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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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野球のルール 道具編

スポールにはルールがある。使用する道具には規定がある。今回は野球でおなじみの道具に関するルールを書いていきます。

 突然ですが、私は野球が好きです。草野球はやってません。でもルールブックは購入しました。書店にて1000円というお得価格なのでみなさんもぜひ購入してみてください。


 本日はそのなかから『野球道具』についてのお話をしてみようと思います。野球が大好きな人、ルールに興味ある人、興味ない人もぜひ読んでね。




 スポーツにはルールがある、という話を以前したような気がしますが、やはりというか、使用する道具にも厳格なルールが定められています。ちなみに、という話なんですけど、みなさんが日々草野球を楽しんでいるグラウンド、あれはルールブック的に申し上げると野球をするための競技場の規定を満たしていないので、厳密には競技場足りえません。外野にはちゃんとフェンスというか、囲いがある必要がありますので、例えば河川敷などは競技場ではなく公園扱いでしょうね。まあ、ちょっとしたトリビアです。


 では、野球道具の話をしていきましょう。みなさんは『野球の道具』と聞いてなにを思い浮かべますか? バット? ボール? グラブ? スパイク? ――いろいろあるかと思いますが、ルールブック上でまず紹介されているのは『ボール』です。なんてったって野球は『球技』ですからね。使用するボールの規格をまず決めないことには始まりません。


 野球ボールは、芯としてコルクか、それに類する材料を使う必要があります。その小さな芯に糸を幾重にも巻きつけ、馬か牛の革を2片用意してそれで覆い、糸で縫い合わせたものを利用します。これはアメリカ発祥の球技なので、重さや長さの単位は『オンス』とか『フィート』とかが用いられているのですが、ここではわかりやすさを重視してミリ、センチ、グラム単位での表記にしましょう。


 重量は141.7~148.8グラム。周囲は22.9~23.5センチの幅に限られます。コレ以外はプロや公式のゲームで用いることはできません。日本では牛皮のボールが利用されています。ルールブックには軟式用のボールの規格も親切に記されており、4種類全てを記すのはアレかなと思ったので、本日は『M・J・D・H』のうち少年野球高学年用と一般用のふたつを紹介しましょう。4種類いずれも中心部は空洞であります。ちなみにそれぞれ中学以降一般用、少年野球高学年用、少年野球年少用、準硬式用です。準硬式のみ、中身が空洞でなく詰め物が入っています。


 少年野球高学年(J) 直径68.5~69.5センチ 重量127.2~130.8グラム 反発60~80センチ 20%圧縮荷重27~37キログラム

 中学生以降一般(M) 直径71.5~72.5センチ 重量136.2~139.8グラム 反発70~90センチ 20%圧縮荷重32~40キログラム


 直径と重量はまだしも、のこるふたつはナゾの値ですね。これらを説明しましょう。反発は150センチの高さから大理石板に落とした時どのくらい跳ね返るかの高さです。一般球の場合はそれが70~90センチ以内でなければ合格と言えません。20センチも差があるということは、わりと細かい違いで変化が大きいのでしょうかね。まあ季節により内部の空気が変化すると思いますが。


 20%圧縮荷重というのは、たとえばボールを握りつぶしたとして、20%ボールが潰れたときにどのくらいの握力がかかっているか、という値になります。まあ手で握るのですから均等じゃないですけどね。これはこのふたつのボールにだけ規定されているもので、低学年用と準硬式用には設定されていません。


 言うまでもないでしょうが、ボールにキズや泥などを付けるのは違反となり退場となります。プロでは10試合の出場停止処分になるのでお気をつけてください。ちなみに違反した上で警告されてもプレイが続けられた場合、それを活かすかどうかは攻撃側の監督に権利があります。都合の良い状況になったのであればすぐ球審に活かす旨を伝えましょう。ただし全員が裁定でも1つ進塁した場合はそのプレイは有効となります。あ、でもピッチャーは退場でね。アマチュアの場合はボールの返還を求めるに留めますが続けたのなら退場になります。まあこの規定はアメリカの歴史に関係があるかなと個人的に考えてみました。昔はルールもゆるゆるだったので、わりとボールをイジるピッチャーが多かったんですよね。あまりにもキレが良くなってしまうのでルール改定がなされましたが、それまでボールを傷つけて投げることをしていたピッチャーはその後も目をつぶってもらっていたようです。だからルールを厳格にしなければ、エメリーボールなどは無くならなかったのでしょう。


 事故といいますか、たまにボールの糸がほつれてたり、軟式球も爆発する場合があるんですが、この場合はインプレーです。プレイが中断されたと見なされたときにはじめて『タイム』がかかるでしょう。




 続けて『バット』のお話をしましょうか。バットは基本的になめらかな円い棒である必要があります。長さは106.7センチ以内であれば、たとえ30センチでもおっけーです。まあねーだろーなぁ。一番太いところは6.6センチ以下です。先端からグリップまでは『なだらかな傾斜』があるデザインである必要があります。数値で言うと全体の傾斜率が10%以内、テーパ部の任意の間においても50ミリ間では20%以内とありますが、この部分は私個人でもよく理解できないことなのでスルーします。


 1本の木材で作られる『べき』とされ、接合または試作中バットの場合は、規則委員会にそれらの意図や旨を説明して了承を得るまでプロ野球においては利用できません。ちなみに、プロ野球でもコミッショナーから許可を得れば金属バットを使用できないこともないです。Youtubeかどこかで『コルクバット』で検索すればすぐ見つかると思いますが、中に仕込みを入れるなんて言語道断ですぐ退場されます。


 アマチュアの世界で金属バットを利用する場合は、は直径67ミリ未満で重量は900グラム以上です。あ、バットの金属部分(ヘッドキャップ、グリップテープなどぉを除いた部分)の重量は800~820グラム以上にしてください。まあ800グラムがデッドラインですかね。


 軟式野球ではここまでのルールを『適用しない』とありますので、ようは好きにしていいよ☆ ってことで受け止めましょう。バットのヘッドをえぐった『カップバット』なるものが存在しますが、これにも規定があります。深さ3.2センチ以内、直径5.1センチ以内、お椀のようにカーブを描くくぼみにするように設定されています。異物の付着はもちろんご法度ですよ。


 ちなみに、試合の打撃中や打撃後にバットが違反なものだと判明しても打者がアウトになることはなく、退場もありません。ルールの記述だけ見ると、なんか『バレなければ(以下略』的な感じに見えますが、わりと退場処分を受けている選手が目立つのでこのルールは審判的に無かったことになっているみたいですね。おそらく別の項に違反行為について連なっており、それに該当すると判断しているのでしょう。ちなみにですが、ルール上プロ選手が着色バットを使用したい時は規則委員会からの許可が必要です。




 グラブについてのルールはそれぞれ『捕手用』、『一塁手用』、『野手用』、『投手用』と分かれており、細かい分類がなされています。おおまかな共通点として『重量に制限がない』、『禁止されている色がある』、『大きさは外周の大きさ、指の間の長さ、親指と人差し指の間にある網の規定、それらを結ぶ紐の長さ』があり、特に投手はボールが見えやすくするよう厳しい色についての規約があり、グラブの色を1色に統一する必要があります。これらを細かく書いていくのはアレなので、今回は野手用のグラムを紹介しましょう。


 大きさの規定として、グラブの各4本指の先端からポケットを経由して下端まで33センチ以下。幅は人差し指下端の内側にある縫い目から、各指の下端を通り小指外側の縁までを19.7センチ以下にする。親指と人差し指間の『網』の部分には革製品を利用し取り付けてもよいが、革以外の素材で包み込む設計をしたらアウトです。あえてゆるゆるにするなどで窪みを大きくすることもアウトです。網は先端の幅を11.4センチ以下、深さ14.6センチ以下、根の幅を8.9センチ以下にしてください。柔軟性があったとしても元の形に戻るよう設計する必要があります。




 まあ、このように細かいルールや縛りはありますが、日々草野球を楽しむみなさんはそこまで気にする必要はありません。なにしろショップにて販売されているそれらはこの規定をクリアするようあらかじめ設計されています。もし『アウト』だった場合は、あらかじめショップ店員から言われることもあるでしょう。とくに『J.S.B.B』とかはおなじみですよね?


 わたしたちは日々グラウンドで草野球を楽しみ、テレビや観客席でプロ野球の試合を観戦し、明日への活力をグラウンドにて養います。そんな表舞台に隠れた世界で、縁の下の力持ちはこういった規定をクリアする道具を創るべく、日々机に向かって奮闘しております。そんな彼らに対し尊敬と感謝の念をいだきつつ、これからもみんなで草野球をたのしみ、低めのフォークボールを空振りした贔屓の選手たちにヤジを飛ばしましょう。

ほぼ円柱に見えるバット、通常の2倍の重さのグラブ、だれか使ってくれませんかねぇ……。

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