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生産スキルを求めて2

 生産スキルを求めて家事ギルドの門を叩いた楓花、いよいよ最後の試練にして難関、掃除の試練が始まった訳だが、その前に立ちはだかる試練とは。


「これ手入れされてないとかそんなレベルじゃ無いんですけど」

「うふん、家主からはどんな結果であれ綺麗になっていればなんでもいいそうよ?ほらコレ、ちゃんと書類も貰ってきてるわ」

(なんか血濡れた物出てきたんだけど)


 そこはかとなく不安だが、それでもスキルのため、楓花は1人屋敷の門をくぐっていく。

 先ずは外観だが、壁は苔むしたり蔦が這ってはいるが、まだまだ綺麗で、掃除すればなんとでもなるだろう。そして庭は様々な木が伸びまくりかつては立派な騎士を象ったであろう植栽も、今では怨念振りまく落ち武者の如く所々から枝が飛び出している。


(先ずは屋敷本体、最初は外かな、あの蔦落とさないと窓あかなそうだし)


 とりあえず支給された道具として、屋根まで登れそうな長さの梯子、それと大きな剪定バサミ、雑巾にモップと一通り必要なものは揃っている。

 そこからは怒涛の大掃除。建物に傷を付けないなら何でも構わないと言う了解も得ているらしく、それをいいことに楓花は屋敷に絡み付いた蔦を短剣で削ぎ落としていく、効率的だが手元が狂えば試練は失敗、正気を疑う光景に、流石のギルマスも目玉を飛び出して驚いていた。

 粗方片付いた壁を、今度はたわしやまたしても短剣を駆使して細かな汚れを取り除く。

 驚きのあまり目だけでなく舌まで飛び出したギルマスは、道端を通る街の人に変な目で見られたのは言うまでもなかろう。


 それから数十分もすれば屋敷の外壁はある程度元通りの状態にまで復活を遂げた。

 因みにギルマスは一旦ギルドへ戻っている。仕事がある様で、終わった頃にまた来るだろう。


 続けて楓花が手を付けたのは荒れに荒れた庭の植物達だった。


 補足で説明すると、楓花の父は祖父と一緒に造園の仕事をたまーに近所のご婦人方に頼まれてやっていて、父本人も一つだけ盆栽を育てている。蓮花と二人で手伝いに行っていたこともあり剪定バサミの扱いには慣れているのだ。

 それでは作業風景は全カット!続けて楓花が取り掛かるのは、この依頼のメインでもある屋敷の中。


 玄関を抜けた先のエントランスには、年季を感じる騎士甲冑のオブジェクト左右に伸びた廊下は階段上の2階部分も同様の構造、決して大豪邸と言うほどでは無いが、ちょっとしたホテル程の部屋数がある屋敷となっていた。


「これはやり甲斐がありそうです」


 手始めに取り掛かったのは、各部屋にある布製品の洗濯、埃を落とし水で濯ぎ外に干せばいよいよ本格的な掃除の開始だ。

 窓を開け箒に雑巾を駆使して隅々まで溜まった汚れを洗い落とすこと1時間、ゲームだからこそできるステータスによる圧倒的なまでの効率で進めた結果、生まれ変わったように輝く屋敷の中に満足した楓花は、洗濯物が乾くまで少しの間一息入れることに。


「わ!?お母さんからご飯の連絡来てる」

(マスターさんまだ戻って来なさそうだし、ちょこっとだけ席を外しても大丈夫かな)


 こうして晩御飯を済ませた楓花は、部屋で再びゲームに戻ると、ちょうど洗濯物が乾いていたようで、元の部屋に戻していく。


 改めて、綺麗になった屋敷を向いて1人満足気に頷いていると、後ろから今日よく聞いた声がする。


「な、何コレーー!?」

「あ、マスターさんお帰りなさい。仕事終わりました」

「いやいや、ライムちゃん。これ本当に一人でやったの?お姉さん夢でも見てるの?」

「ちゃんと現実ですよ?ちょっと私なりに考えて作業しただけです」


 それでは楓花の仕事ぶりを見ていこう、ということでギルマスを連れて庭先から案内を始める。


「先ずはここです」

「な、なんという事でしょーう!?あの化け物の様な騎士の姿の植栽が、猫ちゃんになってるぅぅぅ!?」

「はい。元のお化け屋敷のテーマもいいですが、私の好みじゃないので、イメチェンしました」

「ちょっと待ってライムちゃん?元のテーマも何も、全く別の庭になってるんですけど」

「依頼主の要望は守ってます」

「ま、まあ、そうよね。依頼主の要望は守ってるわよね」


 あれ程荒れ果てていた化け物パラダイスなお庭が、少女の手により、可愛さ溢れる癒し空間に。そこかしこに散らばる騎士のアートは、可愛らしい猫の姿に剪定され直し。ほんの少しだけ飛び出していた不格好な枝も、小さな猫の姿へと大変身。


「次は屋敷本体の確認をお願いします」

「そうね。いくらお庭が可愛くても、中がめちゃくちゃじゃいけないものね」


 外壁の掃除までは現場を見ていた事もあり、そこには何も驚くことは無く、二人で屋敷の中へと入っていく、そこでギルマスが目にしたものは。


「なんという事でしょう!?」


 築何年かも分からず、どうしてここまで酷くなったのかと言いたくなるほどの黒カビの壁は、綺麗に真っ白に漂白され、あの年季を感じさせた騎士鎧のオブジェクトも、ピカピカに磨かれ、かつての輝きを取り戻し、その鎧達が群がり必死に手を伸ばすのは、元々庭に置いてあった1本の石柱に乗せられた台座、更にそこに据えられたリアルな猫のぬいぐるみ。

 かつての主の威厳を示した騎士鎧達が、今では誰がこの屋敷の主であるのかを示す様に跪くオブジェへと大変身、その様はまさに革命的であり、台座の猫もぬいぐるみとは思えぬ輝きを放っているように見える。

※鎧からの反射光です。


「ちょっと待ってー!いやいや、ライムちゃん、これは流石にお掃除の範疇超え過ぎよ!?」

「すみません、私鎧の立たせ方知らなくて、代用案として、猫に跪かせてみました」

「凄い自身ね。ま、まあ、この屋敷の持ち主次第ね。それじゃあ続きを見せてもらえるかしら」

「はい」


 その後も一通り回った2人は、一先ず依頼主の確認を待つことにして、一旦ギルドへと帰ってきていた。


「ギルマス、お帰りなさい。どうですか試練の方は」

「順調ね。と言いたいけど、最後の試練、依頼主がどう判断するかしら」

「気難しい方なのですか?」

「いえ、どちらかと言えばフランク?自由人?まぁ、細かい事を気にしない方よ」


 試験の様子を把握していない受付嬢は首をかしげ、楓花はとりあえず結果を待つことにしてのんびりと、そして謎の不安を一人抱えるマスター達の元へ、知らせの手紙が届いたのはその数分後。


「随分と早かったわね...」


 何故か我が事の様に息を飲み手紙を読み上げるギルドマスター。


『我が家の掃除をしてくれた者に感謝を、私はあまり長文を書かないため、言葉足らずになるかもしれないが気にするな。評価すべき点だけ伝えると、あの植物の象は素晴らしかった。かつて実家で買っていたペットのダックスを思い出す。大型で人懐っこく、私はいつも取っ組み合いになったものだ...


「マスター?1つ質問が」

「何かしら?」

「この方節穴ですか?どう見ても猫の象ですよ完全に犬と見間違えてるじゃないですか」

「おかしいわね。そんなに目が悪かったかしら」


次に褒めるべきは玄関の装飾だ、あれは素晴らしい、ダックスが我が家に来た頃の家族の姿をそのままかたどったようだ...


(どれだけ子犬のヒエラルキー高いんですかこの家族)


元々爵位と共にいただいた屋敷だが、気が休まらなくてな、これで安心して過ごせるというものだ。この感謝の印にこの依頼を受けた者へ、私から特別に報酬を送ろう。直接渡せないのが残念でならないが、私も多忙の身ゆえ許して欲しい。


シーザー・サラダ騎士爵』


(折角気合を入れた猫ちゃんが知らない犬にすげ代えられてて心境複雑なんだけど、と言うか何この名前、笑わせに来てる?)

「さてライムちゃん!これで試練は全てクリアよ!これで貴方は晴れて、私の自慢の弟子1号よ!」

「ありがとうございます?」

(知らぬ間に弟子になってる。と言うか本当にいいのかなこれ、なんかマスターも無理矢理感あるけど、聞かない方が良さそう)


 ここでようやくクエスト完了の通知が届く。


『家事ギルドマスターからの合格を確認。』

『スキル獲得に必要な経験値が付与されます。』

『掃除スキルを取得しました。』

『特殊クエスト「家事ギルドマスター」の試練」をクリアした。』

『称号【家事の極意】を獲得しました。』


(称号?折角貰ったし見てみよ。と言うか名前まんまなんだね)


 クエストクリアと同時に貰った称号を早速確認してみることに。


称号【家事の極意】

・器用補正(極)・素材、加工品の品質、効果補正(極)

・熟練度補正(極)

・スキル【鑑定眼】の取得

家事ギルドマスターからの試練を見事クリアした者だけが手にできる称号。内容は試験結果次第で変わるが、最高評価を得られれば、大きな恩恵を得るだろう。

そしてこの称号によって眠った才能が開花するとも言われている。


(随分と大袈裟な説明。けど序盤に手に入れるにはあまりにも破格過ぎる効果、後で皆に自慢しよ)


 無事に全ての試練を突破した楓花は、次なる目標に向けて歩き出す。

 称号については、後で調べたが情報は出ていないようで、おそらくだが楓花が初の獲得だろうという結果に、本人はとても喜んだとか。


「そうだライムちゃん。これは依頼主からよ」

「なんですか?これ」


 ギルマスの手に持つ筒状の用紙を見て聞いてみる。


「【スキルスクロール】とても貴重な物よ。ライムちゃんの事を聞いて特別に用意してくれたみたいね。早速使ってみなさいな」


『スキル【無我一閃】のスキルスクロールを仕様しますか?』


 スキル名から攻撃用のスキルと言うのはわかったので、早速使用してみると、手元のスクロールが消えて通知が届く。


『スキル【無我一閃】を取得しました。』


(簡単に取れたけど、どんなスキルなんだろ)


スキル【無我一閃】

«パッシブスキル»

・貫通付与・斬鉄付与

シーザー騎士爵によって作られた技法であり、その効果とは、素早く剣を振るう事によってあらゆる攻撃に貫通属性を付与するものだ!

かなりの剣速が必要になるが、その効果は本物!ものに出来ればどんな防御も貫くだろう!

【シーザーのアドバイス】

この報酬には特別に私のアドバイスを付け足そう。

このスキルは本来剣での使用を想定しているが、そのルーツは戦場で武器が使い物にならなくなった際に輝くもの、面白いことにこのスキルは使用する武器がなまくらであればある程効果を発揮する。


(つよ、いのかな?私のスタイルとは相性良さそうたけど)


 使わない事には評価のしずらいスキルを受け取り、いよいよ次の目的のため、家事ギルドを後にする。


「それじゃあライムちゃん。また何時でも遊びにいらっしゃい」

「はい。また時間のある時にお邪魔します」


(次は錬金術です!)


 今現状で魔法が使えない楓花は、美音が来るまでに何かしら自分でも魔法感のあるものを覚えたいと考え、ネットに広がる情報の中から見つけたのが錬金術であった。


(作品によっては錬金術も魔法の1つ、誰でも覚えられてお手ごろって書いてあった。つまりは美音無しでも魔法を覚えられるってこと)


 この時楓花は忘れていた。今思い浮かべている友人は、そんな事では動じないと言うことを、むしろ余計な熱が入るだろう事はこの時はまだ知らない。


 錬金ギルドを訪れた楓花は、一般的な建物の外観に、外に吊るされた看板と入口を視線が行き来し、少し遅れて感じた薬品の香りに、ようやく納得して中に入っていく。


 中は受付が並び、壁には依頼書が張り出されたボードがいくつか並んでいた。

 そして極めつけは、そこかしこに散らばる白衣のプレイヤー達だろう。中に着る衣服や装備はバラバラだが、一貫して白衣を着る姿はなかなかに壮観だ。


(あそこ空いてる?)


 そんな中、誰も居ない受付を見つけて向かうと、奥には椅子に腰かけて眠る老人がいた。


「あの、すみません。ここで錬金術を教えてくれるって聞いたのですが」

「おや?見ない顔だねぇ。確かにここで教えているが、嬢ちゃん1人かい?」

「私は立派なお姉さんです」

「ひゃひゃひゃ、そうかい。なら私が直接見てやるかね」


 何が面白かったのか、老婆は笑うと、自分で楓花の面倒を見ると言い、他の受付にあとの業務を任せて奥へと向かった。

 その後を追って楓花も消えた受付では。


「あの婆さん置物じゃねぇのかよ!?」

「いや、ベータの時だって偶にしか居ねぇし、寝てて話しかけずれぇんだよ」

「てかあの子、ちゃんと錬金術教えて貰えるのか」

(ダメそうなら俺らが教えるか)


 薬品の匂いが定着した如何にも胡散臭い白衣の集団、しかし同じ道を歩む者に優しいただの親切なプレイヤー達だった。


 受付から奥に向かうこと暫く、研修室と言う如何にもな部屋を通り過ぎ、向かった先はさらに奥の個人用の工房だった。


「さて、大事な弟子だ。しっかり見てやるから安心しな」

(いつの間にか弟子になってた)

「ひゃひゃひゃ、弟子なんて何十年ぶりだろうねぇ。久々に教えを乞われたもんだから、張り切ってるよ」


 未だに何者か分からない老婆に対して楓花の出した結論は。


(凄く長生きで凄く偉い人)


 とても浅い結論だった。


「年寄りの暇潰しさ、遠慮は要らない、出来が悪くても落第にはしないからのびのびやりな」


『特殊クエスト「錬金ギルドマスターの弟子 初級」が発生しました。』


(ギルドマスターだった!と言うよりまた特殊クエスト?これって結構出てくるものなのかな)


 特殊クエスト自体、そうポンポンと出てくるものでは無いのだが、楓花のプレイスタイル、とりあえずやれる事はやってみようのスタイルが、決して高くは無い特殊クエストとの遭遇率を上げてるのだろう。


«特殊クエスト»錬金ギルドマスターの弟子 初級

内容・錬金ギルドマスターのマンツーマン授業で初歩的な知識をマスターしよう。

報酬・スキル【錬金術】

  ・錬金術セット【初級】

  ・一部設備の使用許可

錬金術開祖の家系、現錬金ギルドマスターから錬金術の基礎を学べ!そして錬金術の極意を叩き込むのだ!


(また極意...これもしかしなくてもギルドの数あったりするのかな)


 新たに発生したクエストの他に楓花にはもう1つ気になる部分があった。


(開祖って何代目なんだろ。受付がザワザワしてた理由はわかったけど、余計にに来なるものが増えちゃった)


 気になってしまったものはしょうがない、直接本人に聞いてみることに。


「お婆さんは凄い人ですか?」

「ん?私かい?いやいや、凄いのは私の婆さんだよ。私はその子孫ってだけさ」


 講義の前に、お婆さんから少しだけ昔話を聞かせてくれることになった。


「凄いと言ってもほんのちょっと他より優れていただけさ。錬金術ってのは元々存在してたんだがね。一度は完全に忘れられちまったわけさ。それを現代で使えるようにしたのが私の婆さんってだけさ、今じゃ少し腕がいいだけの凡人さ」

「なるほど」

「まあ!若いのには負けてやらんがね!ひゃひゃひゃ」


 まず初めに教わったのは錬金術を行う方法について。


「錬金術には2つ方法がある。わかるかい?」

「わからないです」

「正直なのは良いことだよ。まず1つ目だが、来る途中にも見ただろう、大きな釜を使うのさ、今の錬金術の主流はこっちだね。道具による補助がついてるから成功率も高い、品質も安定しているのさ。そしてもう1つが魔法陣を使った方法さ、こっちは余程センスが良くなきゃ出来ないね。まず前提として、この方法に決まった魔法陣は無い。自分で考え、どの魔法陣がどの効果を発動するのか思考する。完全独学の技術、面白いだろ」

「うんうん!」


 そのまま授業は続き、幾つかの参考例として実際に使われた魔法陣の写しを見せてもらった。因みに本人以外には使えないという説明の通り、全く反応しなかった。

 その後は初級ポーションのレシピを教わり、実際に作成してみたり、少しだけ魔法陣も作るなどして、少しづつだが形にはなっていた。


「まだまだ荒削りだが悪くないね。ポーションは品質が良い。魔法陣の方も、このまま頑張れば薬の作成以外にも合成に分解、あとは精錬なんかもできるかもね」

「やれる事が沢山あるんですね」

「才能が全てじゃ無いが、頑張れば何だってやれるだろうさ。今日使った教材はやるから、後は自分で研鑽を積むことだ、分からなかったりすればまた来るといい」


 一通りのことが終わって一息ついたところで、クエスト達成の通知が届いた。


『錬金ギルドマスターからの合格を確認。』

『スキル獲得に必要な経験値が付与されます。』

『錬金術スキルを取得しました。』

『特殊クエスト「錬金ギルドマスターの弟子 初級」の試練」をクリアした。』

『称号【錬金術師の愛弟子】を獲得しました。』


(スキル獲得の知らせはいいとして、いつの間にか愛弟子になってる?)


 知らぬ間に愛弟子へとランクアップを果たした楓花は、とりあえず効果の方を見てみることに。


称号【錬金術師の愛弟子】

・器用補正(極)・素材、加工品の品質、効果補正(極)

・熟練度補正

錬金術師からの教えを直接受けた者だけが得られる称号。その効果は相手により変わるが、持っていれば成功への近道とさえ言われている。


(またとんでも称号貰っちゃった。なんなら器用値が3桁行っちゃった!?)


 こうして、怒涛のギルド巡りは幕を下ろし、楓花は一旦蓮花と連絡をとって合流することに。


「と言う事がありました」

「ライムだけズル!」

「ズルではないよ。欲しいなら取ってくればいいと思う」

「ん〜、鍛冶とか細工ならできるかも?」

「手先器用だし頑張ってみたら?」

「そうと決まれば行ってくる!」


 それだけ言い残して消えていった蓮花の後ろ姿を見送り、その後はひたすらレベル上げのためにモンスターを狩り続けていたのだった。

【後書き劇場】ネタ切れ?

作者(この後書き毎回要らないよな...なんか書くことなぁ、あ、そうだ)


◇某鍛冶屋にて◇

「おいコラ坊主!なんべん言えば分かる!槌は壊すなバカタレが」

「私は坊主じゃないぞ親方!あと素材が柔らかすぎます親方!」

「加減しろってんだよ!お前この数時間で何本ダメにする気だ」

「くっ、まさか鍛冶仕事がこんなに難しいなんて...」

「普通は体力面で苦労するんだよ馬鹿野郎たく」


鍛冶師ギルドで早速弟子入りした蓮花だが、色々と問題にぶち当たってしまったようだ。

さてさて、スキルや称号の獲得はどうなる事やら。

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