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つれづれグサッ  作者: 犬物語
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自己紹介と読書で得た知識 ~脳・記憶編~

『犬物語』の自己紹介と、いま読書中の著書に記されていた内容を個人的に記憶がてら書いていきます。今後もそういう流れになります。

 今回は自己紹介的な何かと、私が現在進行系で読み進めている本から得た知識についてご紹介しようと思います。私の自己紹介に興味なんぞない、という方は後半まで進んでください。


 えー現在わたしは『ノベルアッププラス』、『マグネットマクロリンク』、『ノベリズム』の3サイトにWeb小説を投稿しております。この『小説家になろう』でも小説を投稿しようかなと計画中ですが、ひとまずこの『つれづれグサッ』でエッセイ的ななにかをしばらく投稿して、頭の中で温めている物語の設定に整理がついたら小説として投稿開始しようかなと考えております。


 『つれづれグサッ』の内容は主に、私が読書をして得た知識の内容となっております。ジャンルは幅広く、心理学に脳科学、科学、犬、宇宙、音楽、英語、野球、哲学、人類史ほかもろもろと雑食系です。いろいろな知識に興味ある方はぜひ読んでみてください。そこから好奇心が芽生えて自分でもぐぐってみたり本を購入してみようかなと考えていただければ幸い。地元が日光市で、わりと色んな種類の仕事を経験してきたこともありますので、日光市に関するアレやコレを書くことも考えております。


 あと個人的な趣味として『ラングリッサー』というゲームのシリーズがスキです。あ、いま流行ってるラングリッサーモバイルじゃなくて、むかぁしに発売されていたメガドライブやらセガサターンやらの時代のラングリッサーです。まあ同じ登場キャラだしモバイルと世界観も繋がっていますが、ランモバはスマホを持ってないし今後やる予定はないかなぁ。まあブラウザでできるらしいけど。


 スキすぎて『Youtube』と『ニコニコ動画』に実況プレイ動画をあげていますので、よければ覗き込んでみてください。


 あ、わたしゲームがスキですけど他にも犬が好きです。歌もスキです。犬の散歩中によく歌ってます。ただ書いてみただけです。




 さて、個人的な事柄はこのへんにしておいて、そろそろ読書に関する知識のお話をしましょう。


 しょっぱなということでイロイロと悩みましたが、ここは現在進行系の本から引用しようということで、本日は『池谷裕二』氏著作『記憶力を強くする』を参考にそれまで私が得ていた知識や考察などを加えて書いていきたいと思います。今回のみの例ではなく、全体的になるべく『読書で得た内容を正確に伝える』ことに気をつけていきたいので、間違いなどがあれば訂正コメントと、できればそれらの参考になる情報源を提供していただければ幸いです。




 著者の池谷裕二氏は脳科学者として、脳の『可塑性』を研究される第一人者だそうです。東京大学に入学し薬学部へ進学。薬剤師免許を所得しつつ、現在は脳情報通信融合研究センターにて主任研究員の座についていらっしゃるようです。脳科学に関する本を多数出版し多数の賞を受賞するなど、業界でも高い評価を受けているようですね。


 可塑性とは、要は変形させた後にその変形した形が後々も残る、といったような意味で、脳の可塑性を表す時は、『ニューロンの処理効率のために、よく使われる神経を伸ばし、使われない神経を無くしていく』という働きを指します。脳は生まれて数年間のあいだに神経細胞の数は全盛期を迎えますが、それから毎日数万ずつ減少していきます。しかし、それは決して脳の機能が完全でなくすこしずつ死滅していくのだ、ということではなくて、脳は『膨大なエネルギーを必要とするので取捨選択する必要に追われている』と考えてください。脳は全体の数%ほどの質量しかありませんが、その消費エネルギーは体全体のカロリーのおよそ5分の1を占めています。それなのに「使わないところも取っておく」というのはあまりにもムダじゃないですか。ですので脳はエネルギーの『取捨選択・リストラ』をするのですね。ちなみに、ゲンコツを作って頭を叩くだけで『数千の神経細胞が死ぬ』のでやらないほうが良いですよ? 脳の神経細胞は身体のそれと違い代謝がありませんので死滅すればそれでジエンドです。


 著書の題名は『記憶力を強くする』ですから、とりわけ重要なのは『海馬』ということになります。もちろん本でもたびたび取り上げられ、海馬のより詳しい内容構造だったり電気信号の回路や研究が載せられていますが、ここでは海馬の基本的なことと、記憶の種類について、あと記憶しやすくする手法について書いていこうと思います。


 『海馬』は脳の中央にある『大脳基底核』という部分に収納されています。左脳と右脳にそれぞれあり、それぞれが『側頭葉』や『感覚器官』ほか様々な神経回路から送られてきた情報を一時的に溜め込み『必要だと判断した情報』を脳の各部位(大脳皮質)へと送る機能をもっています。海馬を形成するのは主に『歯状回』、『海馬四脚』、『海馬傍回』、『海馬采』などに別れそれぞれが独自に担う機能があります。このなかでも、各部位から海馬へ流れていく入り口となる『歯状回』が最も重要で、ここは『|唯一細胞が生まれる可能性を秘めた部位・・・・・・・・・・・・・・・・・・』です。さきほど書いた通り、脳は減り続けます。しかし、この歯状回の神経細胞を形成する『顆粒細胞』は鍛えることで数が増え、それに伴って記憶力も増大していきます。脳における現時点で唯一の『増える』細胞というわけですね。


 鍛え方は簡単です、が、人によっては難しいことでしょう。鍵になるのは絶え間ない好奇心で、常に興味をもち、新しい物や人と出会い、たのしく勉強に取り組むことが必要です。逆に、ただ怠惰で退屈な人生を送っていると海馬の働きも弱くなり、アナタの大切な歯状回ちゃんがザンネンなことになってしまいますのでご注意ください。これは老齢においてもかわらぬ法則性で、たとえ70代であれ興味をもてばちゃんと記憶力は鍛えられます。ようは『筋トレ』みたいなものです、使うようなことをすればちゃんと成長するのです。




 記憶にはいくつかの種類が存在し、大元になるのは『短期記憶』と『長期記憶』です。覚えのある方も多いのではないでしょうか? 短期記憶はそのままの意味で1分程度しか維持できない記憶。たとえば数学のテストなどである計算式をとかなければならない時、みなさん途中の式も書くと思います。しかし簡単な計算は頭の中で行いますよね? それがまさに短期記憶のなせる業で、それらは計算後にはすぐ忘れることができます。これは『ワーキングメモリ』なんて言い方もありますね。短期記憶は同時にいくつも覚えられなくて、ふつうの人間ではせいぜい『7つ』が限度とされています。電話番号のケタ数は11ケタですが、それを11ケタとして覚えている方はいないと思います。覚えるとしたら『000-0000-0000』のようにいくつかのブロックにわけているでしょう? これは脳が『7以上の列を覚えづらい』という性質からで、脳はこのように『チャンク化』するとスムーズに覚えられるようになるのです。


 さて、電話番号は何回も使っていくうちにいちいちメモ帳を覗かなくても覚えられるようになります。ここまできたらアナタはその電話番号を『長期記憶』としてインプットしたことになります。長期記憶は『海馬が必要と判断した』情報で、それらは各部位に長期的に保存されます。判断の理由は根拠は不明ですが、おおよそ記憶に留めるため必要な要素は判明しています。これは後々紹介するとして、この長期記憶にはいくつかの種類が存在します。


 『エピソード記憶』――映像や感情などが伴い経験上のことを『語る』記憶。情景が次々と思い浮かぶのが特徴で、私の個人的なエピソード記憶は2009年の野球世界大会、WBCの決勝戦でしょうか? 延長までもつれこんだ試合の最後に決めたのはイチローの一振り。あのセンター返しでいったいどれほどの野球ファンが歓喜に震えたか想像もつきません。


 『意味記憶』――歴史上の偉人。地理などを記憶する。これらはいわゆる『知識』というジャンルにおさめて良いかも知れません。これらの記憶のなかで、おそらく最も人が大量に格納する記憶だと思われます。しかしこれらは『引き出すためのキー』が必要で、たとえば「アメリカの初代大統領は?」と聞かれてはじめて脳の引き出しが引っ張られ「ワシントン!」という答えが出てくるのです。詰め込む情報は大量だが引き出すのが難しい。


 『プライミング記憶』――これは記憶というより、どちらかというと『認知』的な領域にはいってきます。これはサブリミナル効果の根拠としてあり、たとえば『ほうれんそう』ってありまうよね? あのポパイが大好きな『ほうれんそう』です。ポパイは『ほうれんそう』を食べてパワーアップするキャラクターで、この物語のおかげで『ほうれそんう』をよく食べる子どもたちが増えたそうです――。さてみなさん。さいごの『ほうれんそ(・・)う』が『ほうれそん(・・)う』になっていたことに気づいたでしょうか? プライミング記憶は『ほうれんそう』という単語を記憶している脳が、ある文章の途中にある『ほうれそんう』を『ほうれんそう』と認識して勝手に読み上げてしまう記憶です。いうなれば記憶の『バイアス』ですね。脳が勝手にそうだと思い込んだ結果、ヘンな単語でもスラッと読めてしまうのです。


 『手続き的記憶』――一言で表現すれば『身体で覚える』という記憶。歩行、走行、衣類の着脱、スポーツの技術などそれらを総称した記憶です。繰り返すことにより精度が増していき、最終的にはほぼ呼吸をするかの如く自然な動作で動くことができます。ざっくばらんに言えば、アナタたちはもう『歩行のプロ』なんです。車椅子の方も『腕で車輪を回して進むプロ』なんです。




 これらの記憶ごとに、どうすれば効率よく記憶すればよいかは異なります。ただほとんどの方は『意味記憶』に対する記憶術を求めるかと思いますのでそれを書こうかなと。


 知識的記憶は、上記にあるように引き出しをいかにスムーズに引っ張れるかがカギなので、まず『キーワード』てきなものを考えてください。この章でいうならば、もともとのキーワードは『記憶』になります。


 それから次々と言葉や意味を『芋づる式に紐付け』していきます。代表的な記憶術は『マインドマップ』と呼ばれるものですね。ググるとイヤっつーほどでてきますのでぜひ参考にしてみてください。ただし、初めてやる方は『なんでもかんでも突っ込めばいいというわけではない』ので気をつけてください。まずは『歯状回をでっかくする』という作業をしましょう。多くのことに興味をもって、楽しんで、歯状回が活性化するときに放出するというシータ波をジャンジャン飛ばしてください。練習用として図書館から適当な本を1冊借りてみましょう。そこから『ゼッタイに覚えたいキーワードを1つ。それを構成する単語や用語を3つ』選んでください。そこからさらに3つ選んでマインドマップに書き込めば、アナタはたっだ1冊の本で合計7つの言葉を『単語だけでなく意味まで覚えた』ことになります。マインドマップに記入するのは言葉だけにしましょう。それだけで脳はその単語の意味を必死になって覚えようとし、思い出そうとします。アナタの脳が勝手に『キーワードから芋づる式に思い出そうとしてくれる』のですね。


 世の中には多読や速読を勧める方が多いのですが、初心者の場合はまず『1冊の本を熟読・深読し、その分野の概念などを理解した上で他の本を購入しましょう』。同じジャンルの本って、わりと同じないようが2~3割くらいかぶってます。なので、1冊の本を深く理解すると、同ジャンルの他の本を読む時「これ○○ゼミで習ったヤツだ!」バリに見たことのある単語や知識、エピソードが登場します。じゃあ1冊まるまる覚えなくてもいいじゃん、と思うでしょうが違うんです。すでに知っている知識の延長線として新たな知識を取り込もうとすると、脳はより覚えやすくなるんです。知識は紐付け。これは記憶術に関する本をいくつか読んだ中で多様されており、わりと融通がきく戦略かと思われます。




 さて、小説家になろういっぱつめはこんな感じでしょうか? 読書人口が多いということで酸いも甘いも様々な反応があることを期待しています。ぜひともコメントを頂き改善点や間違いなどあればご指摘いただきたいと思います。今後ともよろしくおねがいします。

好奇心は猫をも殺すぅ? しかたねぇだろ! 歯状回のためなんだよお!!

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