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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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野球のルール スポーツマンシップ編

本日はその他のルールとでも言えばいいでしょうか、野球をする上での『態度』に関するルールのあれこれをご紹介しましょう。

 さあ本日も野球の時間です。例によって『日本プロフェッショナル野球組織・全日本野球協会』編集『2020年 公認野球規則』を参照しつつ野球のルールについて知識を深めていこうと思います。ルールについては明記しますが、それに対する解釈などは私の独断であったり他の要素が混じっていたりします。それに注意して御覧ください。


 あ、ちなみに野球のルールを制定しているのは『日本野球規則委員会』です。これは日本プロフェッショナル野球組織及び全日本野球組織の事務局内に置かれているようです。いちおう2008年にイロイロな問題があった責任ということで日本プロフェッショナル野球組織はお取り潰しされているのですが、こうしてルールブックにも名前が書かれているということなので組織としての体は残っているということでしょう。2007および2008年の出来事についてはルール内容と関係ありませんので各自でググっていただくようお願いします。




 今回は『全体のプレーヤーに関する禁止事項』をいくつかご紹介します。


 この禁止事項は、今日事情でプレイする監督、コーチ、すべてのプレーヤー、トレーナー、バットボーイなど競技に携わる全ての人に関わる禁止事項です。これに該当する選手はルールによって『禁止』されていることがあり、それを違反すればもちろんペナルティが課せられます。さて、どのようなことが禁止されているでしょうか?


 ・言葉、サインなどを用いて、観客を騒ぎ立たせるようにあおったり、あおろうとすること。

   例えば審判に対して抗議(そもそも全プレーヤーに抗議の權利はありませんが)するなどの場面。選手や監督が審判の説明に納得できずに観客に対して「ホワーイ?」みたいなジェスチャーをすると審判から「めっ!」とされてしまうかもしれません。いくら納得できないからといって、それを観客たちにアピールし声援や審判への罵声を狙おうとした、と審判方から判断された場合は即アウトです。ちなみに、申し上げた通り選手や監督らには抗議の權利はなく、監督が審判のもとに行っているアレは『審判の説明を聞きに行く』体です。監督には『審判のジャッジをルールに則った方向へ訂正させる』權利があります。ですので、彼らがモメている(ように見えているあの場面)は『審判の説明をなかなか理解できない監督』とう"体"だと受け止めてください。で、簡単なジャッジなのにそれを理解できない監督はいないだろうってことで、数分間も理解できないよ~っと粘った監督には『遅延行為』というペナルティも与えられます。まあ、私の主観的な考えなので違うプロセスなのでしょうが……。


 ・どんな方法であろうとも、相手チームのプレーヤー、審判員または監修に対して、悪口をいったりまたは暴言を吐くこと。

   まあ納得ですね。ルールにしなければならないというのは残念ですが、スポーツである以上熱くなってしまうことは否めません。特にデッドボールなんてぶっちゃけ叫ばずにはいられないし、その後にコンチクショーって顔でピッチャーを睨むバッターの気持ちはメッチャわかります。イタイよねぇ……。なので、このルールを厳格に適用すればふつうに『乱闘=総退場処分』みたいな感じになるのですが、まあ審判はゲームを円滑に進めるのが最重要事項だから多少はね? これで割りを食ってるのは外国人選手だと思います。決して言葉では悪口を言ってないにも関わらず、その表情が険しいものになっていると審判も「態度が侮辱」と受け取ることができますからねぇ……え、いや実際そういう例があるし。


 ・ボールインプレイ中に”タイム!”と叫ぶか、他の言葉または動作で明らかに投手にボークを行わせようと企てること。

   少年野球時代よく目にしてた光景として、バッターがピッチャーに対し「ちょっとまって」的な意味合いで相手に手のひらを見せていたのがあったのですが、あれはまったく意味ありません。投球タイミングをバッターが指定できるルールはどこにもなく、それどころか審判から「ボークを誘っているな!?」と思われるかもしれないという。投球がなかなか来なくてじれったくなった時も、タイムの声は控えて、球審に対して「ちょ、まって!」ってな感じでアピールしましょう。そうすれば球審もタイムをだしてくれるはずです。ランナーも「走った!」とか口走っちゃいけないのでそこのところは注意しましょう。なんにしても『ボークを誘おうとした』と判断されればそれでアウトです。基準? そんなの審判が決めることだよ。


 ・どんな形であろうとも、審判員に故意に接触すること。(審判員の身体にふれることはもちろん、審判員に話しかけたり、なれなれしい態度をとること)

   基本として、審判は『どちらの肩入れもしない』というお約束があります。しかし審判も人間ですから、ちょっとした会話で心がときめくこともあるでしょう。そういった心のスキを狙うわるいオトコもいないとも限りませんので、審判との交流は(少なくともゲーム中は)禁止されています。ただ審判も野球をやってきて審判の道に進んでいるわけで、古くからの知り合いなんて選手間とはけっこうあるものですわよ。まあ仕事だからちゃんとやるのでしょうが、逆にこのルールを逆手にとってうまいことやる選手もたくさんいますね。たとえば「独り言ですよ」って体でしゃべってみたり……。際どいコースをストライクととられても「おっ、そうだねそこギリギリだよね。よく見てるねぇ~」なんて言って、いざ際どいコースを突かれたら平然と見送りボールを獲得する。そんな"偉大な"選手もいたらしいですよ?




 他にもイロイロと違反はありますが、これらの違反は総じて『スポーツマンシップ』的なニュアンスのそれです。明言されているペナルティはいくつかありますが、おそらくこれらの『度合い』によって審判の判断で処理が変化するでしょう。警告を与えたり退場を言い渡したり……ちなみに、守備の人はバッターに対して「ウェーイ!!」みたいな感じに集中を見出そうとしたばあいは問答無用で退場を食らうのでやめましょう。退場者は速やかに競技場、ベンチから退出しなければなりません。いちおうクラブハウス(選手のロッカーだったりシャワー室などがある場所)内部にとどまったり、自チームベンチ、ブルペンから遠い場所のスタンド席にいることはできますが、基本的にはユニフォームを脱いでそのゲームに携わらないことを明確にしておきます。当然ながら出場停止処分を受けた選手や監督などは参加できません。


 紳士的な態度はベンチにいる選手にも求められます。よくメジャーリーグでは見られる光景ですが、判定の不服に仲間たちも憤り、ベンチでも騒ぎが発生することがあります。その場合は審判が対象の選手に対し『警告』を発し、さらに続けるなら退場させます。このときちょっとおもしろいのは、ベンチの『誰が反則者か指摘することができなければ、控えのプレーヤーを全員ベンチから去らせる』というルールが存在することです。退場ではなく『去らせる』です。おそらくクラブハウスに行くことになるでしょうが、この場合、監督は必要なプレーヤー(選手交代で必要になったなど)をいちいち呼び出すハメになります。メンドウなことですが、個人的にはそんなパターンの映像を見てみたい気もする。




 スポーツにはルールがあります。勝負ごとには相手を欺き騙し討つ作戦も必要ですが、そこにはルールのみならずスポーツマンシップに則ったプレーを要求されます。どんなプレイスタイルであれ、どうかみなさんもこの『スポーツマンシップ』というものを忘れずに、どんどんゲッツー崩しをけしかけちゃってください。

さわやかな笑顔で相手の足に滑り込む。

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