宇宙魔女博士見習いのぼくは奇妙な形の木造船で宇宙の中心に逝ってきます。
1
この変な形の宇宙船の、なぜか外側に設置されている魔導エンジン。
見えるかい?
ここの回転羽、の軸受け部分の光ってる輪。
キラキラ光って、でもドス暗い魔力が渦巻いて、何とも言い難い魅力にあふれていると思わないかい。
実は、これがあの『覇王の王冠』という訳さ。
そう、ウチの偉大なる宇宙魔女博士、ロジー師匠が『宇宙の奥』から持ち帰った『覇王の王冠』の、あの話だよ。
その時の旅は、このぼくもいっしょだったんだよ。
すんごい大変で「もう死んだ」いや「宇宙が終わった」って覚悟したっけな……。
えっ、その時の話がききたい?
この話は長いから、あんまりしなくないんだよね……。
うえっ、どうしても聞きたい?
う、うーん、どうしよう……。
あっ、君の名前は?
ぼくの名前はクラム。
将来の目標は宇宙魔女博士になること。
男の子なんだけどね、ぼく。
――えと、男の子なのに、どうしてって?
それはそうなんだけど、どうしてもなりたいんだ。
君は、ぼくが宇宙魔女博士になれると思うかい?
――「きっとなれる」だって?
君って意外にいいやつだったんだな!
うーん、しょうがない。
ちょっと長くなるけど、話してあげるよ。
あっと、その部品には手を出さないように。
触れた人が別世界に跳ばされちゃう防御魔法が掛けられているから。
うん。
この部品があるから、この宇宙船『ナバナボート号』は、永遠に飛び続けられる伝説の宇宙船になった、というお話だよ。
2
ぼくの師匠は、君も知っているこの国随一の魔女博士、そして《世界初》《初代》宇宙魔女博士である、ロジー宇宙魔女博士だ。
この日も、ぼくはロジー師匠の助手業に精を出していた。
その時、
――ん、これなに?
「……なんだろう、この図面」
研究所の一番大きい応接用テーブルの上で発見した図面には、奇妙な形の物体が描かれていた。
「ナバナ……?」
ぼくの間抜けな独り言がつぶやかれた。
その図面に描かれていたのは、それは、君もよく知っている、黄色くカーブしているナバナという果物にそっくりな形をしていた。
「ナバナ。いい名前かもしれないな。――それは宇宙船だよ」
3
ぼくの独り言に答えたのは、遅れて研究室にやってきたロジー宇宙魔女博士――師匠だった。
「えっ、宇宙船!? でも、ここに材質は『木材』って書いてある……」
「木材製の木造宇宙船ということだ」
……師匠のいつものハイセンスシュールギャグかな?(白目)
「えっ、ワケわかりません」
「目指す場所は『宇宙の奥』だ」
「ぃええっ、『宇宙の奥』!? 大師匠が見つけたという、あの!?」
ロジー師匠の師匠はかつてワープ航法を確立した超ド級天才であり、何万という生きた人間を犠牲にしたと言われている超マッドサイエンティスト。
この国の赤ん坊は、生まれる前から胎教で教わるほどの超危険人物。
その名をリム魔女博士といいますが、君も『恐怖の魔女』については知ってるでしょう?
ぼくは、その名前を思い浮かべただけで、ブルっときて少し漏らした。
――これは、聞かなかったことに。
ちなみに、ロジー師匠は、リム大師匠の唯一の弟子である。
ちなみに×2、リム大師匠、まだご存命である。
ぶんぶん、と激しく首を振って、ぼくはその恐ろしい名前を頭の中から追いやったんだ。
4
宇宙に『果て』はあるのだろうか?
この疑問は、人類には永遠に解き明かすコトなど出来ないのかもしれない。
しかし、『中心』は発見されている。
その場所はヘソのように、宇宙の真ん中にある。
良くは分かってないが、この場所は行き止まりになっており、『終着地』を意味する奥、すなわち『宇宙の奥』と呼ばれている。
『宇宙の奥』に行き着いた人類はまだいないが、その存在は国の聖女の『神託』でも証明されたという噂だった。
そして、実は『宇宙の奥』に至るワープ航路『奥への細道』の第一発見者が、ぼくの大師匠、《恐怖の魔女》リム魔女博士なのだった。
「クラム。君も初級宇宙魔女読本『ワープ航法基本概論』で学んだだろう。あの異空間では宇宙船の船体が変質するんだ」
「はい。師匠が編纂した、あの分厚い本ですよね」
リム大師匠の出版した本によると、『奥への細道』はとんでもない摩訶不思議空間だったらしい。
「そう。あの異空間『奥への細道』では、真っ直ぐな物は曲がり、曲がった物が真っ直ぐになる」
「そして、金属は液体に。木材はミスリルに――――なるほど。『奥への細道』の専用宇宙船な訳ですね」
極秘の研究資料によると、リム大師匠は『奥への細道』の探索で、万単位の人間を犠牲にしたらしい。
「しかし、目的地までの普通の航海はどうするのです?」
「推進装置は問題ない。気密性だけは、私とクラムの魔法でなんとかするしかないだろう」
「なるほど……」
ロジー師匠の言葉に、眩暈を覚えたぼく。
思わず、応接用テーブルに手をついてしまい、息を整える――――。
「そして、この宇宙船はもう出来上がってるのだ――クラム、裏庭を見てごらん」
「うええっ、いつの間に!?」
「ふふっ。遂に私にも太いスポンサーが付いたんだよ」
この国随一の魔女博士であるのにも関わらず、ロジー師匠の元にはお金が無いのは常識だ。
宇宙開発投資には金が掛かるのは常識だが、ロジー師匠の研究は飛び抜けてハイリスク過ぎて、しかもほぼノーリターンだからである。
「ほら、見てみろ。このカッコいい船体を」
「うわっ、信じられない。こんな変な形の船が飛ぶなんて!?」
研究所の裏庭には、珍妙な姿形の木造船が、図面そのままの姿でそびえ立っていた。
唖然……である。
「これ、かなりお金掛かっていますよね。いったい、どんな太いスポンサーが?」
「ふふふ、太いスポンサーは、実はここだけの話、王弟殿下だ」
「ふ、太いっ」
まさか、王国の金庫番である王弟殿下がスポンサーになったとは……。
当万年金欠研究所にも遅い春の訪れがやってきたようです。
5
「ロジー宇宙魔女博士。頼まれていた荷物は運び込んでおいたぞ。さあ、出発しよう!」
「王弟殿下、ありがとうございます」「ぇえっ!?」
ウチの師匠、王弟殿下に荷物運びをさせるなんてっ!?
ていうか、う、宇宙!?
まだ、見習い魔女(男だけど)なのに、宇宙に行く夢が叶っちゃう!?!?
で、でも、もっとちゃんとした宇宙船で、安全な場所に航海したかったよ……ぐすん。
「クラム、君も準備するんだ。宇宙魔女としては初の仕事だ。きちんと宇宙魔女の制服を着てきたまえよ」
「えぇぇ、あの制服ですかっ!?」
「大丈夫、君ならきっと似合ってカワイイぞ」
ぼくは、師匠が着ている宇宙魔女の制服を、改めてマジマジと見た。
……うん。
師匠はかわいい女の子だから似合っちゃうけど、ぼく男の子ですからっ。
そんな体にぴったりとした制服、絶対無理ですからっ!?
あわてふためくぼくを見て、師匠は「ふんす」と鼻息を鳴らし、薄い胸を誇らしげに反らしてみせるのでした。
そして、木造宇宙船に乗り込んだぼくの目に映ったのは、ナバナの形に反った船内の床だった。
「よし、この曲線を『ナバナ曲線』と名づけよう。そして、この船の名前は『ナバナボート号』。命名者はクラム、君の名前にしておこう」
ぼくは暗い声で、誰にも聞こえないように独り言をつぶやいた。
――ぼくの名前が歴史に悪い意味で残っちゃう?
それに、これ、ホントに宇宙、いや、空を飛べるの?
即、空中分解したりしない!?
6
それから、ぼくとロジー師匠の魔力が枯渇する騒ぎがあったり、王弟殿下がぼくの宇宙魔女の制服姿(股間のもっこり部分を隠す目的でミニのフレアスカート付きにしている)をいやらしく視姦してきたりとか、何だかんだありながらも、ぼくたちは約10日後、37回目のワープを終えたとき、宇宙の中心への入り口に到着した。
このナバナの形に曲がった奇妙な木造船で――信じられない!
「『宇宙の果て』は存在自体眉唾だが、先人たちが発見した『宇宙の中心』への入り口は我らの目の前に確かにある! いざ、先人たちが成し遂げなかった『奥への細道』の初踏破を成し遂げて見せようぞ!」
王弟殿下が、前もって準備していたのか、それっぽい鼓舞激励の演説をぶった。
この時、ぼくもさすがに覚悟を決めた。
――お母さん、お父さん、もしかしたらぼく、もう会えなくなると思いますが、お元気でお過ごしください……。
そこは異様な空間の入り口だった。
目視では、ただの真っ暗な空間なのだが、魔導モニターで見ると、禍々しいピンクのガスが超巨大な渦を巻いている。
その渦の中心が非常に狭く口を開けていた。
人類の歴史上、あの穴に入って生きて帰ってきた者はない――。
「ニャーニャ航海士。突入せよ」
「にゃにゃっ」
王弟殿下の合図で、実質は師匠の無言の合図で、猫人のニャーニャ航海士が『奥への細道』へ進入を開始する。
しばらく進むと、船体が振動に揺れ始めた。
すると、なんということでしょう。
『ナバナ曲線』を描いていた船内の床が水平になっていくではありませんか。
そして、船外に設置されていた筈の推進装置が船内に納まっていく……。
それは、異様な光景だった。
世界の理が目の前で捻じ曲げられていく。
かつて、この空間に突入した先人たちは、ぼくの目の前で起こっている事と逆の光景を目にして死んでいったのだろう。
元から曲がっていたこの船だけは、逆に普通の宇宙船の姿を取り戻していく。
「少年。我等の今回の目的はまだ聞かされてないな?」
王弟殿下がぼくに話しかけてきた。
もし、国で王弟殿下にこんな感じに話しかけられでもしたら、ぼくは驚きすぎて気絶していたかもしれないが、この数日ですっかりなれることが出来た。
「そういえば……はい、何も。『奥への細道』の踏破、そして『宇宙の奥』の第一発見者となること以外に、別の目的があるのですか?」
王弟殿下は得意気に秘密の打ち明け話をし始めた。
「ここまで来たら、途中下車は無理だから、もう話してもいいだろう。今回の我等の目的は、この先『宇宙の奥』の中心にある神代の遺物『覇王の王冠』、そして『宇宙樹の種』の回収だ」
「は、『覇王の王冠』と『宇宙樹の種』!?」
なんだか分からないけど、やたら凄そうなアイテム名なのは、ぼくにも察する事ができたのでした。
7
さて、ここから王弟殿下の話が長く、それこそ『奥への細道』の踏破まで続いた。
その長いお話を要約すると、凄い宇宙のお宝が『宇宙の奥』にあると、王家お抱えの聖女にお告げが出たというのだ。
はっきり言って、怪しい。
なぜ、宇宙に人類が進出してからの今、聖女にお告げがあったのか。
これは、何者かに呼び寄せられているという事なのだろう。
人類が宇宙に出てこれるようになったから呼んでいる。
これは、ものすごく悪い予感がする。
罠に違いない。
行き着く先には、いったい何者が待ち受けているのか……。
我々が亜空間『奥への細道』を抜けると、そこは惑星1個分にも満たない、不思議なガスと光で充満した空間だった。
8
「何とも、不思議な空間ですね……ここが『宇宙の奥』……そして『謎星ハンタデール』でしょうか?」とぼくが誰にともなく問いかけると、
「そうだ、このガスの空間が『謎星ハンタデール』で間違いない。私がお告げで見せられたそのままだ。ガス星の中心に王冠と種があるはず。魔力波動を探査しながら、中心に向かってくれ」と、王弟殿下。
師匠と探査魔法で探ると、すぐに強力な反応を見つけた。
「こ、これが……!?」
信号に近づいていく程に、はっきりとしてくる、強烈な存在感。
ガス星の中心付近に輝く魔力の塊。
見つけたのは、人の頭ほどの種?
そして、種にピッタリ填まり、輝いているのが王冠??
ガスと魔力を吹き出しながら、高速回転をして踊っている。
「慎重に回収するんだ」
ぼくたちは、用意してきた魔力腕を恐る恐る近づける。
魔力の塊が暴れるように踊っていて、到底捕まえられないと思ったのだが、ニャーニャ航海士が脅威の捕獲技術を見せた。
暴れまわる種をひょいっと捕まえる。
「よし、回収に成功したぞ!」
おおっ、とうとう『覇王の王冠』と『宇宙樹の種』が!?!?
――しばらくすると、神話級アイテムが船橋内に運ばれてきた。
9
とうとう、『覇王の王冠』と『宇宙樹の種』とご対面だ。
ぼくが、ワクワクしながらも、良く見ようとメガネを拭いていると――。
「『この王冠を被ったものが、この宇宙の覇王とならん』……」
「王弟殿下!?」
ぼくが振り返ったとき、すでに王弟殿下は『覇王の王冠』を被ってしまっていた。
「お、王弟殿下、大丈夫ですか?」
「……」
「王弟殿下?」
何も起こらなかったのか――そう思いかけたとき、王弟殿下の纏う雰囲気が変わった。
「クハハハ」
王弟殿下が笑っている。
ただ笑っているだけなのに、ぼくの全身に鳥肌が立っている。
王弟殿下の被っている王冠から、ドス黒い膨大な魔力が吹き出してきた。
この場所から逃げだせるモノなら逃げ出したい。
もちろん不可能だ。
ここは宇宙の真ん中『宇宙の奥』、そして、そこに漂う宇宙船『ナバボート号』の中。
ここから外に飛び出せば、とたんにぼくは終わりだ。
輪廻の輪に戻る事さえ不可能になるに違いない。
10
「お、王弟殿下……ですよね?」
ぼくが恐る恐る尋ねると。
「くふふ。我の名は『覇王の王冠』。そこのお前たち、我を回収してくれて感謝するぞ。悪神めが我をここに封じ込めていたのだ……。我をここから連れ出すが良い。共に宇宙を支配しようぞ」
あ、これヤバイやつだ……。
すると、ロジー師匠がぼくの前に出て、問いかける。
「『覇王の王冠』よ……。我々が宇宙を支配しない、と答えたらどうする? 今は宇宙は平和で、貴方の様な方の出番は用意できない」
「ふむ。我の名は『覇王の王冠』。またの名を『魔王ビルデバブ』。我の存在意義は『宇宙を統べる事』にある。平和など世迷言をいうでないぞ」
ま、ままま、魔王!?
人類が宇宙に進出する時代には絶滅したと云われていた、あの!?!?
『覇王の王冠』を被る王弟と師匠の間に、緊張のぶつかり合いが、すでに目に見える魔力のぶつかり合いと化して、渦を巻き始めていた。
この狭い船内で、二人の強大な魔力がぶつかれば、この宇宙船、ひとたまりもないかも……あわわ。
すると、ロジー師匠が懐から何か赤黒いモノを取り出した。
「『魔王ビルデバブ』よ、これが見えるか」
「ふむ? その汚い塊が何だというのだ?」
「その人間の心臓だ、よっ」
ロジー師匠が、その塊を、握り潰し――――えっ?
「ぐぁあぁああっ!?」
11
「XXX XXX XXX エクストラヒール!」
王弟殿下は、ロジー師匠の高度治癒魔術により息を吹き返した。
『覇王の王冠』は、王弟殿下の頭から取り外され、天井から吊り下げられている。
「おい、ここから降ろせ!」
『覇王の王冠』は、誰かが被っていなくても意思を持ち、しゃべる事ができるようだ。
しかし、ずっと「降ろせ」だの「宇宙の半分をやろう」だの、ウザうるさい。
こうなってしまっては、可哀想だけどロジー師匠の実験材料になる未来しか想像できない……。
「私のいう事を聞くか、破壊されるかのどっちがいいか?」とロジー師匠が脅しをかけると。
「阿呆が、何度でも人間の意思を乗っ取って、瞬時にオマエなど殺してくれるわ!」と強がる『覇王の王冠』。
「ちなみに、ここにいるのは私の影だ。本体は時空を越えた秘密の場所だ」
「「え!?」」「マ!?」
ま、マジですか師匠、ヒドイ。
自分一人だけ安全な場所ですか~。
『覇王の王冠』も諦めたようです。
「では、オマエの能力を詳しく教えろ」
「我の軍勢を異界から数百万単位で呼べる」
「呼ぶためにはどうする?」
「呼びたい数×100の人間を生け贄に捧げるのだ」
「使えん。他には」
「被った者の意識を支配する」
「使えん。他には」
「我は破壊不可オブジェクトだ。絶対に破壊できない」
「それだけか? 他には」
「以上だ」
「宇宙に優しくない破壊不可ゴミなんだな?」
「 」
よ、よし。
このタイミングで提案だ!
「破壊不可危険ゴミはこの場所に残して『宇宙樹の種』だけ持って帰りましょうよ」
「いや、持って帰ろう。良い使い道を思い付いた」
あ、ロジー師匠が悪い笑顔を浮かべている。
「この宇宙船の魔導エンジン――の、回転部品の軸受けにちょうど良さそうだ」
『覇王の王冠』の可哀想な運命が決まった瞬間だった。
12
――という訳で、このお話は終わりだよ。
ほら、本当に長かったでしょ?
え、「作り話に違いない」だって?
信じられない?
まあ、作り話と思いたい気持ちは分かるけど。
本当だよ。
この軸受けのキラキラ部分。
消耗速度が激しくて困っていたんだけど、今ではまるで永久機関のようさ。
この船自体が。
『覇王の王冠』のお陰で、いちばん消耗の激しかった部品が壊れなくなり、密閉・空気維持・自動修復魔法各種が無尽蔵の魔力により半永久的に補える様になった。
つまり、ぼくと師匠が維持魔法を使わなくて良くなったということで、かなり嬉しい。
結果的には『覇王の王冠』――『魔王ビルデバブ』には感謝。
ほら、あの泣き声、聞こえる?
ちょっと可哀想だけど、仕方ないよね。
本当、可哀想だから、時々ぼくの制服姿を見せてあげることにしてるんだ。
ぼくの制服姿が、唯一の癒しらしいから。
もう最近は、『覇王の王冠』じゃなく『ヘンタイさん』て呼んでるよ。
ぷんすかモノだよね。
まったく。
え、
「『宇宙樹の種』はどうしたのか」
だって?
あはは。
さて、どの忘却魔法にしようかな――――。
~fin~
最後までお読みくださりありがとうございます。
もしよければご指摘、ご感想など頂けますと成長に繋がります。w
久々の執筆活動、リハビリ作シリーズ、第4弾です。
続けて、ちょっと長いかもしれない制作秘話(というほど秘密でもない)を。
画像作者:塩谷 文庫歌 様 ←
文庫歌さん、超あざますっm(__)m
作中に登場した奇妙な形の船、みなさん覚えていますよね?
どこぞで見たことある! という方もきっとおられるでしょう。
この船、実は「イラスト・CG」ではないのです。((((;゜Д゜)))
実は「模型」なんです!
しゅごいっ
初めてそのお姿を見たとき、私のSF脳が刺激されて、涌き出てきた妄想により、この作品が書かれました。
というわけで、この船さんが初登場する小説――船の製作者さん本人による作品――をご紹介させてください。
↓↓↓(特別作品紹介ここから)↓↓↓
ここは環境が激変して、黄昏れ時を迎えた終末の世界。
食糧難と言っていられる状況はとうの昔に過ぎ去った。
ほとんどの生命が死に絶えてしまったんだから―――。
人間は空を飛べなくなってしまった。
上空には常に激しい乱気流が発生し磁場も乱れている。
そのさらに上。
穏やかな雲海に姿を消したはずの魚が棲んでいるんだ。
それを狙って空を見上げているうちに環境適応し進化した猫が出現しだす。
ちょっぴり立つのが得意、頭が良い、それくらいの違いしかないただの猫。
そんな新世代猫、カジケ船長と少年の物語。
【 この終末『釣りに行こう』と誘われた 】
※残念ながら、作者様なろう退会のため現在見れなくなっています。
↑↑↑(特別作品紹介ここまで)↑↑↑
……そして、この船さんの制作秘話もなんとエッセイで読めちゃいます!
「【 実録 】模型で挿絵を造ってみよう!」作:塩谷 文庫歌
※残念ながら、作者様なろう退会のため現在見れなくなっています。
いや、スゴイですね!((((;゜Д゜)))
これは、私以外にも、この船さんを作品に登場させたい人が現れちゃったりして。(^w^)
あとは、私の今回の作品と同じ世界観(もう少し未来、リム魔女博士がチラッとエピソードに登場する)なお話を読んでみたい方は、こちらをどうぞ~。(*´ω`*)
「TS転生した吸血伯爵令嬢は巨大ロボットの夢を見る」作:黒猫虎
https://ncode.syosetu.com/n8497gn/
※微エロ注意
ではでは、あとがきまで読んでくださりありがとうございましたっ\(^o^)/
※紹介した作品のリンクを感想欄の下あたりに用意しました。
↓
↓
↓
↓