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後編

約十年後


学院を卒院する日になりました。本日は、卒院式を行い、その後に卒院パーティです。卒院パーティは、普通の夜会と同じ感じに、着飾ったりして、ダンスを踊ったりします。




「何ボーッとしているのですか、お嬢様。」


「あら、ごめんなさい、マリー。今日のパーティの準備の手伝いよろしくね。」


「はい!お嬢様を綺麗に着飾ります!」


「あらあら、ありがとう。そろそろ、卒院式の会場に行きましょうか。」






「これより第◯回卒院を行います。」



「卒院生代表挨拶レティシア・ホクシード」


「はいっ!」


ちゃんと学院成績トップで卒院です。高等部になってから勉強が少し大変でした…。



「これにて、卒院式を終了とします。」






「お疲れ様でした、お嬢様。お嬢様の代表挨拶を見ることが出来ず、とても残念です。」


「ありがとう、マリー。 …………これから、パーティか…。あの表面ではにこやかにしながら、裏で探り合うのはとても疲れるので嫌いだわ……。」


「貴族というのはそういうものです。お手伝いはできませんが、影で応援してますよ。さあ、そろそろ着替え始めましょう。」


「そうね。今夜も頑張るわ。応援してね!」


「はい!」


「ふふふ」




「こんばんは、お父様、お母様、お兄様。」


「卒院おめでとう、レティシア。今日は、一段と綺麗だね。」


「ふふっ。ありがとうございます、お兄様。」


「卒院おめでとう。元気にここまで成長してくれて嬉しいわ!」


「ありがとうございます!お母様!」


「卒院おめでとう!………これは内密なんだけどね、第3王子殿下がお越しになるみたいなんだ。よかったな。」


「本当ですか、お父様!」


「ああ」


「ふふっ」


やっとレオに会える!手紙のやり取りはしていたけれど、ほとんど会えていなかったら嬉しいわ!


「それじゃあ、入るか。」


パーティの会場に入る順番は特になく、入ったら国王陛下に挨拶することが通例だ。私も、家族で挨拶をしてから、家族と離れ、友人の方々のところに向かった。


「卒院おめでとうございます、皆さま。」


「ありがとうございます!代表挨拶とても凛々しくてカッコよかったですわ!ねえ、皆さま。」


「はい!私が男だったら完全に惚れてますわね。」


「そういえば、なぜレティシア様は婚約者がいらっしゃらないのですか?」


「ちょっと、やめない。」


「…………あ、そうでしたわね。」


そう、私は第3王子殿下との婚約を未だに発表していないため、婚約者がいないことになっている。レオが帰ってこないからだ。

そのため、レオと私と同い年の別腹の第2王子殿下の第1婚約者候補とされているという噂が流れている。


「すみません、レティシア様。」


「大丈夫よ。」


ザワザワ、ザワザワ


「あら?第2王子殿下が、こちらに向かってくるわね。」


「とうとう発表なのですか⁉︎」


「…………いいえ、違うみたいね。腕に男爵令嬢が巻きついているわ。」


王子殿下の腕に巻きついている男爵令嬢は、高等部から学院に入ってきた珍しい子で珍しい光魔法の使い手とされている。

学院に入ってからは、さまざまな男子生徒を落とし、常に逆ハーレム状態になっていた。そのため、多くの女子生徒から嫌われている。まあ、乙女ゲームのヒロインみたいな感じだ。


第2王子殿下は私の前に来て、


「レティシア・ホクシード、お前を我が婚約者候補から除外する!」


と、言った。うん、意味がわからない。


「どういうことでしょうか、殿下。」


「お前はアリスをいじめた!それに、犯罪者を次期国王の私である妻になる資格はない!」


「はい?」


「まだわからないのか!しょうがない、説明してやる。ギール」


「はい。殿下の代わりに説明いたしますね。

先程もおっしゃられていましたが、レティシア・ホクシードはアリスをいじめました。例えば、毎日嫌味を言ったり、スカートに紅茶をかけたり、わざと足を引っ掛けて転ばせたりなど、まだまだありますがこれぐらいにしておきますね。犯罪者というのは、あなたが取引した男たちにアリスを襲わせたことですよ。周りにいた護衛におかげで大丈夫だったそうですが。」


「全てやっておりませんが、殿下。」


「証拠は出ている。言い逃れはするな!キース、あいつを抑えつけておけ!」


「はっ!」


ドンっ!


「かはっ!何をなさるのですか!キース様」


「殿下のご命令ですので。それにあなたは逃げようとするはずなので。」


「お前は私と仲の良いアリスに嫉妬していじめた!それに、魔法の使えないお前はそこでも妬んでいたそうだな!いい加減認めろ!」


本当に意味がわからない。嫉妬していたって、まず第2王子殿下のこと興味を持ったこともかけらもないし。魔法は、使えるようになりすぎて学院で学ぶことがないから授業に参加していなかっただけだし…。もう、どうすればいいんだろう。魔法を使えば、キースをどうにかできるけど、あまり、使いたくないしな…。レオ、助けて……!


「何をやっているんだ…?」


「誰だ!貴様!邪魔をするな!」


「レ…オ…!」


「私の婚約者に何をしている!今すぐにシアから離れろ!今すぐどかないなら……。」


ドカッ


レオは、キースを蹴り飛ばした。


「シア、ごめんな。すぐ助けられずに。」


「いいえ、大丈夫ですわ。あなたが来てくれたから。」


「貴様誰だ!邪魔をするな!」


「さっきと同じことを言ってるぞ。自分の家族さえわからないのか…シュナイツ」


「は?意味がわからない。」


「俺は、この国の第3王子レオンハルト・リューリアだ。そして、レティシア・ホクシードの婚約者だ。」


「レオンハルト様!私を助けに来てくれたの?私、レティシア様にいじめられていたの!」


第2王子殿下は、自分の家族さえわからないみたいだし、アリスはレオが自分を助けにきたって思っているし、キースは向こうで呻いてるし…何このカオスな状況。


「どういうことだ!レオンハルトは他国にいるはずだ!お前が本物のはずがない!それに、レティシアには婚約者はいないはずだ!」


「俺は本物だ。父上に聞いてみればどうだ。それに、レティシアの婚約は公表されていなかっただけで、10年以上前から俺と婚約している。そして、すでに俺の逆鱗も渡している。……………父上は、お前の行動を知っていたし、今も見ているぞ。」


「そうだ。何があり、そう考えたのかは知らんが、お前はやってはいけないことをした。衛兵よ!この者たちを連れて行け!」


「なぜだ!俺は悪いことをしていない!やったのはレティシアだ!…グハッ……何をする!俺は第2王子だぞ!」


「父上はお前を王族から外すそうだ。」


「何故だ、何故なんだ!」


「今までの行いの結果だ。それに、レティシアは何百年かぶりの九尾まで進化した狐族だ。狐族は尻尾の数が多いほど魔法の扱いがうまいことを知っているよな?レティシアがアリス嬢に嫉妬する要素が一つもない。さて、最後に言いたいことはあるかい、レティシア。」


「いいえ、ありませんわ。ただ、二度と私の前に現れないで欲しいですわね。」




こうして、第2王子、いえ、元第2王子とアリスとその協力者たちは連れられていった。アリスは、「なんで、なんで!私はこの世界のヒロインなのに!幸せになるはずなのに!」という、電波少女発言をしていきながら連れていかれた。




「皆、騒いで申し訳ない。元第2王子に代わり、謝罪をいたします。…………私は、王位継承権争いをするつもりはない!今ここで、継承権を放棄いたします。そして、レティシア・ホクシード嬢との婚約を発表とします!」


ワー、ワー、ワー パチパチパチパチ


「この後のパーティをお楽しみください!」

花びらが上から降ってくる。レティシアの幻影魔法だ。





こうして、無事に?パーティは終わった。








そして、二人は盛大な結婚式を挙げ、幸せに暮らしたとさ。

「俺はお前を愛し続けるぞ。いつまでも…」

おしまい

いかがでしたか?題名がちょっと合っていない気がするので、何かアイディアがあればいただけると嬉しいです!

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