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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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【心理学・脳科学】冬休み中身に着けたい勉強法

勉強にも時短やら効率やらが求められる時代らしいですよ。

 きちんと勉強してるのにテストの成績がわるい。


 ちゃんと対策してたのにぜんぜん覚えてなかった。


 テキストや塾で教わった通りの勉強だけだと効率が悪い気がする。


 人それぞれの悩みがあると思います。わたしたちは小学校から高校卒業、さらに大学や社会人になってもいろいろなことを学習し、知識を溜め込んでいくわけですが、それらをより効率的に覚えていくにはどうすればいいのか? もっといいやり方がないだろうか? というのは誰もが考えるナゾ(・・)でしょう。


 ひと昔前、国では詰め込み教育と言われた『とにかくガンガン知識を詰め込もうぜ!』的な教育方針にあって、教科書にはミッチリと知識が詰め込まれており児童生徒たちはそれらをミッチリ頭に叩き込まれていました。


 その後の時代は『ゆとり世代』と称し、逆に知識の詰め込みすぎはよくないと円周率が『3』で計算されたり教科書の一部を学習しなくなったりなどの大改造が行われたりしていました。


 昨今は『子どもの好奇心を伸ばしたり個性を伸ばしたりしようぜ!』的な発想の教育基準が設けられたりしているようですが――どうでしょう? これらの教育を受けた日本国民は、学校で学んだ知識をきちんと保持し続けられているでしょうか?


 もし、国の教育方針が正しかったのなら、教育を受けた子どもたちは軒並み好成績のはずです。しかし実際は満点を狙えるような子から、残念ながらいわゆる赤点をとってしまうような子もいる。国の教育方針を批判するワケではありませんが、上記で並べた教育法は人間の脳にとって効率が良い方法だとは言えませんよね。


 人間の脳はどうやったら知識を保存できるのか? こういった問題は脳科学や心理学界隈でよく研究されています。そういった研究の成果によって『効率の良い勉強法』が生み出されつつありますが、国には教育指導要領という教育方針があり、それらに組み込まれない限りはなかなかこういったテクニックを活用することはありません。


 それはもったいないじゃん? どうせなら科学的な根拠をもった勉強法を知っときたいじゃん? ってことで、今回はそういった勉強法を紹介していこうと思います。




:ダウトな勉強法:


 テスト前日に集中して勉強する、いわゆる『一夜漬け』てきなことを経験した生徒はどれくらいいるでしょうか? たぶん、これは偏差値関係なくどこの学校の生徒もやってるんじゃないかなと思います。


 が、正直この一夜漬けというテクニックは勉強法的に効率が悪いと言えるでしょう。いえ、一時的に知識を溜め込んどくっていう意味では意味ないとも(・・・・・・)言い切れない(・・・・・・)かもしれない(・・・・・・)のですが、それらの知識は時間経過とともに薄れていくってのはほぼほぼ確定した未来になっています。


 これはウン十年前から追求されており、今では論文として発表されるのではなく『一夜漬けでは知識は定着しないが~』的な論文中の文言としてあるレベル。つまり『わざわざ語るまでもないほど当たり前の話』として扱われています。テスト前の一夜漬けは、そのテストだけ(・・)においてはそれなりの成果がありますが、その後の実力テストやらなにやらではからっきしアテにならないのです。


 その場しのぎだけしたいなら一夜漬けでいいけど、ちゃんとアナタ自身の実力として知識を定着させたいなら一夜漬けなんて選ぶ? ってことです。



J-STAGE、寺澤孝文氏ほか

ttps://www.jstage.jst.go.jp/article/konpyutariyoukyouiku/53/0/53_43/_pdf/-char/ja

 



:勉強には習慣と集中が大事:


 どうやったら知識が定着しやすいか? これまで多くの手法が開発されていますが、とりあえず『毎日コツコツやる』ことから始めましょう。


 脳はある作業が習慣になると、それに合わせてモードチェンジしやすくなってくれます。アナタも『これから部活動だって時はなんか身体がアツくなる』とかそういった経験ありませんか?


 お勉強という行為が習慣になれば、脳はしっかりその習慣を覚えてくれます。脳にはメッサ集中するモードとリラックスするモードがあり『集中する時にしっかり覚え、リラックスしてる時に定着させる』ことが重要なのです。


 ここで物書き活動をしてるアナタ、たとえばシャワーを浴びてたらすごい発想が浮かんだ! 的な経験あるでしょう? あるいはトイレの中だとか昼間にコーヒー飲んでる時とか……こういう時、脳はリラックスモードに入っており、その間脳の中ではいろんな電気信号がいろんな方面にネットワークを繋いで情報を共有しています。


 この時は別の情報と関連付けられたり、新たな発想が浮かんだりするのですが、こういったひらめきは突発的かつすぐ消えちゃったりするので、シャワー中にもすぐメモれるような環境を整えておくといいですよ?


 毎日30分程度でも構いません。とにかく『勉強の習慣化』からはじめましょう。それが第一歩です。習慣化すれば脳は自然と「あ、勉強の時間だ」と集中モードに入り、知識を定着しやすい状態に移行してくれるでしょう。


 え? なかなか集中できなくて困ってるって? ――もしかしてアナタ『音楽聴きながら』とか『ポテチ食いながら』的なことやってませんか?


 勉強中は『勉強』に集中する環境を整えてください。ながら(・・・)はご法度で、かついつでも(・・・・)"ながら(・・・)"ができる状況(・・・・・・)で勉強することもご法度です。そういうスキがあると、脳は「……そういや机の上にポテチあるな」と食べる方向に集中が削がれてしまいます。音楽は常に聴覚刺激を与えてきやがるのでやめてお願いだからマジで。


 ただ、カフェとか庭とかの自然音レベルの音なら逆に集中できるようになるって方もいるので、それはアナタ自身が実際に試して集中度合いを確かめてください。自分にとって都合のいい方向じゃなく『勉強に集中できたか?』でご判断ください。




:集中したら後は休め:


 脳の集中モードで知識をぶっこんだら、次はリラックスして脳に定着させるモードに入りましょう。ここで最も重要なのは以下の1点だけです。


・勉強後に脳への余計な刺激を入れない


 人がモノを覚えるとき、まず一時的な記憶として脳にインプットします。そしたら、脳は「これは自分にとって大事やろなぁ」ってのを取捨選択して脳細胞に刻み込んでいくんだけど……このとき余計な記憶や知識があった場合、脳はそちらの記憶を優先的に覚えたり、結びつけちゃったりする場合があるのです。


 せっかく勉強しても、その後ゲームやっちゃったら意味ないです。覚えた知識がゲームの刺激に追いやられちゃいます。それはもったいないじゃん?


 ベストなのは『勉強後は寝る』ってことです。これは昼寝などでもオッケーですし細かい時間に区切っても良く、たとえば『勉強を30分やった後10分昼寝する』というのを科目ごとにやるとか、夜寝る前に勉強するなんてのもいいですね。


 勉強した後は、脳にその知識をインプットしてもらえるようしっかり休んで、リラックス中に知識を定着させるようにしてください。


 軽い運動も脳をリラックスさせてくれます。まあ100mダッシュ100本やれとか言わないから、とりあえずかるーく近所を散歩してみてください。勉強ってのは得てして静止した状態でやるものですから、硬くなった身体をほぐす意味でも実践してみましょう。


 なんだったら科目ごとの休憩タイムとしてお散歩タイムを設けるのもいいですね。外出歩けとは言わないので、まあ家の中で足踏みするとかラジオ体操的な何かをするくらいでもやってみてください。




:オンとオフの切り替え:


 部活動でもあるあるだと思うけど、物事ってやっぱ『オン ⇄ オフ』の切り替えが大事なんだよね。脳が中途半端な状態だと「そういや昨日の夜食ったミートストロガノフうまかったなぁ」と寄り道な思考しちゃったり、そこから「そういやミートストロガノフとガノンドロフって似てるよな」とか「あ、人気YouTuberがアップしたゼルダ実況プレイ観なきゃ(使命感」的な感じでどんどん集中すべき物事から逸れてってしまいます。


 心当たり、あるでしょ?


 なので『しっかり集中する』ってのは前提になります。とはいえ勉強に集中するのはどうすりゃいいのかってのが考えものですよね。


 スポーツをするときって"準備運動"するでしょ? それ、勉強でも同じことが言えるんです。


 脳が「ほえぇ~」ってなってるのをいきなりシャキーンなんてできません。なので、まずはかるーいウォーミングアップ、たとえば『かけ算九九の計算ドリル』を5分やるとか、ほかには『前回勉強した内容を思い出す』とか、もうとにかく勉強モードに切り替わるための儀式が肝心になってきます。


 上記のほか、アナタが切り替えやすい『ウォームアップ用の儀式』を用意しておきましょう。難しく考えなくて良いよ、上記みたいなのもアリだし『いまから勉強するぜと10回唱える』みたいなもんでも構いません。アナタの脳が切り替えられればもうなんでもいいです。


 脳が勉強モードに切り替わったことを感じたら素早くテキストを開き、その勢いのままやっていきましょう。集中集中して知識を詰め込む時間こそ、アナタにとってかけがえのない時間なのであります。




:覚えるということは"思い出せる"ということ:


 ここまで紹介した事柄を守るだけで、アナタの勉強効率は格段に上昇するでしょう。ほんとうに自分の脳は学習してるのか? ってのが気になったなら『思い出す』という作業をやってみましょう。きっと効果を実感できるはずです。


 ちなみに、覚えた知識を思い出すことも立派な勉強法です。自分が覚えたい事柄を問題にし、あるいは友人にテストを作ってもらいそれを解いていく行為はめっさすばらしい勉強法になります。ぜひ活用しつつ、アナタ自身の脳に知識を刷り込んでってください。


 年を越し、どんどん新学期へのワクワク感が高まってきますね! 部活動で毎日合うともだち、たまーにつるんで街へ繰り出すダチ、新学期になるまでまったく合わないクラスメートたち。彼らが冬休みの間どれほどレベルアップしたのか、そして自分の脳みそちゃんがどれほどレベルアップしたのか?


 それは冬休み後の確認テストで明らかになるでしょう。その日のために、アナタはアナタ自身のベストを尽くしていこーね!


 アナタのスクールライフに幸多からんことを。

親戚の子が「学校がある日は宿題が少ないから学校だいすき!」って言ってた。


思いもよらぬ発想に感心した。

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