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プロローグ



――はじめまして。よければ、僕と友達になってくれませんか?





 思い出す。あの日々を。


 かけがえのない、人生の宝物を。




 一緒に遊んで、一緒に出かけて、一緒に過ごした。



 そう、それは始まりの言葉。

 魔法の言葉。


 君はにこりと笑って言った。

 いいよって。



 全て、ここから始まったんだ。







 いろんなことがあった。



 君の笑顔、僕の言葉。



 いろんなことがあった。



 くだらない喧嘩と、大切な仲直り。



 いろんなことがあった。



 君の綺麗な歌声。



 いろんなことがあった。



 繋いだ手と、交わした約束。



 いろんなことがあった。



 泣きながら笑ったあの日。



 いろんなことがあった。










「卓弥君、大好きだよ」









 ……そう、いろんなことが、あったんだ。






 今でも覚えている。


 大切な思い出だから。


 決して忘れることはないだろう。



 ……だから言おう。もう一度。


 何度だって、繰り返そう。


 馬鹿みたいに。


 だって、かけがえのないものだから。



 さあ、人生の幸福を探しにいこう。




――そう、もう一度だけ。



















「――はじめまして。よければ、僕と友達になってくれませんか?」

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