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そこにいる君に逢いたくて。  作者: 神乃手龍
85/85

誰よりも君を愛してる

こちらも良ければ読んでくださいね♪


■「勇者撲滅! 2度目の人生はハッピーエンドで!」もアップしていますので宜しければご一読ください

https://ncode.syosetu.com/n6920gm/

火曜日と金曜日の朝7時に更新します。11月分まで予約してあります。


■「小さな小さな 大冒険!!」続編を開始しましたので、宜しければご一読下さい。

https://ncode.syosetu.com/n6880gm/

文字数は少ないですが、出来る限り毎日アップしていこうと思いますので宜しくお願い致します。


≪龍徳さんの前に出れるとでも!?≫

≪貴方だと龍徳君が悲しむの・・・≫


≪随分な言い草だ事・・・すべて貴方の巻いた種じゃない≫

≪分かっているわよ! それでも!龍徳君を守りたいの!≫


≪ハッ・・・それで、また彼を傷付けるのよ・・・いい加減に気が付きなさいな! 貴方と彼では不釣り合いなのよ!≫

≪私じゃ釣り合わないって事位、分かっているわよ!≫


≪だったら諦めなさい! 貴方の愚かな思いが彼を更に苦しめるのよ! 彼の幸せを願うなら・・・貴方はいてはいけないの!≫

≪嫌だ! 諦めたくない! 嫌なの・・・切ないの・・・彼と話したい・・・狂おしい程、彼が好きなの!・・・嫌われても良い・・・苦しませてしまうと思う・・・それでも・・・それでも私は彼しか愛せないの!!≫


≪クス・・・本当に自分勝手な女ね・・・龍徳さんは私に任せなさいな・・・貴方はいらない・・・彼は私が守るのよ!≫


≪違う! 龍徳君が求めているのは私よ!! 貴方だって分かるでしょう? これ以上・・・あんな悲しい顔を見たくないの! お願いだから・・・私を出して!!≫


≪無駄よ! 今さら何を勝手な事ばかり・・・今度こそ彼は幸せになるべきなの・・・貴方だって分かるでしょう?≫

≪分かったわ・・・私・・・≫


≪フフフ・・・ようやく分かったの? 龍徳さんには私達なんかよりももっと相応し女性がいるって!図々しいのよ! 私如きが彼に惚れるなんて!≫

≪ううん・・・貴方がどれだけ龍徳君の事が好きなのかが分かったの・・・≫


≪何を言ってるのよ・・・≫

≪ゴメンね・・・弱い私を貴方が守ってくれていたのね・・・≫


≪守るですって? 私達はあの人を傷付けたのよ? 守る価値などある訳がないでしょう! もっと惨めに傷付く方がお似合いなのよ!!≫

≪私見てたよ・・・≫


≪何が!≫

≪貴方が、龍徳君と話せば話すほど氷の仮面が溶かされて行くところを・・・≫


≪何をバカな・・・≫

≪分かってる・・・貴方がどんどん龍徳君に惹かれているって事を見てたから・・・≫


≪烏滸がましい・・・私なんかが彼に・・・≫

≪うん知ってる・・・それでも逢いたかったんだよね・・・≫


≪違うわよ! 仕事だから会っていただけに決まっているでしょう! 私は龍徳さんに恋愛感情を持ったらいけないの! 貴方だって分かっているでしょうに!≫


≪フフ・・・食事に誘う度に断られて寂しそうにしていた貴方を私は知っている・・・。≫

≪ち・違う! そんなんじゃないわ!≫


≪クス♪・・・龍徳君に食事に誘って貰えるようになった貴方が洋服で悩み、髪形で悩み・・・どんな顔をすれば良いかで悩んでいた事を私は知っている・・・。≫


≪出鱈目を言わないで! それは、龍徳さんがその方が喜ぶと・・・≫

≪うん・・・喜んで欲しかったんだよね・・・分かっているよ。私もそうだったから♪」≫


≪違う・・・そんな・・・私は・・・≫

≪あなたに愛を向けてくれる龍徳君に想いを知られたくなかったんだよね・・・≫


≪違う・・・あの人が私なんかに惚れる訳が・・・≫

≪会う度に惹かれてしまうのを我慢してたんだよね♪≫


≪違う! 私は惚れてはいけないのよ!≫

≪うん・・・この前、龍徳君に好きだって言われて氷の仮面が一瞬で溶けた・・・あの時の貴方の心を私は知っている。≫


≪何を馬鹿な事を!≫

≪嬉しくて・・・嬉しくて・・・涙が零れる程、龍徳君が好きなんだね・・・≫


≪いや・・・やめてよ・・・≫

≪貴方が龍徳さんって言う度に胸が締め付けられた事を私は知っている・・・。≫


≪ダメ・・・それ以上言わないで・・・≫

≪本当に馬鹿だよね私達・・・最初から諦められる訳ないのに・・・≫


≪違う・・・私は・・・ダメよ! これ以上あの人を傷付けたくないの!! 貴方だって分かっているでしょうが!! 傍に入れるだけで我慢しなさいよ!!≫


≪うん・・・傍にいるだけでも嬉しかったんだよね♪≫

≪あぁ・・・ダメ・・・それ以上言わないで・・・≫


≪無理だよ・・・命が彼を求めてるもの・・・≫

≪うぅ・・・でも私じゃダメなの・・・≫

≪うん・・・辛かったよね・・・≫


≪あの人を救ってあげて・・・これ以上・・・悲しい顔を見るのが辛いの・・・≫

≪そうだね・・・許せないよね・・・弱い自分が・・・後は見守ってて・・・私。≫


「俺を許さなくて良いから・・・それでも俺は君の傍にいたい」

その言葉に志津音の表情と声が変わる。


「許しているわ!許せないのは貴方を傷付けた私なのよ!」

今までの仮面をかぶった志津音の表情ではない。

涙を堪えず溢れ出す感情を龍徳に向ける。


「志津音・・・ああ・・・やっと会えた♪」

「やなの・・・私の醜い心が嫌いなの・・・弱い自分が嫌いなの・・・」


「それを俺に教えてくれないか?それを聞いても俺は君を愛しているから。」

「私なんかじゃ龍徳君とは釣り合わないよ!龍徳君の周りに綺麗な子がいっぱいいるじゃない! 私じゃなくたって良いじゃない!! 何で私なのよ!!」


「バ~カ!今さらそこからかよ?」

「えっ?」

「どれだけ俺が志津音に惚れていると思ってんだよ!」


「な・何で昔の口調になっているのよ!」

「志津音と話すからに決まってんだろうが。」


「・・・なによ~それ!」

「もう一度言うからシッカリ聞いとけ!」

「う・うん」


「俺は!志津音が一番可愛いし、綺麗だと思っている!小学生の頃から君の笑顔にメロメロだ!今も嬉し過ぎて発狂しそうだ!それと!もう我慢したくない!だから!志津音のエロイ体に触りたいしキスしたいし!」


「わぁぁぁ~なななな・なんて事言ってんのよエッチ~!!」

真剣な顔で何を言われるかと思い背筋を伸ばしていたのに出てきた会話は、ただ単に志津音にエッチな事がしたいと言ってのけた。

予想しなかった言葉に一瞬にして全身が真っ赤に染まってしまう。


「嘘は言ってない!言っただろう!次あったら我慢しないって!悪いが今日は逃がさないから!もう我慢したくない!今日は絶対にキスしたい!もっと抱きしめたい!」


「もぅ~相変わらず強引なんだからぁ~」

そう言う志津音の顔は嬉しそうな笑みを浮かべている


「ったく。突然引っ越しやがって・・・記憶喪失になんかなってんなよ!」

「私だってなりたくってなった訳じゃないもん!」


「他の男を作りやがって!」

「うぅ・・・でも・・・何にもなかったからね!」


「はぁ? 暴力振るわれて何にもないだ? そんなにそいつ惚れていたのかよ!」

「違うもん! そう言うんじゃないもん!」


「困っていたんだったら俺のところに来るのが当たり前だろうが!!」

「だ・だって・・・私が龍徳君を傷付けたから・・・」


「馬鹿じゃねぇの? 俺がどれだけ志津音に惚れていると思ってんだよ! どんなに傷付こうが惚れた女を守るのは当たり前だろうが! 志津音は違うのかよ?」

「わ・私も・・・龍徳君を守りたいよ・・・でも」


「でも?でもなんだよ! お前が傍にいるだけで俺がどれだけ救われているのか志津音は知らねえんだよ! 志津音が傍にいないだけで、どれだけ辛い思いをしたと思ってんだ!」

「ごめんなさい・・・」


「しかも勝手に勘違いして2重人格になるって・・・それで俺を守ったつもりかよ?」

「だって・・・好きなんだもん・・・それなのに私のせいで龍徳君が・・・」


「バ~カ! 惚れた女を守るのは俺の特権だろうが! 2重人格になったから俺と離れようとしたのかよ!」

「でも・・・」


「そんなんで!俺から逃げようったってそうは行かねえんだよ!」

「逃げた訳じゃ・・・」


「勝手に勘違いして自暴自棄になるんじゃねぇ~よ!」

「あの子達が、龍徳君の女だって言ってたんだもん!」


「そんなの当然だろう!皆、俺の女だと思ってるよ!」

「まぁ~開き直ってる・・・呆れた・・・。」


「仕方がねえじゃん!それでも俺はお前が良い!!」

「・・・・・うん。」


「でも、どんなに女が言い寄って来てもバイクの後ろの席に人を乗せた事はないからな!」

「あれ?私乗ったじゃない・・・」


「車の助手席に乗せた事もない!」

「えっ?・・・私を乗せてくれたでしょう?」


「俺の傍にいる女性は志津音だけで良い。」

「あぅ・・・そ・そうなんだ・・・」

カァァァ~っと嬉しそうに照れてしまう。


「旅行にも言った事がない!」

「私もないけど・・・」


「それも志津音が記憶喪失になったせいだ!」

「なんでよ~?」


「志津音がいない旅行に行っても楽しくないからに決まってるだろうが!」

「あぅ・・・そ・そうなの?」


「全部!何処に行くのも!志津音が横にいてくれないと嫌なんだよ!! 楽しめたいんだよ!」

「うん・・・私も龍徳君の傍が良い・・・龍徳君以外の人は嫌だ・・・。」


「もう離れたくないんだよ!!」

「わ・私も・・・もう離れたくない。」


「俺の傍にいろ!勝手に離れんな!」

「うん♪・・・離れない♪」


「毎日何十回でも抱きしめないと気が狂いそうなんだよ!!だからもう一回ハグさせて!」

「う・うん・・・」

突然言われて焦ってしまう。


「はぁ~幸せ♪」

「フフ♪わたしも・・・」

それでも互いの体温を感じあえる事が幸せであった。


「お帰り志津音♪」

「うん・・・ただいま龍徳君♪」

自分達の確かな絆を感じる様に強く強く抱きしめ合う。


「志津音・・・」

「な~に♪」


「もうどこにも行くなよ・・・。」

「うん・・・行かない」


「もう俺から離れないでくれよ・・・」

「うん・・・もう絶対に離れない。」


「もうこれ以上自分を傷付けないでくれよ・・・」

「うん・・・ごめん。」


「俺は・・・君がいないとダメなんだよ・・・。」

「クスクス♪ 龍徳君は甘えん坊さんだね♪」


「フン!こんな事、志津音、以外は知らないし!」

「はいはい♪」


「俺・・・志津音に相応しい男になれているかな?」

「どうだろう~♪」

そう言って悪戯な笑顔を龍徳に向ける。


「分かってるよ!まだまだだって・・・でも頑張ったんだぜ?」

「ウフフ♪ う・そ♪ もう十分だよ・・・」

『こんな私を・・・ここまで私を愛してくれる』


「その笑顔が大好きなんだ・・・」

「フフ♪ 知ってる♪」

『この人が好き・・・我慢出来ない位・・・大好き・・・。』


「クッ・・・可愛いなぁ~もう~可愛くて仕方がない!」

我慢出来ず志津音を強引に引き寄せ志津音の首元に頭を埋める。

「キャッ♪ もう~甘えん坊さんなんだからぁ~♪よしよし♪」


『龍徳君の猫毛・・・もう一度触れられて嬉しい・・・気持ち良い・・・』

「はぁ~幸せ♪」

「フフ♪ 私も凄く幸せ・・・」

ドキドキと胸が高鳴るが、それさえも幸せだと感じてしまう。


「志津音・・・」

「はい♪」


「一緒に住もうよ・・・もう離れたくない」

「うん・・・私も一緒にいたい。」


「本当?」

「うん♪」


「そうなったら毎日抱きしめて良いかな?」

「毎日抱きしめてほしい。」


「外歩く時は腰抱いても良い?」

「クス♪ 龍徳君がそうしたいなら良いよ♪」


「本当か?」

「うん♪ 私もくっ付いてたいから♪」


「志津音・・・」

「なあに?」


「俺の彼女になってくれないか?」

「私は元からそのつもりだよ♪」


「そうなの?」

「フフ♪ 教えてあげない♪」


「ケチ!」

「クス♪ 龍徳君の鈍感~♪」


「志津音・・・」

「なあに?」


「キスしたい」

「私も・・・」


「本当に?」

「どうしよう~かなぁ~♪」


「もう我慢できません!」

「きゃぁ~変態~♪」


前と同じだ・・・

逃げようとする志津音を捕まえて後ろから抱きしめる形。


「この抱きしめ方・・・俺、好きなんだ♪」

「私も・・・好き。」

2人してあの時の事を思い出す。


「志津音・・・誰よりも君を愛してる。」

「私も龍徳君を愛している・・・誰よりも愛しているわ」

振り返って龍徳にささやく志津音が目を閉じると優しく、慈しむようにキスをする。


『凄い・・・身体全身が痺れる・・・これがキスなんだ・・・龍徳君と一つに慣れた気がする・・・命が歓喜するのが分かる・・・言葉じゃ表せない程・・・幸せ・・・』


龍徳の腕をつかむ志津音の腕に力が籠ると同時に志津音を抱きしめる龍徳の腕にも力が入った。

今までの思いを注ぎ込むかのような長いキスが終わり潤んだ瞳の志津音の顔が赤く染まる。


「フフ♪・・・やっとキスしてくれたね♪」

「・・・・・」

2人に取って初めてのキス。


「どうしたの龍徳君?」

「お・おぉ・・・」

「キャァ~ どうしたのよぉ~ホラァ~!これで押さえて!上向いててよ!」


「ごべん・・・」

興奮し過ぎた龍徳が鼻血を噴き出していた。

床に座った志津音の膝に頭を乗せて横になる。


「興奮し過ぎた・・・凄かった・・・全身に電気が流れたぞ・・・」

「大袈裟なんだから~♪」

『私もそうだったけど・・・』


「大袈裟じゃねぇ!有象無象の女と志津音を一緒にするな!」

「本当に私の事が好きなんだねぇ~♪」

『この人のこう言うところが好き・・・』


「あぁ100年の思いが詰まってる」

「大袈裟だなぁ~」


「もう一回キスして良い?」

そう言いながら志津音の頬に手を当てる


「良いよ♪私もして欲しい♪」

上半身を持ち上げ志津音の頭を近づけて口付けを交わす。


『さっきも凄かったけど・・・このまま離れたくない・・・溶けちゃいそう・・・』

龍徳の頭にかけている手に力が入る。

全身で龍徳を感じたい・・・そんな思いが伝わってくる。


『ヤバい・・・志津音が・・・積極的だ・・』

この数年間の想いを込めるかのように2人はキスをする。


「はぁはぁ・・・凄かった・・・キスってこんな凄いんだ・・・龍徳君の気持ちが分かったかも・・・」

「ゴメン・・・もう一枚ティッシュくれさい・・」


「きゃぁぁ~も~う・・・出血多量で死なないでよ?」

「自信ないかも・・・」

「もう~そんなに嬉しかったの?」


「心臓が破裂しそう・・・メチャクチャ幸せ・・・惚れた女とのキスってこんなに凄いのか・・・」

『クス♪・・・私と一緒なんだね♪』


「フフ♪ 最後までになったらどうなっちゃうんだろうね♪」

「えっと・・・想像するだけでヤバい・・・先ずはキスで免疫付けさせて♪」


「えぇ~どうしようかなぁ~♪」

『好き・・・どうしようもない程、彼が好き。』

「そこを何とか!」

「フフ♪ 仕方がないなぁ~♪」


そう言って今度は志津音から軽いキスをしてくれた。

「はぁ~幸せ♪」

「クス♪ 私も幸せだよ♪」


「志津音は仕事どうするんだ?」

「龍徳君が辞めろって言うんだったらいつでも辞めちゃうけど?」


「正直、余り他の奴に触らしたくない。」

「フフ♪ 龍徳君がパートナ―だったら良いんだけどね♪」


「ウチのイメージタレントだしなぁ~直ぐには辞めさせられないか・・・」

「クスクス♪ お世話になっております龍徳社長♪」


「なぁ・・・仕事がひと段落したら旅行に行かないか?」

「フフ♪ 何処にでも着いて行くよ♪」

『もう離れたくない・・・』


「志津音・・・」

「なあに?」

『龍徳君の声も好き・・・』


「世界で一番、愛してる。」

「私も・・・誰よりも愛してる」

『切ない程、彼が好き・・・』


「龍徳君・・・」

「どうした?」


「あのね・・・キスしても良いかな?」

「勿論♪ 喜んで♪」


「愛してるの・・・もう気持ちが抑えられない位・・・好き・・・大好き・・・誰よりも貴方を愛してる。」

「ああ・・・知ってる♪」


唇を交わす2人の目には涙が浮かぶ。

人生に翻弄された2人はやっと結ばれたのだった。








カチン! はいカット~!!

「いやぁ~最高の演技でしたよ!」

「これは名作だ・・・凄い事になるぞ!!」


「お疲れ様♪志津音さん♪ おしぼりと飲み物ここに置いておくから」

「松本さん有難うございます。」


「イヤァ~神山さんの演技力凄かったっす!」

「サンキュー♪」


すると志津音が声を掛けて来た。

「お疲れ様♪終わったね。」

「お疲れ~」


「監督さんが絶賛してたよ♪」

「志津音の事を絶賛してたんだろう?」


「どっちもっすよ!」

「フッ♪」

「クス♪」


「いやぁ~長かったなぁ~♪」

「フフ♪ そりゃ~長編大作だもん♪」


「これでひと段落だよな?」

「そうだね♪」


「しゃ~旅行に行くか♪」

「賛成~♪」


「どこに行くの?」

「ハワイに行こうぜ♪」

「イエ~イ♪ やったね!」


「式場の下見を兼ねてだけどな・・・」

「今なんていったの~?」


「内緒♪」

「なんだ~てっきり式場の事かと思ったのにぃ~」

「ブハッ・・・」


「プッ♪ やだぁもぅ~何噴き出してるのよ~♪」

天使の様な微笑みを龍徳に向け嬉しそうにそう話す。


「ったく・・・やっぱり志津音にはかないそうもないや・・・」

「ウフ♪ 愛してるよ龍徳♪」

「クス・・・知ってる♪」


「でも、俺の方が志津音を愛してるからな♪」

「クスクス♪ 分かってるよ♪」


そう言って手を握る2人の指には同じ指輪が輝いていた。




「そこにいる君に逢いたくて。」はこれにて完結となりました。

長い間ご愛読いただいた読者の皆様に改めてお礼申し上げますm(__)m

仕事の合間に書き続け気が付けばあっという間の時間でした。

私の拙い文章を読んで頂ける事が本当に嬉しかった(^^♪

今後はギャグ物のボイスコミックとは言い過ぎですが、YOUTUBEで配信しようと考えています。

この最終話は予約掲載なので、後書きより先に始まるとは思いますが、そちらも応援頂けると嬉しい限りですm(__)m

では、皆様違う形で応援頂ける事を楽しみにしております。

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