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1話
14歳の頃の私は人見知りで大人しい性格だった。学校でもワイワイ話している同級生の輪の中にはおらず仲の良い友だちと一緒に話をしたり、弁当を食べたり、遊んでいた。
学校帰りのある日のこと、お母さんとケンカをした。お母さんとはたまにケンカする。内容はどうでもいいことで構ってほしくてだったり、ワガママだったり家ではやんちゃしてたな。でもその日は少し違った。私が家出したんだ。
おじいちゃんとおばあちゃんのいる家まで行こうと思った。いつもお母さんが車で運転して連れて行ってくれていて道も覚えてる。1時間もかからないはずだ。そのまま出てきてしまったから手持ち無沙汰だけどただ歩いた。