論破ってなんだ?????????
論破シリーズ最終章。まだ紹介しきれないテクニックはたくさんありますから、ぜひとも書店にてご購入くださいな。
ここまでくりひろげてきた『論破シリーズ』も最終章を迎えました。まあ途中から人間関係とか、仕事関係でうまく切り抜ける技術、みたいな流れになっていった感じですけど、そのへんは『西村博之』氏著作の『論破力』を参考に個人的な解釈を交えたりしてる事情があるのでご容赦ください。論破力というタイトルで出版してるんだから、これもきっと"論破"の題材として必要なものなんだろうということで……論破って、議論だけに使うわけじゃないですからね。
最後ということで、今回紹介するのは"メンドクサイ人を論破する"テクニックです。仕事関係、友人関係でメンドクサイことにいちいち絡んでくるタイプをさらっと受け流したいとか、ささっと論破したいという場合に使えそうなテクニックをよせ集めてみました。ただ、利用したことによって発生する友人関係のもつれとかは保証できかねますので、ご利用の際は慎重にどうぞ。
著者は『損得勘定で友人関係を築きたくない』とう理由でこれらの手段をバシバシ使ってるようですね。ようは"相手に悪いことをしたからなにかをおごる"的な関係は、それすなわち損得勘定です。そうじゃなく、互いに手っ取り早くささっと話を終えることこそが、著者にとっては良好な友人関係だと考えてのことでしょう。まあそれは置いといて、本題にはいりましょうか。
細かいことをしつこく叱ってくる上司なんかは『時間の無駄』と切り捨てましょう。こういう時は「要点はわかりましたし、これ以上説教続けるのも時間の問題なので仕事しましょう」と言ってみましょう。すると「おまえができないから時間をとられる」的な反論があるかもしれません。すかさず「ですから、要点はわかったので仕事しましょう?」とさらに切り返す……まあ、これをやるにはハードルが高いかなと思いますが、実際仕事的な意味ではこれが上策なのでしょうね。
えー、叱る目的は『その相手がその仕事をできるようにする』ことであって『上司の憂さ晴らし』ではないわけです。叱られてる側がなぜ叱られているのか、どう改善すればよいのかを理解すればそれで解決なので、ぶっちゃけ怒りを撒き散らしたり細かく突くようなことはする必要ないわけです。なぜ上司がここまでしつこく叱るのかという理由を考えれば、それは『叱られる側が"わかってない"と思っているから』ということでしょう。上司に『ちゃんと伝わりました』という意思表示をすればおっけーです。なので「〇〇ということですね」のような確認をすることも必要かもしれません。
叱るでなくて怒鳴るとかそういうレベルの人に対しては、もはや相手にする必要はないでしょう。相手はただアナタに「ストレス発散のはけ口になってくれ」と宣言しているようなものです。延々怒られるのがメンドウだと考えたら、すかさず近くにあるゴミ箱なんかをドーン! と蹴飛ばして見ましょう。はい、いわゆる"逆ギレ"というヤツですね。まあ、周囲に人がいる状況でやったほうが良いでしょう。それも『アナタが必要以上に、不当に怒鳴られている』という証言を得られそうな状況にしてから。
あるいは「ちょっとトイレ行ってきます」と言って20分返ってこないというのも手です。怒りのパワーは脳内物質の関係で案外すぐ静まってくれるので、その場を乗り切るにはこの集団が最適です。で、それでもモヤモヤが収まらない人は上の『叱る』モードに突入すると思われるので、上記のテクニックに移行しましょう。
世の中には『ありがた迷惑』タイプもいるものです。そういう人とは基本的に2人きりにならない状況を作りましょう。相手がイロイロと"親切"をしてくるかもしれません。著書では『口が軽い人になる』という対策を講じているようですね。たとえば「あの人から〇〇という本勧められたんだけどさぁ」なんて感じに周囲に発信すると「あの人いったいどういうつもりだ?」的な思いを持たれます。まあ悪い印象になりかねないですが、どちらがよりメンドウなのかは個人の判断に委ねられるところでしょう。わたしはふつうに"親切"をもらっといてほどほどにスルーしますけどね。
これは逆バージョンでも同じことです。つまり『相手によかれと思って指摘したら怒鳴られる』という経験。自分のミスを指摘したら切れるとかいう人にはそんなことする必要はないとわたしも思います。ただそういう場合は、次にも紹介するのですが"証人"を作っておくことです。だいたいミスをしたら切れるタイプというのを周知されているのであれば、同僚やら上司やらに「あの人〇〇のミスがあるんですけどわたしから指摘したら切れるので困ってます……」みたいな相談をしておけばおっけーです。
上司がある事実を曲がった解釈をして意見してきた。わりとそういうことあると思います。そういうときはふつうに"乗っかりましょう"ただし『責任を回避する方法で』。つまり、アナタがやった、事実を元にしてデータを整理した仕事に、アナタの上司が「これはこうするべきだろ!」と言われて修正を促されたとき、きちんと「データ整理の手法として会社全体でこの様式にすることになってるんですけど、上司さんの言う通りにしたほうがいいですか?」とか。あとは先程と同じように"証人"を作っておくことです。重要な会議などで発言権をもたせてくれない立場にいるのであれば、同僚や友人、あるいは別の上司などに「ほんとうは〇〇だったんですけど上司に〇〇にしろと言われて……」的な感じで、まあ処世術ってヤツです。
さて、アナタは運悪く目をつけられてイジメられるハメになりました。いやそんな未来想像もしたくないでしょうけど、ここは運が悪かったと思って想像してみましょう。現在いじめられている人はここを抑えておくと良い感じに転がると思いますよ。ただし、イジメられることによる恩恵が大きいのであれば、まあ『いじられキャラ』にどうにかしてなることは必要かなと思います。杉谷拳士選手のように。いやあの人いじめられてるってわけじゃないと思うけど。
で、相手がアナタにだけ嫌がらせをしてるのならまずは『証拠集め』です。基本的に、日本は法治国家です。相手がアナタをイジメていたとしても、その証拠がなければ単なる人間関係のもつれで終了です。なので、まずは『記録・録音』をすることです。日記形式のようなものでも構いません。ただウソはつかないように事実を書きます。『◯月◯日◯曜日、〇〇室で会議中〇〇と言われた。出席者は〇〇さんと〇〇さんと~』的な感じで出席者も書いておけば、訴えられた会社側も、もしアナタが警察を介するのであれば警察さんも、その人にこの記録の是非を問うことになります。上司やら警察やらにウソを突き通してまで、アナタをイジメる人の味方でいようとする人ってなかなかいないと思うんですよね。
言い逃れができるタイプもありますね。自分の企画だけが通らないという主張に対して「貴方の企画がつまらないだけ」なんて返されたら厳しいです。そういう時は、その人の『さらに1つか2つ上』の上司に同じ企画書を見せて「こういった企画が通らなかったんですけど、上司さん的にはこの企画のどこが至らなかったと思いますか?」的な塩梅で……もちろん、その人からもつまらないという返答を頂いたのならアレですが、わざわざ部下が頼ってくれてるんですからそれを卑下にする上司はいないですよ。アドバイスなんかくれて、場合によってはホメてくれるはずです。そういった場合は再度イジメてくる人に提出して「〇〇さんはホメてくれたんですけどどうでしょう?」的な塩梅でもう一度チャレンジしてみましょう。その時言葉少なく「ダメ」の一点張りであればもうアウトです。それも記録しましょう。理由を答えてくれなかった的な意味で。
まあ、イヤな会社だったらさっさと辞めるのも手ですけどね。
最後に、著者が議論において必要だと考えているのは『パターン化』だと書いてますね。議論をしてから「ああ、こうすればよかったな」といった経験を覚えて、次はどういう感じにしようというフィードバックをまとめ上げひとつのパターンを作り上げる。これはスポーツの世界でもわりとあるような気がします。
たとえば、わたしが子どものころに所属していた野球部なんかでは、どんな手段を使ってでも1アウト3塁という状況を作るとか、1つのプレーで2つ進塁するとかそういう練習をくりかえして攻撃のパターンを作っていました。議論においても『〇〇を主張してきたら〇〇で返す』とか『〇〇の主張をして、相手が〇〇と反論してきたら〇〇と続ける』みたいなフローチャートをある程度構築する必要があるのでしょう。
つまりは『経験と慣れ』ですね。
彼の著書にはまだまだたくさんの『論破』テクニックが秘められています。もしアナタがリアルに「それってなんかデータあるんですか?」とか「それってアナタの感想ですよね?」とか「写像ってなんですか?」ってな発言を会議室で繰り広げたいのであれば必携の1冊になることでしょう。そうでなくても、イロイロな経験をしてきた彼のエピソードを読んでみるのも一興です。
本はたくさんの知識を提供してくれる最高のツールです。興味あるもの、楽しいもの、なんでもかんでも読んでみてハッピーな気持ちになれる。本ってステキな存在じゃないですか?
最高の論破ってなんだろうね。




