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《四章 騎士と元暗殺者》


 アデルのさっきの身のこなし、我が隊でもそうそういないぞ?それに、あいつの戦い方は戦いに慣れているものというよりも、むしろ命を奪うことに慣れている者のものだ。敵もあらかた倒し終わったので正直詳しく問いてみたいところではあるが、今はそんな余裕もない。


「おい、そっちは平気か」


 私が彼を観察していると、こちらの様子を心配し確かめに来てくれたようだ。


「今のところ問題はない。だが、ここからはそうはいかなそうだぞ?」


 私達の目の前には顔に傷のある男が一人立っていた。


「俺の仲間は殆どやられちまったみてェだな?」


 男は辺りを見回しながらそう呟く。たった一人、数に利がある私達のほうが一見有利なようにも考えられるこの状況だが、実際には違う。男の言葉にはどこか余裕が感じられた。


「投降するなら今のうちだ」


 そう言いながら私は剣を抜き、それを男に向ける。ルナの救助にルーグナー達を向かわせてはいるが、手こずらないとは限らない。あまり時間をここに割いてはいられない。戦わずしてこの場を収められるのであれば、それが一番いいのだが……


「そいつはこっちのセリフだぜェ?」


 男はそう言いながら服の内側に手を伸ばす。


「そうか、残念だ」


 交渉は決裂した。そうなればこの後の選択肢は一つしかない。


「ならば戦うしかな────」


 戦うことを決意した私の言葉を遮るように、離れたところで爆発音がする。そして、目にも止まらぬ速さで私めがけて銃弾が飛んできていた。男はまだ手が服の中だ。撃ったのはこいつではない。つまり────敵は複数いる。

 

 私はなんとか剣を構え直し、飛来する弾丸を全て切り落とした。


「反応されッたァ驚いた。まぁ、そこのそいつから(これ)については聞かされてるか」


 男は取り出した拳銃を眺めた後、アデルに視線をちらりと向けてそう口にする。いくら銃を知っているからとはいっても、高速で飛んでくる小さな物体を正確に捉えるのは不可能に近い。その限りなく不可能に近いことを目の前で見せられて、男が警戒しないわけがなかった。


 あの女、知っていると実際に反応できんのは全く違ェ。ありゃァ手ごわそうだ。それに、あっちのアデルも初弾を躱してきやがった。ボスの指令は敵を殺すこと。ルーグナー達に中に入られちまったが、こいつらは必ずここで殺す。


 ────男は持ち得るすべてを出し尽くす。


「【魔装 絶対なる執行人アブソリュート・エグゼクター】」


 男の言葉と同時に、持っていた拳銃が黒い煙に包まれる。そしてすぐに拳銃を覆うようにしていた煙が晴れると、それには所々に動く目がついており、なんとも禍々しいものに変化していた。


 拳銃の変化に一抹の不安は残っていたが、いち早く攻撃に移った。そして、男はそんな私に銃口を向け、引き金を引いた。私の頭に一直線に向かってくる弾丸、この体勢なら斬ることもできるが、ここまで近づいて大ぶりの一撃をするのは隙を晒しすぎる。まだこいつ以外にも最初に銃を狙ってきたやつがいるのだからと、ここは回避を選択する。


 ────そして突然、弾丸を避けた私の耳にアデルの大声が響いた。


「アリス!!!横だ!!斬れ!!!!」


 私は言葉の意味を考える事なく、瞬時に剣を横に振る。


 「はッ!?」


 するとそこには今避けたはずの弾丸があり、刃はそれを真っ二つにした。


 魔装についての知識があった私だが、ここまで特殊なのは初めて見た。単純に悪魔の力を身に宿して筋力増強だとか、悪魔の力を使うだとかした輩とは戦ったが、武器に悪魔の力を使った人は見たことがない。


 悪魔の力を借りることは多いものの、本来悪魔は人に自らの力を貸すことがない。だが、それを可能にしているのが契約であり、対価でもある。個体によって様々だが、悪魔の望むものを対価に力を借すが、その大半は悪魔に魂までも奪われてその肉体を器として利用されてしまう。


 つまり、悪魔との取引はほぼ不可能に近い。リスクを大きくすればそれは覆るが、それでも借りられる力には限度がある。その上限を超えたのが今の弾丸を動かした力だ。


「何を対価に、どんな力を得たんだ、お前は」


 答えてくれるとは思っていない。それでも私は男に聞く。このカラクリを少しでも解き明かすために情報は一つでも多いほうがいい。


「教える訳ァねェよなァ?」


「まぁ、そうだろうな」


 男の言葉で私の小さな期待は無に帰したが仕方ない。だが、最低限の情報は整理し終わった。まずこの男の能力はそこまで強力無比なものではない。現状、銃を媒介としていることから、『空間を繋ぐ』、もしくは『銃弾の軌道を変える』、『狙った場所に必ず銃弾が当たる』ぐらいが考えられる。だが、そのどれもが動かす物体が必須であり、無から突然攻撃してくることはないだろう。


「二対二だが、狙撃手が邪魔だな」


 いつの間にか隣に立っていたアデルは私にそう囁く。


 アデルの言うとおりだ。さっきから私がいつもどおり動けないのは、どこかにいる狙撃手の存在のせいだ。どのタイミングで、どの場所から、何発撃ってくるのか。それに意識を割いていて、この男にだけ意識が集中できない。この状態では勝ち目は正直薄い。だからこそ、この後のことを考えて無傷で乗り切るにはアデルの策に乗るのが適切だろう。

 

「アデル、向こうを頼めるか?」

 

「俺もそれを提案しようとしていたところだ」


 どうやらアデルも私と同意見だったらしい。


「任せたぞ」


 私はアデルにもう一人の敵を任せ、目の前の男に集中した。そしてアデルは私の横をすり抜ける最中、


「そっちもな」


 そう言って闇の中を走り去ってしまった。


 これでこの場には私とこの男だけ、一騎打ちの構図だ。


 何故だろうか。私はこの男に対して激しく戦おうという気持ちは湧いてこなかった。ルナを奪った組織の仲間、それも幹部級の男だということは理解しており、ルナを取り戻してやるという強い意志はある。だが、激流のような感情は一切心の中にはなく、その代わりにこの男と戦いたいという気持ちだけがあった。


「私はルガート王国騎士団、第三分隊隊長のアリス・フィーリアだ」


 そしてまた何故かはわからないが、私は剣を自分の正面で構えながらこの男に名乗りを上げた。本来このやり取りはしなければならないものではない。まして、今の騎士団でも模擬試験で形式的に行われているものだ。だがこの瞬間、この男に私はこれをしなければいけないという使命感に駆られた。


「名乗りかァ?なら、こっちもそれに則ってやんよ。ウロボロスのNO.2、インサニアだ」


 男の方、インサニアも私と同じように名乗りを上げた。


 これには意味はない。だが、私達にとってこの行為はとても必要のあるものだった。


「決闘の合図はいるか?」


「そんな柄じゃねえぜ?」


「そうか。なら行かせてもらう」


 私達のやり取りはすぐに終わった。そして、戦いの準備は整った。


 インサニアは私の体に狙いを定めて何度も引き金を引く。銃弾は一度に複数が射出されて、水のように広がりながら私めがけて飛んでくる。それを私は回避をしながら銃弾を視線で追うと、私が避けた方向に弾が曲がり、すぐさま軌道を変えて私に向けてまた飛んできた。


 あらかじめ攻撃を予測していたため、今度はそれを難なく弾き斬る。


 これでこいつの能力は空間操作や軌道を変えるようなものではなく、狙った位置に銃弾を飛ばす可能性が高まった。もしも能力が『空間操作』であれば弾の軌道をあんなふうに変える必要はない。また、私が避けた瞬間に起動を変えればいいのだから、『銃弾を操作』して一テンポ遅らす必要もない。つまり、自動的に残った『狙った場所に必ず銃弾が当たる』が可能性として一番高くなる。


 まだ仮説ではあるが、これを頭の片隅に置いておいて困ることはない。


 私は相手の能力に目星をつけたが、相手も私の能力に目星をつけていたようだ。弾幕を広げながらインサニアが言葉をかけてくる。


「お得意の炎は使わねェのか?」


「生憎、風が強くてねッ!もう少しで火が点くところなんだ」


 今度は避けることはせず、すぐさま銃弾(それ)を切り払いながら私は男と言葉を交わした。言葉通り、今私の魔法は準備段階。さっきの魔法はまだ術式冷却(クールタイム)中。後一分ほどで使えるが、他の魔法は近距離で使ってもインサニアに避けられてしまうだろう。やはり決め手は最速で放つことができる【炎の斬撃ファイアー・スラッシュ】だが、近距離でなければそれも避けられてしまう。チャンスは一度きりだ。


 ここまで戦闘は続いているが、インサニアは一向に距離を詰めさせてくれない。銃のリロードの隙を詰めている時がチャンスとアデルから聞いていたが、実際にはそんなことはなかった。インサニアは弾丸が尽きるその瞬間にはすでに予備のカートリッジを持っており、放たれた銃弾を私が撃ち落としている隙にリロードを完了させられてしまい、隙は一切なかった。


 こうなると距離は縮まらず、ただ体力が消耗させられる。向こうは引き金を引くだけだが、こちらは剣を振り回すことと相手の銃弾を正確に把握する必要があるため、常に神経がすり減らされる。このままでは勝利は厳しい。

 

  どうすれば近づける?こいつの銃弾を撃ち落としながらでは確実に距離が縮まらない。


 ────その時、遠く離れた位置で何度も銃声が聞こえた。


 私はその音がアデルが向かった先であることにすぐに気づいた。


 アデル(あいつ)も戦っているんだ。私が負けて、もしもこいつが向こうに行ったら二対一。流石に厳しい状況に立たされるだろう。そして、そうなればルーグナー達まで不利になる。そんなことはさせない。私は絶対にこいつをここで倒す。


 目の前の敵を倒す覚悟を抱いた私、そしてこの状況を打破するための作戦を思いついた。


 ────月が雲の影に隠れてアリス達の姿が少しずつ闇に同化し始めた。


 私は覚悟を決めた。立ち止まり、剣をさっきまでとは違って背中に背負うような形で構える。無防備な体、そしてこの状態では銃弾の雨は撃ち落とせない。


 インサニアはそんな私の姿を見て足を止めたが、これでは距離は縮まらないのは知っている。今私が動いたところでこいつはすぐに動き出すからだ。


 そんな考えを胸に抱きながら、アリスはただ目の前で対峙している男をじっと見つめていた。


 ────そして、不可解な行動を見せるアリスの真意をインサニアは内心測りかねてもいた。


「何だァ?もう降参かよ?」


 否、それは違う。この女はそんなやつじゃあない。何かを企んでやがる。だがいいだろう、そっちの策に乗っかってやんよ。そして、()が完膚なきまでに叩き潰してやる。


 男は口にした言葉とは真逆のことを考えていた。まだ会ってから数分だが、それでもインサニアはアリスの人間性について理解していた。強い正義感をもったアリスが、こんな風に諦めるわけがない。


 そして、アリスの空気が変わった。さっきまでとは違い、完全な集中に入り込んでいて、その目はインサニアだけを捉えている。そして、構えられた剣には凄まじい魔力が練り上げられていた。


 この状況では逃げることを不可能だと察したインサニアはそれを真っ向から迎え撃つことを選択する。


 そして互いは次の一撃ですべてが決まると、互いにそう確信していた。


 ────月が雲から顔を覗かせた。


「【炎の斬撃ファイアー・スラッシュ】」


「【裁きの鉄槌ジャッジメント・ブロー】」


 アリスとインサニアの一撃が衝突した。


***


 ()()は、いや()はどっから間違えちまったんだろうな。生まれたときから貧乏だった俺は、まともに飯も食えなかった。親はいなかった。生まれてすぐに俺を捨てたんだと。それでもこうして今生きているのは組織のおかげだ。あの人が俺を救ってくれて、殺しの技術を教えてくれた。自分で稼ぐために教わった唯一の技術がそれだった。ずっとそんな生活をして、俺の心はどこか限界だったのかもしれない。だからこうして、この女と戦っている最中に心がざわついていたんだ。何故か俺を救ってくれるんじゃないかってな。


 都合のいい話だ。


 俺はたくさん人を殺した。


 だから、これは今までの罰なんだ。


 俺の最後の一撃だった銃弾は電光石火の勢いで直進してきたアリスの一撃に押し負けて真っ二つに斬り裂かれた。そして俺はそのまま斬り進んでくるアリスの攻撃を避けることなく正面から斬られた。


「……完敗だな」


***


 地面に倒れ込んだインサニアは瓦礫に体重を預けながら座っており、下には赤い液体の水たまりが出来ていた。


「テメェ、まさか、最後の一撃を避けずに正面から受けるったァな……」


 インサニアは声を振り絞りながら話した。


「こうしなければお前は乗っかってこないと思ってな」


「へッ、そうかよ」


 インサニアが少しわらったかと思うと口から血を吐いた。治療をしなければ助からないだろう。私はこの男をどうするべきなのだろうか。こいつは確かに犯罪者だ。でも、どこか昔の私を……。あぁ、そうか。だから私はこいつと対峙したときから不思議な感覚を抱いていたのか。


 私はこいつを昔の自分と重ねていたんだ。だったら、私もあの()のように……。


「そうだ、またいつかお前とは手を合わせたいものだ。どうだ?罪を償ったらうちの隊に来ないか?お前ほどの男ならすぐに階級は上を目指せるぞ?」


「手が汚れた俺には騎士なんて向いてねぇ仕事だ。それに、もう長くない」


「いいや、そんなことはさせない。ちゃんと罪を償ってもらう。ほら、少し近づけ。傷を焼いてやる」


 私はインサニアの体を少し寄せて無理矢理服を脱がす。身体には私につけられた傷跡が大きく残っていて、そこから赤い血がにじみ出ていた。私はそこに触れてすぐに魔法を使い、傷を焼いてくっつけ始めた。


「いいのか?治ったらすぐに攻撃してくるかもだぜ?」


「また負かしてやる」


「……そうか、好きにしろ」


 こうして、私とインサニアの戦いは終わった。アデルの方は大丈夫だろうか。こいつの治療が終わり次第、引っ張りながら合流を目指そう。


 少ししてインサニアの治療が終わった。私の予想通り、インサニアは治療が終わっても攻撃してくることはなかった。


 ***


 さて、どうするべきか。


 アデルは瓦礫に身を隠しながら反撃の隙を伺っていた。アリスと別れてからアデルは狙撃手に狙いを定めて距離を詰めたものの、位置を途中で見失い、相手の動向が掴めないでいる。更に、何故か飛んでくる銃弾の向きが毎回違っているため、避け続けるのも厳しくなり、先ほど腹を一発の弾丸がかすめてしまった。複数いるのかとも考えたが、わずかに漏れ出している殺気が一人分しかないことからそれを否定する。


 そのことから────敵はインサニア(さっきの男)と同じく、何らかの力を使っているのだとアデルは推測していた。


「何かきっかけさえあれば……」

 

 俺は言葉を漏らす。このままでは無駄に時間がかかりすぎてしまい、ルナの救助の手助けができない。なんとかしてこの状況を打開したいが、相手の能力も分かっていないこの状況でむやみに飛び出すのは自殺しにいくのと同義だ。


 せめて相手の能力さえ分かれば作戦が練れるのだが、そのためには()()をするしかないだろう。


「【幻の時間(ファントム・タイム)】」


 魔法を使用した直後、俺の感覚は普段の何倍も鋭くなり、周囲の動きがスローモーションに感じる。そして魔法により身体能力も飛躍的に向上するため、周囲の認識速度の向上と賭け合わさって劇的な反応速度に仕上がった。あの銃は発射時に必ず爆発音が鳴り、閃光が走る。それによって狙撃手の方向が分かり、弾丸を避けるのも容易くなった。


 準備が整い、瓦礫から飛び出した瞬間、右後ろで爆発音が聞こえてきた。すぐに振り向き、暗闇の中僅かに月明かりによって照らされた弾丸を目視すると、すぐさまそれを回避して撃たれた場所に移動したものの、そこには誰もいない。そして私が辺りを確認していると、今度は左の方向で光が生じたのを確認し、爆発音がする前にその場所から動いて弾丸を回避する。


 そして光の見えた場所に移動したが、そこにはまたしても誰もいない。そして、殺気はまだどこかから自分に向けられていた。


 これは本格的に能力を暴かないとまずそうだ。俺のこの魔法も長時間維持できるものではない。こうなったら四の五の言ってられる余裕はない。


「ルナ、約束破るぞ」 


 俺がルナと交わした約束はただ一つ、”人を傷つけるな”。俺はそれに従うために、暗殺者を辞めて別の仕事についた。だからといって、体を鍛えてこなかったわけではない。いついかなる時にもルナを守れるように鍛えていたつもりだ。でも、今回ルナのことを守れなかった。だから、自分への罰としてルナとの約束を破る。その行為は俺にとってルナへの裏切り行為でもあり、俺の中で最も罪の意識を抱かせるもの。


 この後、ルナに何かを言われる覚悟はできている。だから、今この戦いだけは昔の俺、暗殺者だった頃に戻ろう。


 ────他者を殺す覚悟、それはアデルの戦闘における感覚と技術を底上げした。


 覚悟を決めたアデルと暗殺者のモルスとの戦いは一瞬で終わった。完璧に姿と殺気を闇に紛れさせたアデルを見失ったモルスは次の瞬間には命を落としていた。


 モルスが悪魔と契約して手に入れた力は「【繋ぐ影(シャドウ・コネクト)】」。一定範囲内の影に自分を移動させる能力であるそれを使い、狙撃場所を転々とすることで先程までアデルを翻弄できていたが、禁じていたものを使ったアデルを上回ることはできなかった。能力を使う間もなくモルスは首を切られて絶命。近づかれたことに気づくよりも早くアデルは命を奪ったのだった。


「やはり気分が悪いな、これは」


 俺は血まみれのナイフを眺めながらそう呟いた。


 だが、何であろうとも俺はやってやる。もしも、他の人がすべてルナの敵になっても俺だけは必ずルナの味方だ。


 ルナのために俺は生きると決めたのだから、ルナの自由は俺が絶対に守る。


 ────たとえそれ以外の何を犠牲にしたとしても。

【インサニアが負けた理由】


覚悟の違い。アリスの意思は一度もブレていないのに対し、インサニアの意思は常にブレていた。殺人を肯定する自分と、怯える自分。相反するものを抱えていたため、その弱さが魔法の強さに現れた。


【アデルは何をしたのか】


魔法を発動後、僅かな殺気を周囲から感知。飛躍した身体能力は通常の何倍であり、殺すという絶対の意思を抱いて発動させた魔法は強化されていた。それにより、爆発的な殺意を抱きながらも、それや気配を内側に押さえているアデルを見つけられなかった狙撃手は命を落とした。


魔法の効果は感覚の加速やその他諸々。ちょっと時間操作も混じってはいる特殊なタイプ。(基本はアリスみたいな炎魔法とか)


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