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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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コードに入り口へようこそ

本日は音楽の『コード理論』の入り口のようなものです。例によって『フランソワ・デュボワ』氏の『作曲の科学』をたいへん参考にしております。

 本日は、音楽の大きな要素の一つである『コード』について書いてみようかなと思います。今回の話は以前までの音楽をテーマにしたお話を読んでくれた、という前提のもとで書きますので、できればそれらをおさらいしていただけると有り難いです。音楽理論の基礎なら知ってるよ! っという方でしたら問題ないかなと思われますが、これまでに音楽の簡潔な歴史やら最古の楽器や楽譜、そして今回音楽の話を書くときとても参考にしました有名なマリンバ奏者である『フランソワ・デュボワ』氏の著作『作曲の科学』について書いていますので、できれば見ていただきたいです。彼は日本滞在歴20年を超え、フランスで音楽を学びながらアジア文化に興味をもち、中国の山で90日間武道の修行をしたという本格的な方です。作曲者としても、これまでの常識を覆す自然音を思わせるメロディーなどが特徴で、音楽に興味ある方にはぜひ知っていただきたい『偉人』だと思います。




 さて、本題に入りましょう。今回書いてみる『コード』ですが、これは音楽では重要な要素となり、単調な音の連続でしかない楽譜にまるで物語のような壮大さを与える効果があります。音楽には『リズム・ハーモニー・メロディー』の3要素があるとされていますが、コードはこのうちの『メロディー』をより鮮やかに修飾してくれるのですね。以前にも話題に挙げましたが、音というのは『空気の振動』であり、振動には周波数があって、半分になれば同じ音の1オクターブ下、2倍になれば1オクターブ上の音が鳴ります。その間を12等分した音こそ現代の『音階』であり、歴史上の音楽研究科たちはこれらをどう組み合わせればよい響きを残してくれるのかをまとめてくれました。


 細かいことは抜きにして、まずは『良い』コードを見てみましょう。率直に言えば『ド・ミ・ソ』の組み合わせはとても良いコードです。みなさんもこれは異議ありませんね? 音楽を知らない人でも学校とかでさんざん聞いた『良い和音』だと思います。基本的にコードは『根音・3度音・5度音』で構成されればだいたいは良い響きを生み出します。『度』について分からない方は前回までのお話を読んで頂くかググっていただくかしてください。


 さらに面白いことに、コードというものは『回転』させてもいまいくあいに響きます。例えば『ドミソ』のドの音符をくるりと回転させて、高いドの位置にもっていきまた弾いてみましょう。パソコンでこのページを見ている人はぜひ『ブラウザピアノ』と検索して適当なページのピアノで試してみてください。良い響きになっているでしょう? さらに、そこからミの音を高いミへともっていってください。やっぱり良い響きでしょう? このように、コードを構成する音符を"くるり"ともっていってもすごく良い響きになる技を、コードの『回転形』と呼びます。


 便利な手法であり、たとえばジャズなんかでよく使われているようですので、みなさんもちょっとばかし試し聴きしてみてはいかがですか?




 さて、このやりかたで『だいたい』はうまい感じの響きが生まれますが、もちろんぜんぶがぜんぶこののやり方で良い響きになるわけではありません。そこで今回は、3和音のコードにある『4種類』の差をご紹介しましょう。



 ①長3和音 = メジャーコード

   基本となる3和音は『根音・3度音・5度音』と書きましたが、正しくは『根音・長3度音・完全5度音』です。最も安定した基本になるコードだと思ってください。「ド」を基準にすれば『ド・ミ・ソ』で楽譜表記は『C』です。


 ②短3和音 = マイナーコード

   『根音・短3度・完全5度』の和音を指します。少し寂しげなメロディーになるのが特徴で、音楽の流れに変化をつけたい時に便利なコードです。「ド」の和音に当てはめると『ド・ミ♭・ソ』で楽譜表記は『Cm』です。


 ③減3和音 = ディミニッシュコード(マイナー・フラット・フィフス)

   『根音・短3度・短5度』の和音を指します。マイナーコードから更に物悲しさが増してもはや不気味さを醸し出している(という個人的)イメージですが、実はこれをうまく利用するとたいへんに『エモい』曲が作れたりするようです。「ド」の和音では『ド・ミ♭・ソ♭』となり楽譜表記は『Cdim(C-♭5)など』です。


 ④増3和音 = オーグメントコード

   『根音・長3度・長5度』の和音を指します。実は『不協和音』扱いされるかわいそうなヤツなのですが、まあ事実として「ん?」となってします響きだから仕方がない。いえ、だからこそプロの作曲家たちのウデの見せ所といった感じでしょう。「ド」の和音では『ド・ミ・ソ#』となり楽譜表記は『Caug』です。




 これは完全な独断と偏見ですが、これらのコードはジャズの世界で頻繁に使われているような気がします。あえて崩すというか、不協和音に思われがちな音使いでもジャジーな方にかかればこんなもんよ! ってな感じに、ね? よけれべ今度ジャズの音楽を聞いてみてください。なんかしらないけどどこかオシャンティー(死語)な感覚を覚えますよ。


 音楽って実はものすごく考えられている世界だったんですね。こういった作曲のテクニックを知った上で音楽を聞いてみると、また新しい発見があるかもしれません。音楽をより楽しく聞くために、そして歌ったり演奏したりするために、みなさんも音楽の理論に興味をもってみてはいかがでしょうか?

これだから音楽ってすばらしい!

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