おすすめ短編WEB小説「妻を殺してもバレない確率」を物語形式で紹介!! ままならない
ゴロゴロゴロ
「暇だ暇だ暇だー」
「暇なら買い物行ってきてもらえる?」
「えーめんどくさい」
「これお金、牛乳と卵買ってきて」
「オーマイゴッシュ」
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「ということがあったんだ。」
僕は本屋で同級生の読み子ちゃんに、昨日あったとんでもない出来事を伝えた。
「へぇーそれは大変だったのね」
読み子ちゃんはこの本屋の店主の一人娘で、いつも読書をしながら店番をしているので、本についてとても詳しいのだ。
「昨日みたいな日がまたあったら困るから、なにか面白い小説を教えてもらえる?」
「うーん そうね 妻を殺してもバレない確率がおすすめね」
「妻を殺してもバレない確率」あらすじ
「どんな話なんだ?」
条件を入力すれば自宅のパソコンで
簡単な未来予測が出来るようになったのは
もう15年も前の話。
様々な用途で使用されるソレを僕も例外もなく使わせてもらっていた。
『妻を殺してもバレない確率』
僕はもう10年もその確率を見つめ続けてる。
「こんな話ね」
「なんかすごそうな話だな、何文字くらいなんだ。」
「8,595文字みたいね。」
「短編小説かー、あんまり好きじゃないんだよねー」
僕は壮大な物語だと思ったので、ちょっとがっかりした。
短編小説はすぐに読み終わってしまうので、あまり読まないのだ。
「それならこの作品はとてもおすすめだわ」
「え!?なんでだ?」
僕は読み子ちゃんの言った事に疑問に思った。
「あなたは長く読み続けてずっとその作品の世界観に浸っていられるから、長編作品が好きなのよね!
妻を殺しても殺してもバレない確率は、ものすごい余韻を残す作品だから、長編作品にも引けを取らないくらい心に残り続けるわ。」
「へぇー、そこまで言うなら、早く読みたくなってきたー。 ありがとー」
「どういたしまして。またね。」
「おう!!」
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カリカリカリ
三日後俺は暇ではなかった。
「忙しい忙しい忙しいーーーー」
「あら!珍しいね。そんな勉強しているなんて」
「なんで三日連続で宿題が大量にでるんだよー」
「暇じゃなくなって、よかったじゃない。」
「いやそうだけど!? 違うーーーーー」
僕は人生は思い通りにいかないことを再認識した。
駄文ですが面白いと思ったら、評価よろしくお願いします。