそホントごめんね。結果的にはアワフキの意思だったしサメちゃんは悪くないよ」


私達はクロウが配膳してくれたご飯を食べ始める


サンドイッチとマッシュポテト


ドリンクはオレンジジュース


「そのマッシュポテトはエマがつくったんですよ」


「そうだったの!美味しいからクロウがつくったのかと。すごいねサメちゃん」


エマはエヘヘと照れた


この景色はまるで親子のようだった


そしてこの事がきっかけでエマをはサンドイッチマスターとマッシュポテトマスターの称号を得るのはまた別の話




アワフキは戦死したことになっていた


しかし真実を知る者はリラ、クロウ、マリヤ、エマとカネアシの陣営だけだった


今日は休日、自室にてリラはアワフキの写真と共に窓際の椅子に座り


マリヤの友達エマが作ったというサンドイッチとマッシュポテトをお昼に食べようとしていた



カフェオレを片手に窓際に座る。それだけがなんて贅沢に感じられるんだ


それに加え市販品にも劣らない見た目のサンドイッチ………


ああ考えてなんていられない先ずはひとくち


上手い。


シンプル故に口内調理が難しいサンドイッチをここまで仕上げてくるか………


いや待てオリーブオイルの匂いだと!


それにトマトオンスライスチーズ。イタリアンサンドイッチとは


こりゃ一本とられたな


食べやすいレタスと他を邪魔しない程度のマヨネーズ


上手い。


次にマッシュポテトだ


甘い!?


予想外の味だ。ほのかに甘く、酸味がある


ヨーグルトか!


マッシュポテトに牛乳やバターを入れるのはよくあるがヨーグルト。灯台もと暗しだったな


これを考えたやつは天才か?


ん?待て待て待て待て待て


リラはマッシュポテトとサンドイッチを同時に口の中へ入れる


上手い過ぎる!?!?


なんだこれは?!


パンとヨーグルトか!


海外ではパンにヨーグルトかけて食べるというが


これじゃまるで食材達が互いに手を取り合っているようだ


オイル+マヨネーズ

ペースト食品+トマト

マッシュポテト+チーズ

ジャガイモ+パン


どれを取っても完璧な組み合わせだ


これを作ったエマというやつ。一度に会ってみたい



リラはアワフキのことを忘れかけていた

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