宇宙人のペットになりたくなければ観光地化しかない
イルカがせめてきたぞっ
専門家によれば「宇宙人は確実にいるが、宇宙人とは確実に会えない」だそうだ。
たとえばドレイクの方程式。宇宙人の存在をフェルミ推定的な方式で予測した方程式だけど、こいつを使えば「まあ宇宙人はいるよな?」的な結論になるそう。実際、宇宙に存在する様々な星の中には、生命が存在可能だとするハビタブル・ゾーン圏内に位置するものもある。
じゃなくても、たとえばエウロパはその環境的に「生命いるんじゃね?」と指摘されたりなんだったり。もしかすると、地球外生命は身近に存在するのかもしれない。
なるほど、こりゃあ宇宙人は確実にいそうだ。ってことでもうひとつの「宇宙人と会えるのか?」的な課題を見ていこう……ムリだ。
ムリだ。
だって物理的に遠すぎるんだもん。
たとえばプロキシマ・ケンタウリを周回してる『プロキシマ・ケンタウリb』と呼ばれる惑星。ハビタブル・ゾーンにあり「生命いるかもね~」と論じられ、地球からわずか四.二光年という近しい距離にあるが……近いという表現を使ったけどこれつまり「光速で一方向に走り続けて、四.二年かければ到着できる距離」のことである。
キロ換算にしておおよそ四◯兆キロメートル。
39735360000000km
遠すギィ!
最も身近な可能性ある星ですらこれである。物理的にとおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおーーーーーー~~~~~~~すぎんねん。
加えて時間軸という別の問題もある。すなわち「こっちの文明が栄えてるタイミングで、そっちの文明も栄えてるのか?」問題。宇宙の年齢は一三八億年だけど、わたしたちはたった数百万年しか存在してない。それでいてやっとこさ、月というちょっとつま先を伸ばしてみた程度の距離に進出できたレベルだ。
長いスパンを持って知的生命体が誕生し、文明を築き上げ、その惑星の資源やエネルギーや寿命などが枯渇する前に「宇宙進出よゆーッスけどなにか?」レベルまで発達して、その同じタイミングでよその、せめて十光年程度くらいの距離の文明が同じレベルで発達してなきゃワンチャンどころか、出会いの可能性のカケラすら見いだせない気がする。
インデペンデンス・デイやマーズ・アタック、イデオンなど『地球外生命が地球に乗り込んで戦争を仕掛けてくる的な作品』がごまんとあるね。個人的には『ピクセル』って映画を思い出すけど、上記のとおり地球外生命体が地球にやってくる可能性は無といえる。
結論出たね、じゃあこれで話はおしまいにすると文字数がアレなのでこっから話を発展させてぇ……そうだなぁ……ここはひとつ「万が一、地球に地球外生命がやってきたらどうなる?」的な話を考えていこう。そのほうが楽しいじゃん?
:ワイらも宇宙人なんだよなぁ:
むかーしむかし、わたしは『ギャラクシーエンジェル』という作品をプレイしたことがあるんだ。
スペースオペラというか三次元ウォーシミュレーションというか、とにもかくにも宇宙を舞台にしたゲームで激しい戦いが繰り広げられていた。彼らはロストテクノロジーと呼ばれる技術を使いこなしており、まあわたしたちからすっと宇宙人的な存在と見てくれて構わない。
あるシナリオ中、彼らにとってまだ未踏の、つまり地球的存在に接触したことがある。記憶がおぼろげだが、その時は確か「気象を操って〝奇跡〟を演出して~」的な感じでアプローチしてた。つまり、その星に暮らしてる存在からすれば、突然宇宙人的なヤツらがやってきて、自分の星の天気を操りはじめたことになる。
地球外生命体が地球にやってきたら? ――これを考えはじめたとき、わたしはインデペンデンス・デイ、マーズ・アタック、宇宙戦争メン・イン・ブラックスカイラインその他モロモロより真っ先にギャラクシーエンジェルのいちシーンが浮かんで、そして「地球は観光名所かもしれないなー」などと思った。
戦争なんて仕掛けるはずがない。
仕掛けられたとして戦争にすらならないだろう。
もともとノベルアップ+さんで『UFOがもし広大な宇宙を航行して地球に訪れる技術レベルをもってるなら地球脱出すらできない地球人が敵うわけないだろ』という作品を書く程度には妄想してたことはあるけど宇宙人ってタイトル通りの文明や技術レベルをお持ちだと思うのよ。人間ってここ最近やっとこさ月に到達して火星に行く計画たててる段階じゃん? けど原爆水爆ツァーリ・ボンバとまぁまぁ地球を破壊し尽くせる兵器は開発済みじゃん?
じゃあ、数十、数万、数億光年離れた距離の惑星まで移動可能で、さらにその期間を資源の枯渇なく円滑に過ごせるレベルの方々をどうやって武力で追い払えというの? って話じゃん。たぶんさ、もし地球に訪れた宇宙人がいたらそいつら指ぱっちんひとつで地球人がもつすべての兵器を超越するエネルギーを地球にブチ込めると思うよわっちは。
宇宙人は確実に存在する。で、もし、宇宙一三八億年の歴史で地球人なんぞを超越するようなレベルの知的生命体が存在するなら――わたしは「既に地球に宇宙人が潜んでいる」としても良いと思う。
いるけど会ってはくれないと思う。
地球人は、宇宙人にとっては珍しい動物みたいなもんだろうから。
ほら、人間が動物園のチンパンジーみて「かわいー!」ってやるじゃん? アレみたいなもんだよ。いや宇宙人が人間という存在をバカにしてるとかそういうワケじゃなく「へぇ、この惑星にはこういう生き物がいるんだなぁ、へぇ」的なリアクション。
ヘイヘイ宇宙人サーン、ユーワ何シニフォアアース?
カンコウ、デス。
観光に際し、宇宙人は人間やほかの動物に扮する必要なんてない。たとえば自身の身体を縮小させたり光学的相互作用を遮断したり、何等かの方法で存在を隠匿できるでしょう。想像できることは創造できる。誰がドラえもんの秘密道具を宇宙人が開発してないといい切れるだろうか。ってかむしろできないほうがおかしいと考えるべきではないだろうか。
スモールライト。量子がもつ〝情報〟は失われないというし、すべての量子をなんかうまいことコントロールすれば〝ほんらいの自分〟という存在情報を維持したままちっちゃくなることもできるよたぶんなんかそんな感じがする。原子レベルまで小さくなれば見つかる心配もないしあちこち移動できるもんね。
どこでもドア。うーんまあ量子力学ならなんとかできんじゃない?(強引
翻訳こんにゃく。食いたい。(単なる願望
ここまでの話を整理すっと「宇宙人がいたとしても戦争を仕掛けるワケがない。するなら地球はすでに滅んでる。むしろ観光地化して宇宙人に大人気であってほしい。じゃなきゃ地球の未来は……」って感じかね。
:地球人のレベルに合わせてくれるなら:
言うて人類は「宇宙人が侵略してきた!」的な話好きだよね。これを宇宙人がみて「せや! 地球人にリアル宇宙人撃退シナリオをクリアしてもらお!」などとヘタな気を回してほしくない。これは娯楽なんだ宇宙人が現実とフィクションの区別ついてなかったとかシャレにならんぞピクセルとちゃうんだから。
って感じになって、時が来たら宇宙人が仮想マーズ・アタックを用意してくれるかもしれない。んで宇宙人同士ソファーでくつろぎつつ「はえぇ~地球人はこういうリアクションするんやなぁ~」とワイン片手にウチュトモと語り合う的な? あとこのリアクション次第で「将来的に、この知的生命体に我らの技術を提供し、同じ文化圏に誘うか?」みたいな話をしててもおもしろい。そんで「え、なにこの人間って生き物めちゃ凶暴すぎて怖いんですけど。やっぱウチらの文明に迎えるのナシで引き続き観光地のままでいましょう。あるいはペット化しちゃう? ほら、ヒューマンって一部の愛好家に人気じゃん?」みたいなちょっと厚めの同人誌展開希望。いやなんでもないです。
さっきから宇宙人て書いたけど別にヒト型である必要はないんだよな。むしろ宇宙空間をさまよってるなら様々な重力に対応するんならボール型やヒトデ型のほうが安定? しやすい気がする。出し入れ可能な触手があれば最高!
もし宇宙人がかわいい地球人の相手をしてくれるならという発想。たとえば小さなおじさんやユーエフオーといったオカルト界隈のなかに、ちょっち地球人にサービス精神出しちゃったリアル宇宙人がいてもおかしくないと考えることはできる。まあ実際は人間の脳の問題なんだけど閑話休題。いずれにしても、結局は宇宙人側のアプローチを待つほかなさそうな気がする。
ちなみに、地球人は一九五◯年代から地球外生命体とのアクセスを試みてたりします。
・Messaging to Extraterrestrial Intelligence
METI
地球外知的生命体へのメッセージ
・Search for Extraterrestrial Intelligence
SETI
地球外知的生命体の探査
現状、いずれも革命的な成果を上げられておりませぬが、いずれもの好きな宇宙人がふらりとやってきて「こんにちは! オトモダチになろーよ!」と話しかけてくれるかもしれませんね。
宇宙人と出会う方法をひとつだけ上げるとすれば、それは「地球人が自力で地球外へ進出し、自力で地球外生命体と出会う」くらいなのかもしれない。
ここまで読んでくれてありがとう。もし異なる意見や考えを持っているなら遠慮なく「それは違うよ!」と声を上げて反論というかわたしを論破してほしい。わたしはキミとの交流をとても楽しみにしているんだ。
エイリアンもよく見るとかわ……なんでもない




