日光市だよ
日光市について地元民が書いたよ。日光市と一言で表してもけっこう広いんだ。日光の魅力と交通の便などを紹介してみました。
えー、最近の日光市がコロナとはなんだったのかというくらいに大盛況なので、とりあえず皆様に日光市へご来場いただくまでの諸注意などをご紹介したいと思います。これは私が他サイトで投稿している『つれづれグサッ』と似通った内容になっていますが、まあそれらの情報をまとめたものだと思ってください。日光市に旅行したいというなら交通事情とか、このくらいは知っておいたのがええよっていう情報を書いているつもりです。
:日光市の土地柄紹介:
えー、日光市は北関東にある日本で最も魅力のない県にございます。はい。餃子とかんぴょうといちごとU字工事だけが取り柄の県です。いや、そんなことはないからね? 栃木県と日光市のイメージがリンクされてないだけで日光市めちゃくちゃ有名だからね? ワールドワイドやで?
この日光市ですが、実は日本でも3番めに広い土地を誇っております。それは2005年前後にあった『市町村合併』によりまさかの5市町村が合体! したことによりうまれたものでして、私もそれまでは日光市民じゃなかったんですけどね。えー、これにより日光市の幅が広くなったので、実は『日光さる軍団』とか『日光江戸村』などが本当の意味で『日光』になったわけなんですけど……まあ閑話休題。
このように、日光市はたいへん広いです。高低差まであることによって、なんと『日光市から日光市まで2時間』かかるというとんでもな市に変貌をとげました。だいたい藤原町のせい。スマホは持ってないのでしらんけど、パソコンで見てる方はいちどグーグルマップでも開いてみてくださいな。そんんで日光市上三依ってとこから奥日光までのルートを検索してみてください。実際は表示されたより普通に時間がかかりますのでどのような結果になるかはお察しください。高低差のおかげで見た目異常にガソリンがガリガリ削れていくさまをお楽しみいただけます。マジでメーターが半分になるからね?
日光市はとても観光ライクな世界です。みなさんご存知『日光東照宮』は言うまでもなく、そこから『いろは坂』を登り中禅寺湖をながめつつ日本三大名瀑である『華厳の滝』。そこからさらに男体山を超えた先にある『竜頭の滝』、『戦場ヶ原』。温泉に浸かりたければその奥に控える『奥日光湯元』までございます。いろは坂に向かう前に角を曲がればその先には『足尾銅山』。わたらせ渓谷のローカル線が走っておりマニアックな方にとってはまさに秘境。東照宮参道から背を向けて『霧降高原』にツーリングに行くのもひとしおでしょう。ただし厚着で向かわないと季節を選ばない霧により身体を冷やされるのでご注意ください。今からの季節に半袖で行くと普通に凍死レベルなのでご注意を。
一歩戻って、昔の人々が日光へ向かう前に泊まる宿場町として栄えた『今市市街』を満喫してみてはいかがでしょうか? 世界の自然遺産としても有名な『日光杉並木街道』を走りつつ『二宮金次郎』さんにまつわるアレやコレを探索するもよし、『ニコニコ本陣』で地元の特産品を購入するでも『船村徹記念館』に入場するもよし。今市市街地は、そこから日光のあちこちに向かう『核』のような場所でもあります。ふと北へ視線を移せば『日光鬼怒川』が胸を広げて待っております。鬼怒川は『トリックアートぴあ日光』、『日光・鬼怒川3D宇宙・恐竜館』など観光施設に事欠かないスポットが沢山あります。ぜひ一度お越しください。鬼怒川の深みに達する『龍王峡』の景色は、これからまさに100万ドルの景色になりますので、『鬼怒川ライン下り』と一緒に楽しんではいかがでしょうか?
日光も鬼怒川もいいけど、人がいないまさに『秘境』を楽しみたいという方には『湯西川』まで向かってみることをおすすめします。鬼怒川のローカル線にゆられるもよし、車で『五十里ダム』などを巡ってみるのもよし。湯西川方面はどこもかしこも『温泉』です。まさに山奥だからこそ存在する秘湯を存分にお楽しみください。一言で鬼怒川と言いましても、鬼怒川奥地は『川俣・湯西川・三依』など多種多様でございます。景色は変わりませんが(余計な一言)どこを旅しても都会では味わえないステキな思い出が生まれること間違いなしです。なんてったってそこらじゅうに野生の鹿やら狐やら狸やらに出会えますからね。ちなみにクマに出会ったとしても自己責任でお願いします。
このように、日光市と一言で申し上げても様々な体験ができるのです。なので、日光市を観光するぞと息巻いているアナタ――1日で日光市ぜんぶ楽しめると思うなよ?
:日光市の交通の便:
さて、北関東ということで、東京都にお住まいの方にとってはわりと選択肢に入る旅行地だと思います。現に首都圏からの車が多いようです(主観)。日光市は高低差がありますのでそれなりに険しい道のりですが、そこそこ道路も整備されているので、今回はいくつかの交通網をご紹介しようと思います。
・車
東京からお越しの場合は『東北自動車道』から。『宇都宮インターチェンジ』にて『日光宇都宮道路』へお入りください。そのまま日光市まで直通でご入場いただけます。はい。すべて『高速道路で完結できる』という奇跡の道のりです。しかしそれだと燃費やらがアレだし、ちょっと途中の景色も楽しみたいな、という方は『国道4号線』が一番確実かと思われます。そのまま『宇都宮環状線』にお入りいただき『国道121号線』にアジャストしてください。まあいわゆるひとつの『日光街道』ですね。東京方面でない方でも4号線から121号線を経由するのが確実かと思います。まあ、福島の人は国道121号線をそのまま下って三依から鬼怒川へ下っていくことも可能でしょう。北関東圏の場合は『北関東自動車道』なども候補にあがってくることでしょう。あと、群馬の方々はあえて山道を進んで奥日光から突入するのもアリじゃないでしょうか?
・鉄道
日光市には一度宇都宮に到達してから日光へ至る『JR日光線』。東京から直接日光市へ向かう『東武日光線』があります。おすすめとしてはやはり東武日光線でしょうか。東武日光線は『下今市駅』から鬼怒川へ向かうラインがありますので、日光市を楽しみたいという方はこちらの方をおすすめします。最近じゃまさかのSL電車『大樹』まで走っていますからね。
対して、日光市のみでなく宇都宮で餃子を食べたい! というようなよくばりな方はJR日光線をご利用ください。どちらも『栃木市』でジャンクションしておりますのでそこで最終的な決定を下すのも良いかも知れませんね。東北からいらっしゃる方は、道のりが面倒なら手っ取り早く東北新幹線で宇都宮駅を目指すのも良いでしょう。まさか、鈍行で鬼怒川線に揺られる方を選ぶ方いらっしゃいますぅ?
ちなみに『大樹』のほかにもSL『けごん』が日光市へ走っているようです。大樹に関しては自宅から見えるので走る時間と日は承知(休日・祝日と月、金曜日)しとるがけごんはわからん。興味ある方はぜひググってみてね!
いちおう2種類の移動方法をご紹介しました。あ、栃木県は『飛行機が止まらない』のでご注意ください。あと、鉄道をご利用される方にひとつご注意です。どちらのラインも終点は『東照宮参道の手前』です。そこからは『徒歩かバス』による移動になってしまいますのでご注意を。あちこち移動したいなら車がおすすめですが、なにぶん紅葉時期はあちこちが渋滞するからなぁ……それもこれも東照宮ですべての一般車道がひとつに繋がるのがいけないんだよ。有料道路も片道1車線だし、そもそも山なんだから交通が不便になるってわかりきってんのになんでまたあっちからこっちから人が来るんだべ……まあ、地元民は多少なりとも渋滞を逃れる道を知っているけどさ。
ちなみに、これがひとつポイントになるんだけど、紅葉時期の日光市はニュースでやってる通りの有様なので、もし車で日光市に起こしいただけるのならば最低でも『朝7~8時』には『東照宮』あたりにたどり着いていたほうが宜しいですわよ? それ以降は確実なる渋滞に巻き込まれることを保証します。まあ日帰りで日光市を楽しむってこと自体がそもそも難しいので、あちこちを堪能するために最低でも『2泊3日』はしてほしいかなぁ(お金を落としてください的な意味で)。東照宮近辺だけでも1日つぶれると思うし、そっから霧降高原とか向かった日にゃあ確実に日が暮れるしね。
と、まあ今回はこのような日光市のご紹介となりました。地元民だからあまり実感はないけど、日光市はいいところらしいッスよ? じゃけん、みんな日光市に遊びに来てね!
紅葉みたいからってこの時期に日光に来るのはわりと無謀だと思う。ばい地元民。