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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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【メタ認知】自分を認知しろってどうすりゃええねん【わかりやすい解説】

めーっためっためっためったにーんち!

 アナタにとっての『ふつう』ってなんでしょう?


 わたしは犬が好きです。こういった想いがあると犬を好意的に受け止めるようになりますが、世の中には犬がキライだという方だっていますよね。


 個人的には残念なことだと思うのですが、相手は犬がキライかもしれない、イヤかもしれないという可能性をアタマの片隅に置いておくと、たとえばさんぽ中そういった人に対し気を使う行動をとることができます。


 自分は犬が好きだ。だけど世の中そういう人ばかりじゃない。わりとこういう思考をもつのは難しいのです。


 わたしは犬が好きなので犬を例に『メタ認知』を考えてみましたがいかがでしょう? ほんのりメタ認知とはなんぞや的なイメージが掴めたでしょうか?


 ざっくばらんに書けば、メタ認知ってのは『自分を俯瞰的に見つめ、分析すること』です。自分を知ると『自分と相手は違う』ってことがわかり、自分がとるべき行動もわかりやすくなる。自分をうまくコントロールできるってことは自分の能力をうまく活用することができるってことで、実はメタ認知をうまく活用すると学習効率などを伸ばすことにも繋がったりするのです。


 巷でさんざんっぱら話題になってるメタ認知ですからアナタも名前くらいは聞いたことが有るでしょう。けど、だいたいの方は「はえぇ~メタ認知ってすごいんやなぁ~……で、具体的になにすりゃええの?」みたいな感じだと思います。ってことで今回はなるべく具体的な例を挙げてメタ認知とはなんぞや? 的な話をしていこうかなと思います。




 メタ認知、実は子どもにどう教えるかっていう指標の『学習指導要領』にも盛り込まれるほど重要な要素でございます。くわしくは以下をチェックしてみてね。


文部科学省

ttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/mext_01500.html


 人間ってのは朝から晩までなんか聞いたり、見たり、話したり、覚えたり、知ったり、考えたりしています。こういうアタマの働きをひっくるめて『認知』っていうんだけど、アナタの認知がいつも100点満点とは限りません。ってのはアナタ自身よーく理解してるでしょ?


 もしアナタの認知が100点満点だったらテストの成績も100点満点だし、いちど聞いただけですべてを理解できるはずだし、そもそも見間違いや聞き間違い、記憶違いだってあり得ないはずでしょ?


 けどアナタは常に何らかの『迷い』とともに歩き、考え続けています。しゃーない、それが人間だもの。


 こういう『脳のケアレスミス』を最低限に抑えたり、あるいは修正して正しい認知に変えていくにはメタ認知が必要です。その第一歩目として『気づく』って段階が必要なの。たとえばこんな感じ。



「さっきの授業、三角形の合同証明の条件うろ覚えだったなぁ……ちょっと復習しよっと」


「ボールを投げるとき、どうしても足の左側に重心がかかってるなぁ……バッターに向かうよう意識してみるか」


「あの子といると胸がドキドキする……これが恋に違いない!!」



 自分の認知を思い返してなにか(・・・)に気づく。そうすっとその後どうすればいいか端的にわかる。これがもっともシンプルなメタ認知でしょう。わたしの場合3ばんめの例を経験したことがないのですが、アナタはどうですか? ――そうですか(遠い目


 上記の例に書いたように、メタ認知はありとあらゆる分野で役立ちます。自身の学習や部活動の練習、さらには人間関係の改善に自分自身の趣味など使用用途は様々。


 これらの例を見たらわかると思いますが、メタ認知ってのはつまり『反省タイム』なんですよね。で、さらにメタ認知はアナタ自身のココロのケアさえも担ってくれます。


 相手にカチンとくる言葉を言われたとき、自分自身の心情をしっかり分析してみましょう。アナタはどういう気持ちになってどのような言葉を返そうと思いましたか?


 わたしは野球が好きなので野球で例えますが、とりあえず「ピッチャーのクセに球遅いな」と言われカチンときた例をご紹介しましょう。


 通常だったら怒って言い返したり「いや、おれはコントロールで勝負するタイプだから」なんて言ってみたりするかもしれません。あるいは斜に構えて「ボールが遅いのと成績って関係あるんですか? それアナタの感想ですよね?」みたいな発言をしたりすることもあるでしょう。ただ相手を言い負かしたいのであればソッチ方面(・・・・・)のスキルを磨くのも良いでしょうが、どうせなら自分自身のスキルアップを狙える方がいいですよね。


 メタ認知の例を紹介しましょう。言われた側は『球が遅い』と言われ怒った。まずこれを客観的に受け止めます。


 なぜ怒りを感じたのでしょう? ――怒りとは単純に相手の発言から生まれたものとは限りません。もっとアナタ自身のココロを深く探ってみてください。


 自分は球が遅いことを気にしているのでしょうか? 実際は『遅い』のカテゴリに入らない球速なのにそう評価されたことが悔しいのか、それとも周りと比較されたことに怒りを感じているのでしょうか? アナタが感じた『怒り』の根本にあるのはなんでしょうか?


 球速はピッチャーの強さの指標です。が、そのほかの要素だって当然必要です。でも、相手はそれらを無視して『球速』というひとつの指標だけに着目した。そういった点に対し怒りを感じているのでしょうか? 相手が野球素人で何も知らないのに発言したことを怒っているのでしょうか? ――まだまだ可能性を挙げればキリがありませんね。


 こういった「まだ別の可能性があるんじゃないか?」というのを自分のなかで繰り返し考えていきます。これをクリティカル・シンキングなんて呼んだりしますがテストには出ないので覚える必要はないです。


 ここで重要になるのは『思考と感情を分ける』ってこと。アナタが怒りを感じている時、その怒りの感情に任せるのはご法度です。逆に怒りという現象を『いかりくん』とでも名付けて、その子がムクムクしてきた原因を追求してみましょう。


 借りに『相手が野球素人で、好き勝手に評価したのが気に入らなかった』としましょう。そうすると、自分が知らなかった新しい一面に気づくこともできます。すなわち『自分は何も知らない人から意見されたくない』という可能性です。


 ズブの素人にとやかく言われたくない。そういう想いが根本にあった。これはひとつの発見と言えるでしょう。この感情、逆に言えば『監督やコーチなどの経験者からの言葉であれば信頼できる』ということでしょう。


 さて、ある程度自分自身のココロをメタ認知したら次は『行動』のターンです。いままで分析した自分(・・)と自分が感じた怒りの解決作を考えます。


 アナタの投げるボール、スピードが『ふつう』だったとして、しかし素人からしたら遅いと感じたという情報は貴重です。もしかしたら経験者からしても遅いと感じている(・・・・・・・・)かもしれないのでね。ふしぎなんですが、ピッチャーって同じ『120km/h』でも速く感じたり遅く感じたりするんです。これは野球経験者じゃなければわからない差異だと思うので、アナタが経験者じゃない場合近くの野球部に聞いたりしてみてね。


 ってことで、まずは監督コーチ、チームメイトとか「ワイのタマ、どう?」って聞いてみましょう。率直な意見が聞けて、そのなかに「うーん、ぶっちゃけ打ちやすい」なんて意見もあるかもしれないですね。


 ここからが本番です。素人ならともかく、なんかチームメイトからも「打ちやすい」って言われたぞ? これは自分の投げる球を改良せなアカンなという『課題』が誕生しました――素人は『速い/遅い』で判断しますが、実際の野球では球速のほかにもフォームによる軌道の見え方だったりコントロールだったりとイロイロな要素があるので、そういった点もしっかりメタ認知しておくことが重要ですね。球が遅いという言葉だけ気にしてるとこういった点に目が行き届かなくなります。


 さて、では今の自分でなにか改善できる手法はないだろうか? そこでお役立ちなのが監督やコーチですよ。彼らは部活動に勤しむ子たちを指導するためにいるのですからバシバシアドバイスをもらっちゃってください。


 監督コーチによって改善点を学び、それを練習で実践する。こうすることでアナタ自身のスキルアップに繋がっていきます。もしも「ピッチャーのクセに球遅いな」と言われた時、怒りに任せ言い返したり「はい論破」的な言葉だけで済ませていたらどうなっていたでしょう? ――まあ、とりあえずその場においてイイ気持ち(・・・・・)になっていたかもしれませんが、じゃあその後アナタのスキル向上に繋がっていたかと思うと……ね?


 感想をチームメイトから聞き、そこで得られた技術面の問題は監督コーチに聞く。これはスキル向上を狙うアナタにとって鉄板なルートだと思うのでぜひとも実践してみましょう。ながながと書いてしまいましたがこれがメタ認知のいち例ということでひとつ、どうぞ。




 例をながらく書いちゃったので、次は具体的なメタ認知的手法を箇条書き的なシンプルさで書いていきましょう。


 もっともシンプルかつかんたんなメタ認知は『日記』です。自分自身の1日をふりかえり、それを実際に紙に書く行為はアナタが思ってる以上に様々なことを教えてくれます。


 人は「あぁ、あのときあーしてればよかったなぁ」と思うだけではぜんぜん実感が湧かないのです。なので日記という『自分と離れた場所から自分を見つめさせられる』ツールを通して自分の心を見ると「やらなきゃ(使命感)」みたいなマインドを呼び起こすことが可能になるのです。


 矛盾してるかもしれませんが、自分をしるためには『相手を知る』ことも重要です。ってことで『他人とわいわい話す』ってのもメタ認知的におすすめだったりします。陰キャのみんなもがんばって☆


 相手と話していると、自分の考えと相手の考えがまったく違うことに気づきます。それは『卵焼きには塩か醤油か』みたいな話だったり『いぬ派かねこ派か』みたいな話だったり、あるいはアナタ自身が重要視してる考え方を真っ向から否定されるかもしれません。そういった衝撃を覚えることも重要です。


 そこでひとつ大切な考え方は相手の人格と意見は別(・・・・・・・・・・)ということ。日本人が議論ヘタと言われてるらしいですが、その肝はここにあります。


 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。坊主という『人』が憎いと袈裟という『服』にまで憎しみの感情が転移してしまう。この相手の意見が気に入らないからといって相手の人格まで攻撃してしまわぬよう、どうぞお気をつけください。


 最後に、メタ認知をする上で前提となる要点を紹介しましょう。


・人間の"認知"はありのままの事実と異なる場合がある

・取り組むべき"課題"に難易度がある

・課題を解決する"方法"の有用性を知る


 ヒトの認知は現実をそのまま認識できるものじゃありません。いちどにダバダバ言われても覚えられませんし、難しい文章は何度も読み込んだり解説してもらわないと理解できません。そもそも思考は感情に左右されやすいのです。


 自分自身の認知力をしっかり把握しておきましょう。


 ある課題を解くのに必要なレベルを知っておきましょう。1ケタの掛け算ならだれもができますが、複雑な計算ほどミスが増えていきます。読書感想文や論文を書く際も、文字数制限や必要なテンプレートによってまとめ方が異なりますね。


 その課題が要求する本質に合わせて対応していきましょう。


 難しい課題を解決するにはテクニックが必要です。ケアレスミスを防ぐための見直し、解説なら文章だけより図解を併せたほうが良い、チーム内でのサインの徹底などがこれにあたります。


 どの方法を使えばスムーズに課題を解決できるか把握しておきましょう。




 自分を知ると、図らずも『人間』という生き物について知ることができます。自分と相手は違う生き物で、相手は相手の考えがある。そういった『それぞれの常識』のなかでわたしたちは生きているのです。


 アナタ自身のスキルアップのため、より良い人間関係のため、そのほかモロモロお役立ち場面がありますので、ぜひともアナタ自身の認知を認知してみてください。


 アナタの人生に幸あれ!

メメタァ

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