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15話 化粧は薄くていい

 

 遂にこの日が来てしまったか……。

 出来ればずっと四月のままで永遠にゲームを勤しむだけの自堕落な生活を続けていたかった。


 しかし時は有限。 常に時計の針は進み続けて、 機械仕掛けの時計なら人でも止められるが、 世界は止まらない。 ……かっこよさげに色々言いましたが結局何が言いたいかと言うと――


「五月、 入っちゃったなぁ」


 五月に入って最初の登校日に娯楽部初の活動が行われるわけだが、 何で風紀委員と共に朝の挨拶運動をしなくてはいけないのか。


 何時もの姉の襲撃があるおかげで遅刻することなく早めの登校を出来たわけだけど、 部員それぞれ一人ずつ仕事に慣れてる委員が横について仕事について説明されたらとにかく挨拶をする時間。


「おはようございます」

「もう少し大きな声で」


 声が小さいと何度か注意されて凄く鬱です。


「おはよぉーございまーすっ」

「お、 おはようご、 ございますぅ」

「おはよう」

「お、 おはようございます鷺宮さん! 」


 松原さんはハイパーニコパワーで太陽以上に眩しい笑顔で男子生徒を中心に魅了していき、 先輩はポンコツ感を出さないことによってとにかく高嶺の花のような圧倒的なオーラで次々と生徒達の注目を集めている。


 挨拶運動ってなんだっけ? となるような違和感バリバリの注目を集める二人の生徒によって、 普段よりも素通りが少なく挨拶をする生徒が多いということで委員長さんが何とかして委員会に入って貰えないかと頼み込んでたのだ。 やっぱあの人達とんでもないわ。


「お、 お、 お、 おおお……オハヨウゴザイマスデス、 ハイ」

「だ、 大丈夫? 」


 逆に挙動不審すぎて心配されて素通りしにくい状況を作る陰キャぼっち極まってる妹さんも居るし、 俺要らなくね? 辞めて良くね? どうせ目立たないモブなわけだし、 適当でいいか。


「おはざいます」

「挨拶は丁寧に」

「 すみません」


 俺の相方厳しくねぇーすか?


 それに、 今日は挨拶運動だけではない。 一般生徒から風紀委員が恐れられる一番の理由が服装チェックの厳しさにあるわけだが、 月一で、 しかも抜き打ちで突然行われるこの業務の手伝いもさせられるのが本当に面倒くさい。


 ウチの高校は厳しすぎることは無いが甘くもない。 特に女性はメイクの濃さによっては指導が入ることもある。

 年頃のお洒落がしたい女性生徒と真面目風紀委員の対決はどの学校でも恒例行事だと思うけど、 こういうのは外から見てる分には愉快なもんだけどさ。


「――だからさぁ、 こんなん友達皆してるしぃ〜、 メイクの内に入んねぇーって」

「それを決めるのは貴女ではなく我々風紀委員です。 なんでしたら、 そのご友人達と共にお話しましょうか」

「はぁ〜? クソムカつくんだけど。 アンタ何様? つうかさ、 去年はこれくらいのメイクでも許されてんのよ」

「許していたのではなく、 運良く一年間バレずにいたという所でしょうね。 残念ですが、 その運もここで尽きました。 こちらメイク落としです」


 メイクが濃ゆい系ギャルと眼鏡を光らせ淡々と仕事をこなす真面目風紀委員の対決をゼロ距離で見たくはなかったなぁ。 全く間に入ることができる気しないしとにかくお互い我が強い。 これもう喧嘩じゃね? っていう話し合いがさっきから何度も起きてんだけど大丈夫なのかこれ。


 というか、 俺の相方さんさっきから凄い勢いで規則・校則に違反がある生徒を見つけてはテキパキと正していくんですけど。 このギャルで十人目であることは、 この人が凄いのかルールギリギリで違反する生徒が多すぎるのかどっちなんだろうか。 ……どっちもか。


「……ハッ。 どうせアンタみたいなブサイクじゃどんだけメイクしてもブサイクのまんまだもんね! 僻んでんじゃねーよブス」

「えっ」

「……」


 ……えー。 メイク落とし渡されて怒なのか、 まさかまだやる気なのかよギャル先輩。 もう辞めとけって。 ちょっと声が大きすぎて周囲から視線集めてますよー。 目立つのは嫌なんだよ俺が。 俺がね? 嫌なのよ。


 松原さんから目で「出番だよっ」みたいな感じで仲裁しろとメッセージを送ってきてる気がするけど気の所為やんな? 俺には無理ですよ。 めんどいし目立ちたくないし……めんどいし?


「私が醜い容姿だとしても、 それは今この状況下では何の関係もないことだと思いますが? メイク落としをどうぞ」

「なっ!? 」


 や、 やるな真面目先輩。 眼鏡が光っててレンズの奥が見えないせいでどんな顔してるか正直分かんないけど、 メイク濃すぎてケバいギャルと比べたらアンタの方が全然良いと思うよ自信持ちな。 (謎の上から目線)


「ブスがしゃしゃんなよ」

「いやそれお前」

「は!? 」


 やっべ本音出ちゃった、 てへぺろ。






 ☆☆☆







「……はぁ。 今年もこの時間がやって来ましたね」


 風紀委員としての自覚、 そして誇りを持って活動しているつもりではありますが正直月一の服装チェックは活動していて楽しいものでは無い。

 規則・校則は守って当然だというのにその当たり前を疎かにしている生徒が後を絶たない。


 昨年は一年生だったこともあってあまり上から指摘することはせずにいたけれど今年からは違う。 風紀委員の副委員長として三年生委員長の補佐と他の委員の上に立つ者として出来ることはやらなくてはならない。


 新たに所属した後輩達には風紀委員の基本的な仕事を四月の間に教え込んだ為何も心配はしていない。 風紀委員の権威を一般生徒に知らしめる大切な初回の服装チェックの時間ということもあって気合いを入れていたのにまさか()()()()()になるとは思わなかった。


「おはようございます」

「もう少し大きな声でお願いします」

「……はい」


 生徒会副会長の山田 愛子と学年首席の鷺宮 聖奈。

 同級生なら知らない者は居ない程の認知度を誇る天才達二人からのお願いということで無下にも出来ずに仕方なく参加を許可したわけだけど、 風紀委員本来の姿とは異なる注目の浴び方をしているのは正直よろしくない。


 風紀委員はアイドルやモデルのような輝かしい人材達の笑顔で生徒達を魅了する仕事では無い。 手を振って歓声が上がっていいモノなんかじゃないのだ。


 あくまで生徒達に規則・校則を守っていただくように心を正し、 学校の裏の顔であることが仕事である。


 そういう意味では鷺宮さんの妹さんは……ともかく、 淡々と仕事に徹する娯楽部唯一の男子部員であるという山田君は合格点を上げてもいい。


「おはざいます」

「挨拶は丁寧に」


 少々問題点はあったとしても、 鍛えあげれば立派な風紀委員として活動してくれるだろう。 噂ではクラスの問題児トリオの一人として扱われているようだが思っていたより仕事はきちんとこなしてくれる。


 服装チェック中に手際よくサポートに徹して働いてもらえるのは素直に感謝しているし、 無駄なお喋りをせずに目立たず騒がず仕事をしている姿は他の部員の方達に見習って欲しいくらいだ。

 貴女達にとっては部活の一環だとしても我々にとっては大切なお仕事なのだから、 あまり勝手なことはしないでほしい。



「――だからさぁ、 こんなん友達皆してるしぃ〜、 メイクの内に入んねぇーって」

「それを決めるのは貴女ではなく我々風紀委員です。 なんでしたら、 そのご友人達と共にお話しましょうか」

「はぁ〜? クソムカつくんだけど。 アンタ何様? つうかさ、 去年はこれくらいのメイクでも許されてんのよ」


 ……本当に腹立たしい。 このような輩相手にも丁寧に対応しなくてはならないのは本当に腹立たしいこと。 それでも仕事だから我慢しなくてはならない。 それにこれは貴女の為でもあるのだから素直に聞き入れて欲しい。


 服装チェックは教師達の代わりに我々で手直しを入れることによって後々教師に見つかった時に指導されるのを回避させる目的もあるのだから、 どちらにしても手直しされるのなら早いか遅いかであり、 教師達の指導は放課後に時間を取られる為自分を苦しめるだけでしかない。


 だから心を鬼にしてでもこちらは勇気を出して声をかけるというのに――



「……ハッ。 どうせアンタみたいなブサイクじゃどんだけメイクしてもブサイクのまんまだもんね! 僻んでんじゃねーよブス」


 ……何でそんな悲しいこと言われなくてはいけないのだろう。


 普段メイクなんてしないししたことも無い。 別に自分自身に可愛げがあるだなんて思ったことはない。

 同級生の天才二人のような容姿を持てていれば少しは自信を持つことは出来たかもしれないけど、 私はあの二人と比べたら確かに月とすっぽん。


 比べるのも烏滸がましい。 そんなの分かってる。


 それでも私は私の職務を全うする為に感情を殺す。


 悪感情を抱かれようと関係ない。


「私が醜い容姿だとしても、 それは今この状況下では何の関係もないことだと思いますが? メイク落としをどうぞ」


 ……でもちょっと怖い。

 メイク落とし用のシートを持つ手が少し震える。 違うクラスの人で全く関わったことの無い人を相手にするのには本当に勇気がいるのに、 凄くイラつかれてる人の相手なんて本当はしたくない。


 恐怖を隠す為に強気な態度で対応したのが悪かったのか、 相手の眉間に皺が入って睨まれてしまう。 本来なら引き受けたこちらがサポートしなくてはいけないのだけど、 隣で無言で立つ山田君に助けて欲しいくらいだ。


 ――というか、 少しくらい仲裁にでも入ってくれても良くない?

 いや、私の責任だから別に良いけど……。


「ブスがしゃしゃんなよ」

「いやそれお前」


 隣から「やべっ」という声が聞こえてきた。

 私と言い合っていた相手の両方から一気に視線が向けられ肩がビクッとする今日限りの相方に、 私は驚愕しながらもどこか心がスっとなる気分だ。 やっぱりこの人のメイクケバいしはっきり言って、 容姿が優れてるとは思えないからよく言ったと褒めてあげたい。



 ――でも、 仲裁に入って欲しいとは思いましたけど……火に油を注いで欲しいとは言ってないですよ。






 ☆☆☆☆






「アンタ今なんつったコラ」

「別に何も言ってません」

「嘘つくなクソガキ」


 うっわ香水もきっついの使ってんなこのケバギャル先輩。 なんて臭さだ。


 咄嗟に本音が口からポロッと出てしまったが聞こえていたのはどうやら近くに居たこの二人だけみたいだから何とか誤魔化してモブの空気状態になりたいところだが、 なんとなく真面目先輩を観察してる内に我慢してる様子が伺えたからかな。 少しくらいは手助け出来ればと思って何か言おうとしたんだけど……ブスってお前。 自分の顔面偏差値よく考えろて。


「あーしがブスだと思ってんのアンタゴラァッ! 」

「臭いて」

「ア゛ア゛!? 」

「この世のものとは思えない」


 ――駄目だ。 臭すぎて誤魔化すことすら出来ん。 真面目先輩本当によく我慢したわ。 眼鏡光りすぎて分かりにくかったけどなんか真面目先輩から視線チラチラ感じるなって思ったら、 このあーし(笑)さんか臭すぎて困ってたんすね。 これは仕方ないわ。 本当に臭いわこの人。


「# *#●◾︎▲&#*#ッ!? 」

「なんて? 」


 ケバメイクと鬼の形相で相まってとんでもなくヤバい顔になってるし最早何言ってるのかも分からない。 周囲から注目される現状をどうにかしたいところだが、 どうしようか。


「アンタ後輩じゃない! 年下の癖に生意気な奴ね。 あーしのこのファッションセンスも美しさも分からない馬鹿なアンタなんてお呼びじゃないのよ! ……いつかシメるかんな」

「メイク落とした方が美人かもしれないのに」

「――え、 ホント? 」

「うんうん」


 そうですよね真面目先輩? そんなキョトンとした表情でこっち見てないで上手く合わせてくださいよ。 しっかしこのギャル、 チョロいんかい。


 ハッとした表情で改めてメイク落とし用のシートをギャル先輩に差し出す様子に、 真剣な眼差しでシートを見つめること数秒。 遂にシートを手に取り手鏡を取りだして少しずつ整えていく。


「……どうよ」

「さっきよ……グフッ」

「そちらの方がとてもお綺麗ですね。 私はメイクなんてした事ないですが、 濃ければ良いというものでも無いということは何となく分かります」


 元の容姿が普通な感じだったから「さっきよりかはマシ」と言おうとしたら何かを察した真面目先輩に脇をチョップされて黙らされてしまった。


 ……アンタ、 普通にお世辞言えるんですね。 (両方に失礼)

 ギャル先輩はなんか普通に嬉しそうだし、 真面目先輩も何か吹っ切れた様子なので問題は無さそうだ。


 こちらを不安そうに見ていた松原さん達に問題無しとジェスチャーすればまた元通りの仕事に戻る。 とは言ってもそろそろ予鈴が鳴るから仕事も終わりだけどな。


「……なんか、 悪かったわよ。 ブサイクとか言って」

「いえ、 別にそれは本当のことですから」


 本当でござるか〜? ……なんか今の体育の時間のペアの変態を思い出すから二度とやらんと誓うとしよう。


 でも実は眼鏡を取ったらめちゃ美人とかっていう設定があるパターンなんでしょ? 俺、 そういうのに理解あるからそういう謙虚な姿勢良いと思いますよふははっ。


「アンタ名前は? 」

「山田です」

「オケ、 何時かしばくから」

「なんでやねん」


 なんでやねん……。 さっきまで険悪な雰囲気漂ってたのに今では「メイクしてみたら? 教えよっか」 「いえいえお気遣いなく」とか女子特有の急に距離感変わる現象が起きてる中でギャル先輩の中にあるヘイトが全部俺に来てるのなんでやねん。


「べ、 別に臭くない……はず」


 臭いで? というより、 俺が嫌いなタイプの香水使ってるせいでは? 人によって違うと思うからあんまり気にすんな。


「ええ、 別に香水自体は禁止されていませんし、 匂いもそれほど気になるものでもありません。 私は良いと思いますよ」

「……副委員長」

真鍋 花凜(まなべ かりん)です」


 ここで名前出すのか……。 しかしなんか良い感じに話まとまったようだしめでたしめでたしかな。


 ギャル先輩はもう一度真面目先輩に謝罪し、 俺にはガンつけて校舎の方に向かって行く。 ……凄い嫌われたようで何よりですわ。 (震え声)


「……あのような解決の仕方もあるのですね」

「偶然が重なった所あります。 正直どうにでもなれって思ってました」

「フフっ、 それで解決出来るのですから()も馬鹿には出来ないものですね」


 あーはいはい問題児トリオのことね。 そりゃあ風紀委員の副委員長なら突然参加させることになった部活動の部員のことくらいは調べるよな。 実際俺は問題児では無いわけだし? すこ〜ーしだけ頭が悪い程度で問題点なんてあまりないですからね。 当然の結果ですね。


「ただそれはそれ。 これはこれ。 突然の参加とはいえ、 風紀委員の仕事を手伝ってもらうのですから真剣に取り組んでいただかないと困ります」

「アッハイ」

「大体ですね――」


 え、 いやもう予鈴鳴ってますけど。 今ちょうど鳴り響いてますよー? なんで突然駄目出しとお説教が始まるんです? 他の風紀委員達は慣れてるのか止める様子が無いし仲間であるはずの他の娯楽部メンバーは苦笑いするだけ。

 松原さんなんてお説教に参加したそうにウズウズしてる始末。 最悪かよ。


「ただまあ……その」

「はい? 」

「――助けてくれてありがとう」


 一瞬だけレンズ越しの目と合った気がした。 笑った表情は初めて見たしつい先程知り合ったばっかだけど――


「ッス」


 ……やっぱ美人ですやんけ。 真面目の時のキリッとした状態とのギャップ含めてウチの部員達に負けてない。 ケバいギャル先輩を見てから吐き気やばかったけど、 目の保養でしたわ。


「むっ……また貴方ね竜胆君! もうとっくに予鈴はなってますよ!? 」

「あ!? うっせぇよ丸眼鏡」

「ブレザー着なさいワイシャツは第一ボタンまで……って、 ネクタイはどうしたのです!? 」

「しらね」

「……ハッ、 山田君! 貴方確か同じクラスでしたね!? 風紀委員としてこの問題児に規則・校則を一から教えて差し上げなさい」

「山田は係の仲間だかんなぁ勿論俺の味方するよなぁコラ」


 ――待て待てツッコミどころ満載か!

 派手男が既に風紀委員の副委員長に目をつけられてる件についてとか、 派手男は確かに企画係で一緒だけどお前、 仕事しません宣言してたよなとか、 さっきまでの目の保養になる真面目先輩何処行ったのとか色々思うし、 普通に仲良さそうでビビってるんですけど。


「風紀委員じゃないんで」

「似たような者です! 」


 違うが? さっきまでの堅物系の先輩は何処? 後、 どうでもいいけど肩組んで脅してくるんじゃねぇよ不良。 カツアゲされるんか俺は。


 結局この後、 副委員長と不良問題児の間に挟まったモブの問題児の三人組は廊下から校門を眺める生徒達を不思議に思った教師陣によって解散の声があるまで続けられたのであった。



「お前の人生楽しそうだな」


 黙れチャラ男。



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