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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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どんな超能力だろうとそれは『科学』だ!

神、幽霊、超常現象……これらを全て『空想』と決めつけるのは良くないです。とはいえこれらを全て無条件に肯定するのも安直すぎるような気がします。ではどうすればよいのでしょう? ――そこで『超心理学』ですよおくさま。

 みなさん、スピリチュアルな世界に興味ありますか? この世には説明しづらい妙ちくりんな現象がたくさんあります。それらをすべて『神! 悪魔!』とか『みなさまの魂の力です!』みたいなハッキリしない表現で主張する輩はたくさんいます。まあ否定はしませんが充分な検証くらいはしてほしいかなと……。


 と、こういった『超能力』的世界。科学の世界では『科学的に証明できないことは世の中には存在しない』というスタンスでいます。しかし、世の中にはちゃんと(?)そういった流れに逆らう層もいらっしゃいまして、本日はこういった科学で説明できないような世界を科学する『超心理学』の研究についてご紹介しようとおもいます。


 この超心理学は100年以上の歴史がありまして、その触手は『サイコキネシス・テレパシー・予知・透視』、はたまた『臨死体験・体外離脱・前世記憶・心霊現象』と対象は多岐にわたります。いちおう研究方法は実際の心理学研究に用いられている手法を利用していて、被験者を用意して実際に超能力をやってもらうとか、統計学的なアプローチとか、まあこんな曖昧な世界を研究するのですから、せめてデータだけは確実にということで、わりと厳密な情報処理がなされているようです。


 黎明期の偉人に『ジョゼフ・バンクス・ライン』がいます。彼は1895年にアメリカにて誕生しました。シカゴ大学では植物学の博士号を取得しその後も植物学の先生として大学で教えていたようです。いや植物学の先生がなんでこっちの世界に? と思われるかもしれません。彼はあの『コナン・ドイル』の『心霊学』に関する講義に出席し、それをきっかけとして心霊学にのめりこんでいったようです。後にデューク大学の教授になり、そこで1940年以降『超心理学研究所』の所長を務めることになりました。


 彼はテレパシーや超能力などを数百万回にのぼるテストをし、すでに『超能力はある』ということを実証済みだという主張をしていたようです。そして他の動物にもそういった能力はあるとも主張しました。


 ちなみに科学の世界では『追試』というものがありまして、例えばある論文を発表するとします。そうするとその論文の内容が『ガチのマジで万人に通用する正しさなのか?』という問題を解決するために、他の研究機関でも論文をもとに同じ研究を何度も繰り返します。そうやって複数の研究機関で同じことを試し、それらが全て同じような結果になったという段階まで進んだとき、初めてその論文は『正しい』と判断されます。で、彼の研究に対してもこの追試があったのですが、まあ結果は彼の発見を確認した科学者は『彼に肯定的な人たちばかり』だったそうです。まさに『あっ(察し)』ってヤツですね。ちなみに悪魔の証明じゃないですけど、これについては『山羊・羊効果』なんていう、キミたちが信じないから超能力が発動しないんだよ、といったトンデモ論まで存在します。それじゃあ証明しようがないじゃんっていう。


 現在でもこのジャンルを『科学』とするかどうかは意見が大きく分かれるところです。




 もうひとつ実験を紹介しましょう。1994年とわりと最近の出来事です。


 『マイケル・パーシンガー』はアメリカの神経科学者・心理学者です。1945年に生まれ、いくつかの大学で学習し、最終的にテネシー大学にて生理学的心理学の修士号、後にマニトバ大学にて博士号を取得しました。教授としてローレンシャン大学で心理学を教え、没年は2018年のこと、73歳の生涯でした。


 彼は人間の超能力のような現象をすべて生物学的アプローチで解明できると信じており、神経回路を観察したり、磁気的なアプローチをすることで超能力の解明に勤しんでいたのです。


 そんな彼は1994年、人間の側頭葉に磁界を向けることで超自然的な存在を創り上げる方法を見出した、という発表をしました。彼の主張によると、両側の側頭葉が自己の感覚を創り出していると唱え、彼特性の『神のヘルメット』を装着し側頭葉の働きが阻害されると、片方が自己、もう片方が他者として振る舞うように知覚されるのだと言うのです。


(まあプラセボやろなぁ……)


 もちろん、後々の『追試』にてさんざん否定されました。おそらくは被験者たちの「そうだったらいいな!」という意志が彼らにこのような体験を与えたのだろうという結論に達しています。




 現代の科学によって、脳の内で自分を自覚する分野は側頭葉ではなく『前頭葉』であることがすでに知られています。いぜんどこかで紹介した『骨相学』ではないにしろ、こういった『やらかした』世界というのは必ずしもあるのでしょう。とはいえまだ断定はできません。彼らもまた『科学で解明しよう』としている人たちです。彼らの主張はともかくとして、実はどこかに隠された『真理』が存在するかもしれません。それもこれも、現代の超心理学者たちの研究次第ということですね。


 アナタは神を信じますか? 神を想像の産物であるとするなら、では世の中にある『信じられない出来事』はどう説明するのですか? ――科学者たちの今後の研究が待ち遠しいものですね。

アナタハ、カミヲ、シンジマスカ?

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