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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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記憶したいなら健康でいないとね?

本日は記憶を健康面から見てみようという内容となっております。良い記憶は良い健康状態から。

 さて、最近『大学入試共通テスト』が終了しましたね。去年までは『センター試験』なんてネーミングで知られていましたが、今年度からプレテストされていた試験形式を実践にもってきたようです。みなさんは受験してみましたか? わたしはそんなレベルとはまったく関係ない人間だったのでセンター試験の"セ"の字も知りません。いちおう最近調べた範囲では、全国各地の大学か、少数の高等学校を会場として全国一斉に同じテストを受けるというのはわかりました。ずっと「センター? つまり中心の1箇所……東京でやるん?」みたいな考えでいたのですが、まあ1箇所にウン万人も集まれるわきゃねーわなと。


 センター試験がそうだったのかは知らないですけど、大学入試共通テストでは視聴覚障害者のために点字でも受験できるようですね。なんとまあ親切だこと。まあ受験できない人がいるってのもアレですから、これは良い采配です。


 と、なんでこんなこと冒頭に書くのかと言うと、お受験をされる方々は様々な知識を頭に詰め込んでおられると思うのです。そのなかには独自の『記憶術』を活用された方もいるのかなぁ? と、この話題を書くと決めた時に浮かんだものですから……。


 本日の話題は『記憶』です。今回紹介する記憶術をもってすれば、大学入試共通テストにおいても良好な成績を残せるようになるんじゃないかなと思いつつ、本日は様々な著書を参照して、わたしなりの解釈や言葉をもって説明していこうと思います。カギとなるのは健康の3大要素とも言える『睡眠・運動・食事』。そしてかけがえのない『仲間』です。




 著書には、人間の脳がどのようなしくみを持ってニューロンの信号をつなげていくのかという説明が細かく記述されています。その中でも重要な機関であるのはみなさんご存知(?)の『海馬』です。これは、正確に言うと『記憶するときに脳のどの場所に電気信号が走ったかを覚えておく』のだそうで、これを『睡眠中』に整理し、調整しているのだそうです。つまり、記憶力を良くするには『前提としてしっかりとした睡眠をとる』ということが重要となっていきます。徹夜をしてまで勉強するというのは、実は脳科学的に効率が悪いことだったのですね。


 睡眠中は『記憶の選別』を行います。前回までに連載した『つれづれグサッ → 睡眠シリーズ』を見ていただくとわかりやすいのですが、睡眠というのは深い眠りと浅い眠りを繰り返しており、深い眠りの中で記憶の選別を、浅い眠りのなかで大脳皮質のコミュニケーションをとりつつ選別した記憶の強化を行っています。この眠りが途中で妨げられたり、そもそも良い眠りを得られなければ脳の活動を抑えてしまう自体になりかねません。記憶を定着させたい方はまず『最低7時間』の睡眠を取りつつ『夜食を摂らない』ことを心得ておいてください。睡眠中に消化器官が働いてしまっては元も子もありませんからね。



 続けて『運動』の面を見ていきましょう。人間の脳は栄養を血液から供給してもらっています。つまり、血流が滞ってしまうと脳に栄養が供給されず老廃物の除去も行えません。さらに、悪い食生活などによって血管にコレステロールなんて溜め込もうものなら、脳の血管はたいへん細く、さらに血液循環が滞ってしまうことは間違いないでしょう。


 そこでなによりも運動です。研究によれば、1日15分ほどのランニングでも効果があるとか。しかし『ジョンJ・レイティ』氏著作の『脳を鍛えるには運動しかない!』においては、わりと激しい『有酸素運動』のほうが脳の健康にとても有意義に働くことがわかっているようです。運動をすることによって脳内に必須の栄養である『BDNF(脳由来神経栄養因子)』が分泌され、ニューロンがよりエネルギッシュになり、さらに海馬のニューロンが増えるというデータがいくつも発表されました。以前までは「ニューロン(神経細胞)は10歳ごろまでに増えきり、それからは減少の一途をたどる」とされてきましたが、これらの発見によりこの常識が一気に覆ったのです。具体的な運動量ですが、先程のとおり、1日15分ほどのランニングでも充分に効果を期待できます。しかし、より身体を鍛えたいとか、さらに効率を良くしたいという方がいらっしゃるかもしれません。そういう場合オススメできるのは『HIITトレーニング』という有酸素運動です。短いインターバルで次々とトレーニングを行うので、実は筋トレにもなるというたいへん欲張りなトレーニングとなります。初心者にはわりとキツいレベルにはなりますが、脂肪燃焼やらなにやらは確実に約束できるレベルですので、みなさん挑戦してみてはいかがでしょうか?


 ところで、脳といったらみなさんは『ニューロン』を思い浮かべると思うのですが、実は脳におけるニューロンの割合は低く、20%ほどとも言われています。残りは『グリア細胞』と呼ばれる、ざっくばらんな言い方では『ニューロンを保護し、成長させ、ある意味ではコントロールしている細胞』とも呼べる物質が日々ニューロンを管理しているのです。分裂機能を持たないニューロンは『脳腫瘍』を作りません。脳腫瘍とはつまり、グリア細胞が異常分裂してしまうことで発生する病気ですね。近年の研究によると、このグリア細胞のひとつである『アストロサイト』がは心理状態に強く影響するようで、毎日鬱屈した気持ちでいる方はよろしくない影響を脳に及ぼしてしまうようです。それは記憶力の低下にも繋がるでしょうから、記憶力をより強化したい場合は、常に『笑顔で良い心理状態を維持する』ことが求められるでしょう。ストレスを貯めず、友人たちと楽しく遊びましょう。ストレス解消のための趣味を見つけ、それを大いに楽しみましょう。これはみなさんの考える『息抜き』とはちょっと違います。ムダな時間を過ごしていると思うゲームの時間さえも、脳の記憶力アップのために必要なことと考えられます。



 閑話休題。続けて食事について。食べ物は『自分の身体になるモノ』なので非常に重要となっていきます。特に記憶をいう分野においては脳内へ流れていく『カルシウム』や『カリウム』、他にも『神経伝達物質』の材料などが重要となってきますが、これらを摂取する食生活よりもいかに『食べるべきでないものを食べないか』が重要になってくるでしょう。とくに現代社会では飽和な食材がアナタの鼻腔や胃袋をくすぐってきます。わたしが現在読書を進めている『満尾正』氏著作『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』では『飽和脂肪酸』や『ホモシステイン』、『トランス脂肪酸』などいくつか指摘がありますが、それらを総合して判断すれば避けるべき食べ物は――


 ・糖質の高い食べ物

 ・加工食品

 ・高温で調理(揚げ物など)した食べ物


 が挙げられます。ひとつずつ説明していくと、糖質はそのまま『糖分』のことです。炭水化物は『食物繊維+糖質』であり、ぶっちゃけ『ほぼ糖質』という認識で間違いないでしょう。この糖分を避けるというのは実際むずかしく、白米なんて食べた日にゃあマッハで血糖値がドン上がりしてしまいます。普段白米を食べている人は、これを機に『玄米』へシフトチェンジすることをオススメします。糖質を完全にゼロにしろというわけではなく、逆に糖質は人間に必要な3大要素『糖質・脂質・タンパク質』のうちのひとつです。ほどよい量を摂る必要があるのですが、現代社会においてはどうしても糖質過多になりやすく、減らそうと意識するくらいがちょうど良いです。実際、普段適量の果物を食べる習慣をつければ、糖質はそれだけでクリアだと個人的には思います。


 脂質も現代社会においては過多傾向があるので減らす意識でいきましょう。これらを意識すれば血管内部の『コレステロール値』も平常になりますし、よく循環するサラサラな血液は脳内へたくさんの栄養を送ってくれることでしょう。何を食べるか? という疑問は非常にシンプルです。みなさんが想像する通り『野菜・果物・魚』ですね。ただし、野菜や果物には"隠れ糖質"があったりするので気をつけましょう。糖質が高い野菜として『根菜』が挙げられます。魚はとくに『青魚』がおすすめです。



 最後に『仲間』とあります。これはどういう意味かというと、学習するために『習慣化』と『環境』が重要になってくるのですが、仲間というのは常に同じ環境のもとにいる友ですよね? そんな人がたとえば「勉強なんていーからゲームしようぜ? なんでも食べようぜ? 徹夜してもいいだろ?」みたいな方だったばあい、アナタはそれにあれよあれよという間にひっぱられてしまう場合があります。これは心理学としても非常に在り得ることです。記憶力を鍛えるのにイチバン良い効果を表すのは『勉強という、新たに記憶をインプットする行為を習慣化する』ことにあります。さらに、記憶力というのは『他人に押してる』ことでさらに強化できます。これは『説明する』という労力がみなさんが思っているよりも強烈に脳を刺激することによって得られる効果でしょう。


 人間の心理はわりと流動的なものです。そのなかでも『仲間との雰囲気』というのは人間の心理に強く働きかけます。このようなことを言うとなにやら非情な選択のように聞こえますが、アナタの記憶力のためを思えば、これはわりと的確なアドバイスだったりするのです。




 記憶力の強化というより、半ば健康に関する話となっている感が強いですが、ぶっちゃけ健康でいることが脳機能を最も良い状態に働かせることに繋がるので、最も効果的な記憶術といえば『健康に気をつけてください』――ということですかね?


 みなさまの健康と記憶力のこれからの向上を願っております。

要約すると、よく寝て、良いもの食べて、たっぷり運動して、いい人間関係をもとうってことよ。

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