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第四話 書庫

鈍感系男子の村井くん。ようやく目覚めます。(笑)

「この書店の奥には書庫があってね。そこにはたくさんの妖怪を封じた本が置かれてるんだ。でも、本の中には妖怪の名前だけ書かれた白紙の本もあって、私はその本の中身を回収しているんだ。」


「つまり、妖怪を封印して回ってるんですか?」


「その通り。でも滅多に遠出はしないよ。妖怪が近くに現れると、この書店に勤務するその妖怪に適した人間の前にその妖怪を封じる本が現れるんだ。」


「本が現れる?」


「そう。ある程度妖怪を弱らせたり、その妖怪を封印する条件を達成すれば、この本の中に封印することができる。」


そう言いながら、唯はセンシャクを封印した古い本を見せてくれた。


「勤務してる人間ってどうやって本は判断するんですか?」


「いい質問だね。それをこれからしようか。ちょっと指先が痛いけど我慢してね。」


唯は針を燈の指先に当てて、その血のついた指を書店の鏡に押し付けさせた。すると、鏡は血を吸い込んで一瞬だけ赤く発光した。


「よし!これで登録完了!」


「え、これだけですか?」


「そうだよ?」


「…」


呆気に取られる燈を見て、唯が嬉しそうに微笑みかける。


「これからよろしくね。大神 燈くん」






「どうしたんだ?燈?怖い顔してるぞ」

書店からの帰り道、村井は妖気にあてられたせいで記憶を無くしていた。僕にとっては都合がいい。


「いや、なんでもない。」


帰り際に彼女は、明日僕に合った妖怪の祓い方を教えてくれると言っていた。もし明日までに僕の前に本が現れた場合はどうにかすると言っていたが、、、正直かなり不安だ。


「田中元気になっててよかったな!明日から学校来れるらしいし、明日カラオケでもいくか!」


「あ、ごめん明日はちょっと予定があるんだ」


「…まさか、お前!彼女ができたのか!!」


「そんなんじゃないよ。」


「許さんぞ!俺は断じて裏切りを許さん!」


村井の断末魔が夕焼けにこだました。


絵を描くのも好きです。特に色鉛筆を使って描くのが好きですね。24色以上あるとより楽しくなります♪

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