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困憊、そして困惑


 引っ越し当日、「綺麗になって帰って来てね」と思いを込めながら、引っ越しの荷物とは別にぬいぐるみを箱に入れて送り出し、いよいよ新生活が始まった。大学の授業は勿論のこと、アルバイトをしながら、加えて家事もこなさなければならないようになる。サークルにはまだ入っていないが、高校までと違った学業の過酷さ、働くことの大変さ、親の偉大さなど、諸々痛感しながら、忙しい毎日を乗り切っていった。


 「あ゛ぁぁ~ つ゛か゛れ゛た゛~……」


 大学生生活が始まって暫く経ったある日の夜、その日もアルバイトを終えて身も心も疲れ果て帰宅した私は、寝るための身支度を整えベッドに倒れこんだ。変化した生活環境になかなか慣れず、今後自分ひとりで生活していけるのかという不安が頭を過る。それでも、始まったばかりのキャンパスライフを前に弱音を吐いてはならないと自分を鼓舞し、明日の準備に取り掛かろうとした。


 そのとき、


    ピンポーン


 夜静まった部屋に、訪問の呼び鈴が鳴り響く。こんな夜更けに誰だろうと訝しく思いながらも、疲労で重くなった身体を持ち上げ、玄関へ足を運んだ。

 ドアの覗き穴から外を見た先には、見覚えのないひとりの少女。普通ならドアにチェーンを掛けるところだが、女の子だから襲われる心配もないだろうと考え、そのまま扉を開けた。


「こ、こんばんは…?」


『部屋を間違えているよ』 次にそう口にする前に──


「ただいまぁ~!」


開口一番に叫びながら、少女は私に飛びついてくる。少女を受け止め、もとい押し倒されて、私は後ろに倒れこみ尻餅をついた。その痛みで、これが夢ではないことを確認すると同時に、私の顔に頬を摺り寄せる少女に声をかける。


「あの、部屋間違えてないかな……?」


「間違ってないよ!ここがほのちゃんの部屋でしょ?」


『ほのちゃん』は私の小学生の頃の愛称だ。しかし、それを知っているのは家族と当時の友達しかいない。何故この少女はそれを知っているのか……

 とりあえず、近所迷惑になると困るので部屋に入れることに──

いや、もう入ってるか。

『ぬいぐるみには魂が宿る』という言葉は私の父から教えられたものです。

それを思い出して、

「そうだ、ぬいぐるみ擬人化させてお話書こう」ってなって、

想像力創造力膨らませて書いています。


よければブクマ評価していって下さい!

著者が跳んで喜びます!



ちなみに父はまだまだ元気です。

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