はたらけ細胞_その2
はたらく細胞アニメ視聴感想シリーズ第2弾。人間の身体はいかにして免疫を獲得するのか? 雑菌野郎が徘徊する腸という環境にて、人はどのような対抗策をもっているのか? 今回はそんなナゾにせまっていきましょう。
本日はわたしが個人的に視聴しているアニメ『はたらく細胞!!』についての感想を書いていきます。アニメ感想にいたり、前回も説明しましたが、視聴中に本を参考にすることなく、その時点でわたしの頭の中にある知識のみを動員して感想を書いていきます。まあ自分の力試し的な意味も含めてね。中途半端な知識を披露することもありますがそのときはごめんね。
ついでに、同じように『はたらく細胞 BLACK』についての感想も書いているのですが、それはこことは別のWeb小説投稿サイト『ノベルアップ+』にて投稿しております。同じ『犬物語』の『つれづれグサッ』に存在しますので、併せてお読みいただければ幸い。それでは――、
第2話 『獲得免疫・パイエル板』
オープニング。乳酸菌かわいい。しかし歌詞の「会いたい」のとこで細菌の数々を描くのはどんな冗談やねん。わたしは会いたくないです(確信)。
で、獲得免疫の話が始まりました。これはアレですね。記憶細胞にワクチンを注射して記憶させる感じのアレです。
「流星、人々の争い、外界からの使者」 ――どういうことやねん。いやあんた記憶細胞だから。未来を予知する細胞じゃないから。そもそもそんな細胞ないから!
で、近くにいるB細胞。B細胞が抗体を作る役割をするんですけどね、こいつは細菌読んだ『小林武彦』氏著作『DNAの98%は謎』にちょっと書いてありました。抗体を作るには、抗体を作るための遺伝子群が3つありまして、そこから1つずつ選びランダムに抗体を作ります。で、そのなかで抗原にたいして効果のあるヤツを特定して『これだ!』と決定され対策のための免疫が生まれるわけですが、記憶細胞さんがそれをテストしてくんないとアカンのです。
……この記憶細胞、だいじょぶかなぁ。
さて、雑菌野郎がやってきましたよ。知ってるヤツだったら速攻で抗体を作れるのですが、記憶細胞さんはなんか思い出せないもよう。これはリアルな設定なのだろうか? 記憶をど忘れする理由があるのだろうか? 時間経過で忘れる感じか?
で、細菌がスッゲー勢いで増殖してるもよう――この見た目、この繁殖(?)力。これは"おたくふ風邪"なのでは? いやわからんけど。B細胞くんが細胞からワイワイ言われてるようですね。その間でも一生懸命記憶細胞がもがいてる。ああ、わかる。こういった思い出せないもどかしい状況の時って頭グリグリしたくなるよね。で、マクロファージさんが抗原提示をする段階に入りました。このままだと正統派の戦が繰り広げられそうですね。
あっ――記憶細胞がB細胞からのツッコミで記憶を蘇らせたようです。これはリアルに? B細胞が記憶細胞を活性化させるなにかがあるとか? で、思いだされた記憶は、アレ完全に注射器だわ。記憶細胞はこんなところまで思い出せるのか!? ――いや、まあ演出でしょうけどね。
毒性を失われたおたふく風邪さんが、ちょっとなんだろう、スッゲーかわいそうな感じに描写されとる。ワクチンって毒性を失ったというか、要はそいつが悪いことをする取っ掛かりの部分を無くしているとかそういう感じなので、この描写のされかたはちょっとかわいそうだな(笑)。
まあこんな弱っちい雑菌野郎でも抗原提示は行われます。なんてったって体内にやってきた"エネミー"ですからね。ワクチンのご説明ありがとうございます。
と思ったらなんかコアっぽいものを形成しはじめたぞ? おたふくさんやりますねえ! と、ここで秘密兵器ばりに登場しましたB細胞と記憶細胞。いや、抗体はずいぶんとメカニックだなぁ。ほう、一瞬でヤれるみたいですね。
うん、やっぱり記憶細胞は記憶を忘れることがある、または思い出すのに必要な時間があるということらしいね。
で、本日の諸悪の根源はやはりおたふく風邪でした。『ムンプスウイルス』というそうです。T細胞はこの段階で到着するようですね。まあ抗原提示された後にそれを覚えてぶっ殺すヤツだからね。
つづいて『パイエル板』のお話です。あ、輸血された赤血球さんがいる! そして後輩ちゃんはかわいい。あ、首をこくってやった! かわいい!! ――失礼しました。
と、キラーTと好中球が共に活性化してますねえ、これは間違いなくアレルギーじゃないですかねえ。まあ冗談は別にして、ここは腸内のようです。で、わかりやすいフラグに雑菌野郎の登場。さすがの好中球も大腸内に飛び出ることはできないようで、腸内で増殖したヤツらは対応できないようですね。で、このままだと腸内の毒物が入り込んできて発ガン性物質の発生に繋がると……へぇ、それは面白い。食い過ぎや不健康な食生活はアカンということですね。
で、やってきましたのは『カンピロバクター』。で、人質をとられましたね。しっかし細菌がああいうふうに勉強して体内に入ってくるようになったらどうしようもなくなっちゃうよね。まあアニメの都合ということでしょう。
カンピロバクターの野望。うん、わかる。そういった生活夢があるよね。なんか記者会見始まっちゃうし。好中球も要求飲んでるし、T細胞が動揺しとるがな。
――あれ? なんだろ、カンピロバクターがヒザを折った好中球たちにわいわい言ってる姿、どこぞの野球盤番組でいつも見てる光景と似てるなぁ。
で、カンピロさん、倒れる好中球をよそに好き勝手やってるようで……ああ、好中球のこの態度、いわゆるフリというやつですね。そういや人質にとられてる細胞の名前なんてんだろうな? ――明らかに罠だわコレ。ここで一つ疑問に思うところだが、これは実際に好中球が"働き"としてやるのだろうか? おびき寄せるというか、そちらに誘導するみたいな働きがあるのだろうか? ――ないだろうなぁ。
で、長い穴を抜け出したカンピロさんが出てきた先はウェイターっぽいヤツが"最後の晩餐"と称して食事提供してらっしゃる。しかし残念! これは罠でした! 待ち受けていた免疫細胞が勢揃いして待ち構えていました。
これが『パイエル板』という存在のようです。小腸の内側にある"絨毛"の間の谷になった部分や、絨毛がない部分に存在する免疫器官で、リンパ小節がたくさんあり腸管免疫において重要な役割を担っていると。リンパ小節がたくさんあるってことはリンパ球、つまりT細胞やらがたっぷり詰まった場所がたくさんあるってことだよね? つまり――カンピロバクターさん、ご愁傷さまです。
経営者は『M細胞』と言って、雑菌野郎の捕獲と抗原提示を行ってくれるようです。例によって外敵は遠慮なく排除。卑怯もクソもないわ、こちとら生きるのに必死なんじゃ。
軽いオチを用意してもらってめでたく大団円。いや大腸円ってな感じですかね。さあエンディングだ。夜空に人体模型ってのはどういうことだ? って、朗らかなメロディーだけどこの描写アレじゃん。細菌が身体に侵入するぞ! みたいな人体にとってはよろしくない場面を描いとりますがな。
とおもったら免疫細胞をはじめとした体細胞が笑顔で待ち構えてるし――ん? おいガン細胞、おまえコッチがわじゃねーだろ。たしかに一部のT細胞くんはガン細胞を区別できなくて逆に保護しようとする場合があるけど。
さあ次回は『デング熱』と『ニキビ』のようです。個人的にデング熱のことはまったく無知なのでめっさ楽しみ。こりゃあ来週が待ち遠しいね!!
――腸内はお口の中と比較できないほど細菌に満ちた環境です。人間の排泄物って実は7割ほどが水分で、残りを均等に分割して『食べ物の残り』と『腸内細菌』。そして『死んだ腸細胞』が存在します。腸内細菌は腸内にいるからこそ大人しくしているとか、いっぺん"スイッチ"が入ったら手に負えなくなるタイプのヤツが多く、とくに『大腸菌』はヤバいヤツ筆頭なのでガチで気をつけてください。そういった経緯もありまして、下品な話ですがう○ちを食べるという特殊な習慣をお持ちの方はその習慣をキッパリとやめることをオススメします。もし、どうしても――という方がいらっしゃるのでしたら、まあお医者さんに事情を説明して納得してもらった上で抗生物質を処方してもらうしかありませんね。まあ、ムリだろうな。
腸内の環境を良くすると頭にも良いことが起きるという研究もあります。みなさんも普段の食生活に気をつけて、おいしいものを食べて健康的に過ごしていきましょう。すべてはアナタの身体のため、そしてアナタの中で働く数多くの細胞たちのために。
赤血球を道案内してくれる好中球が発見されたらノーベル賞どころじゃねーだろーな。




