【野球】審判「あ、走者のみなさんこちらへお進みくださ~い」【安全進塁権】
アウトにされるかヒヤヒヤなアナタ、実は安全に進塁できる権利ってのがあるんですよ。
スポーツにはルールってもんがあります。
どんなにシンプルに見えるようなスポーツでも、わりかし細かいルールが定められています。サッカーなんかメチャ簡単そうだけど、あれはあれでけっこー細かいんですよ。しらんけど。
わたしはサッカーのルールを語れるような知識量をもってはいないけど、野球だったらちょっとは語れるくらいのアレはもってると勝手に思ってるので、今回は野球のルール、とくに『安全進塁権』について書いていこうと思います。
安全進塁権ってのは『走者がアウトにされる恐れなく安全に進塁できる権利』です。もっともわかりやすいのは『ホームラン』でしょう。
ガツンとイッパツやって、打者がボールを球場の外まで放り込むと審判はく~るく~ると手を回しホームランのジャッジをします。そうすっと『4つの安全進塁権』が与えられます。
これ、たまに「ホームランだったらわざわざ一周せずにベンチに戻っちゃえばよくね?」という意見がありますね。わたし自身もそう思ったりするんだけど、ルールには「安全進塁権を与えられても正規の順番通りにベースを踏んでってね」って書いてある都合上、審判もベーラン省略させらんないのですわ。まあ、ホームラン打って盛り上がるなか悠々とベーランする選手を見るのも野球の楽しさということでひとつどうぞ。
上記のように、安全進塁権はルールの保証の上審判によって与えられます。ただ『正規の順番でベースを踏んでけ』っていうルールもあるので踏み忘れはご法度です。そのせいで、当時ルーキーだったミスタープロ野球『長嶋茂雄』氏は29本塁打になってしまいました。プロ1年目で30本という記録をポシャっちゃった。いやーもったいない。
以上が安全進塁権のかんたんな概要です。次は具体的っていうか、安全進塁権が生じる条件をいくつかご紹介しましょう。
『1つの安全進塁権』が与えられるシチュエーションはたくさんありますね。たとえば打者走者が与えられる『四球・死球』がそれです。ほかにもランナーがいる際ピッチャーが違反をした時の『ボーク』、牽制を暴投させベンチ等にはいっちゃった時もテイクワンになります。
あ、野球用語として1つの安全進塁権は「テイクワン」、2つの安全進塁権を「テイクツー」なんて言ったりします。
四死球などによって『自分が専有する塁を明け渡さなければならなくなった場合』もテイクワンですね。間違っても1塁ランナーが居ない状態で2塁にいたとき「やったー進塁だー」なんてムーブしないように。死球はともかく四球の時やったらアカンで?
このほか守備による妨害行為もテイクワンになるね。スイングしたバットがキャッチャーミットに触れたら打撃妨害になる的な例がいくつかあります。
ちなみに、安全進塁権を満たした後は各自自由行動になるのでその先の塁を狙うこともできます。ここでちょっとおもしろい現象というかいろいろありまして……ちょっとこういうパターンを考えてみてください。
・2アウトランナー満塁
・四球により全員テイクワン
・1塁ランナーが2塁へ進んだ後3塁を目指すもタッグアウト
→ 3アウトチェンジ
・この時3塁ランナーはまだホームをタッチせず
問:この時得点は記録される?
――いやまあ、こんなシチュエーションはまずあり得ないんだけど、ちょっとだけ考えてみてください。この場合得点になるでしょうか? ならないでしょうか?
まあ、こんなのに文章量使うのもアレなんですぐ回答しちゃいます。いちおう5行ほど空白用意しとくね。
答えは『得点は記録される』です。これはルールブックの『5.06 b3 (進塁) 原注』にあるので手元に公認野球規則がある方はお確かめください。んじゃあ次はテイクツーパターンの紹介ね。
よくあるのは『エンタイトルツーベース』でしょう。バウンドした、つまりインフライトでないボールがスタンドに入ってしまった場合はテイクツーになります。
何回バウンドしても同じことです。あとフェア地域でバウンドして審判がフェア認定した後、ファールゾーンに入った場合もテイクツーです。ほかいろいろありますが、とくに気をつける必要があるのは『野手送球の暴投によるテイクツー』ですかね。
野手が暴投してベンチなどに入ると、まずボールデッド(タイム中)になります。で、審判の裁量でテイクツーが与えられます。
このルールを愚直に読むと「あれ? 打者走者が1塁到達した後ベンチに入ったんだから3塁に行けね?」と考えてしまったりしますがちょっとまってください。いくつか条件があります。
打球処理で暴投、つまりショートゴロで、ショートがファーストに大冒頭してベンチに入っちゃった場合はピッチャーの投球当時から計算して進塁されます。
1塁ランナーが送球する前に2塁へ到達していたとしても、投球するタイミングで1塁ランナーだったのでテイクツー、つまり3塁に進むことになります。
対して、打球処理じゃない場合、たとえばゲッツー狙いで送球を受け取った場合は『送球が手から離れた瞬間』から計算され安全進塁権が与えられます。これは動画で見たほうがわかりやすいのではないでしょうかね。
YouTubeチャンネル、チャンネル野球好き
ttps://youtu.be/z027xg5s_Xw?si=0eq6zPbZSPlPLIvG
テイクスリーになるパターンは稀有ですが、たとえば『打球にグラブや帽子などを投げつけぶつける』的なのがテイクスリーになりますね。たしかプロ野球でもどっかの外国人選手がやらかした気がするんだけど……なんだったけなぁ。
わたしが知る限り、っていうかルールブックを読んだ限りはこれが唯一のテイクスリーだと思います。まあ当たらなかったら三塁打にならないので思わず投げちゃった場合はそうなることを祈りましょう。ちなみにコレ、記録上は『三塁打』になります。
ちなみに送球にグラブ当てをしてもインプレーのままです。ボールが明後日の方向に行っちゃったらチャンスなのでランナーがじゃんじゃん走り回りましょう。
死球などの例外を覗き、安全進塁権は基本インプレーです。だから攻撃側も守備側も、そして審判のみなさんも気を抜かず安全進塁権を行使する走者を見張っておく必要がありそうですね。
スポーツにはルールがあります。のんびりたのしくやる野球はもちろん楽しいですが、ルールを知りそれを活用するとスポーツってのはさらに楽しくなります。
ぜひこれらのルールを活かし、アナタの草野球の舞台をさらに楽しくしてみてください。
アナタの草野球ライフを応援しています。
やらかした守備は戦々恐々としてるやろなぁ。




