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違反

ピロリン♪

シェリルのアバターの頭の上にびっくりマークが表示される。

「そんなことよりもアキノ?」


「今度は何?長話はもうこりごりよ」


「いやぁそれがねマップを確認したら後ろからセキュリティーみたいな集団が猛烈な勢いで来てるんだけど気付いてる?」


「・・・こっちでも確認したわ。数はミラーで確認して,,,奥の方に3,4,5台の装甲車が来てるっぽいわ」


「ちなみになんだけどアキノ?」


「ん?なに?」


「今,何キロくらいでてる?」


「120km/hだけどなに?今は高速道路なんだから法定速度以内でしょ」


「あーーーーー!!!法定速度超過してんじゃん!ほら看板見て!」


「ん?」


看板には法定速度120/hの下に小さく22~06の文字が記載されている。どうやら速度制限に時間設定がなされており,人の空いてる深夜早朝のみの適用だったらしい。当然,高速道路は100km/h制限なのでアキノは法律違反になる。この都市でのスピード違反についての処罰はとても厳しい。彼女自身,所属するバイクグループのメンバーがそれで捕まって禁錮20年くらったということを知っているので,相当肝を冷やしたことだろう。


「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」


二人の間に沈黙が落ちた。


「・・・シェリル?」


「アキノちゃん・・・今までありがとう・・・!!あなたのことは忘れない!!獄中20年後でも仲良い関係でいようねwwwwwwwwwww!!!じゃあね!!」


「アンタぁ!!!こら逃げんな!!」


ドアを開けてそそくさと退散しようとしてるシェリルを掴みあげる。

「wwwwwwwww」


「さすがに嘘よ。長話に付き合ってもらったんだから,これぐらいのお返しはしてあげないとね☆」


「・・・まぁありがとう,じゃあシェリルはナビゲートお願い。こっちはバイクであいつらを撒くわ」


「了解!ひっさしぶりの公安のワンちゃん達がお相手ね〜!楽しい散歩ができそうだわ!!」


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