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序文

 パラレルワールドという言葉を聞いたことがあるだろうか。

 人間の可能性、もしあの時こうしていれば、という小さな可能性があればそれだけ未来は分岐して、たくさんのものになる。

 ただ、パラレルワールドと言っても。漫画やアニメの異世界とは少し違う。全く文化が違う世界もパラレルワールドの中にはあるだろう。しかし、パラレルワールドはあくまで分岐した世界。根本からすべてが違うなんて言う世界はない。何か一つや二つ、必ず自分のいる世界と同じものがあるはずなのだ。

 もし、すべてが全く違う世界、真逆の世界があったとして、そこでどんな世界が繰り広げられているのだろう。

 ……簡単だ。まず、生命が存在しないのだ。

 単純に、足場となる元の部分さえも存在しない。ただ黒い空間だけがあるだけ。

 すべてが違うということはそういうことにもなるのではないだろうか。

否定してくれる人はしてくれて構わない。これはたった一人の人間の考えにすぎない。それも頭の悪いバカな学生の考えだから。

 もし今の世界を変えようと努力していても、可能性があるところまでしかたどり着けない。すべてのことを可能にできるのが人間なのだろうか?

 だったら、俺はこんな場所に来る可能性を作り出した人間を恨む。

 たとえそれが、自分自身の存在だったとしても。


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