ポイントがゴソッと減りました。まあ、予想していたことですが。
単なる実話に、少しだけ妄想を加えました。
タブレット端末を立ち上げる。
「小説家になろう」にアクセスし、投稿予定の続編をもう一度見直す。
「よし、誤字脱字はないな」
次話投稿ボタンに手をかけ、ふと総合評価に目を向ける。
なんと、ポイントが20ポイントばかり減っていた。
「Why?」
無言の問いかけに答えてくれる者はいない。
ドンマイと励ましてくれる声もない。
いままでも投稿直後にポイントが減ることはあった。
それは誰もが経験する出来事。
大人への階段をのぼるようなものさ。
「思ってた展開と違うな」というボヤキが聞こえた気がした。
「いけね、ブクマつけたままだった。外さなきゃ」という声もあったと推測する。
悲しいことだが、私の創作能力が不足していたのが原因だ。
嘆きこそすれ恨みはしない。
だが、今回は投稿前にポイントがまとまって減っていた。
どういうことだ!?
畜生!
世の中、そんなに大勢エスパーがいるのか?
これから投稿する話がつまらないと察知して、先回りしてブクマを外したのか?
すごい能力だ、私が欲しい。
そしたら投稿前に「うん、これはダメだ」ってわかるからね。
まあ、そんな異能力者がゴロゴロいるわけはない。
とはいえ、今回に限っては、私はめげなかった。
評価者数2名減。
総合評価20ポイント減。
それは予想していた展開だからだ。
……時を遡ること数ヶ月前。
私は「なろう小説」で執筆を始めた。
無名新人の試行錯誤の作品に読者が殺到することはなく、案の定、超低空飛行での出発となった。
執筆した文字数よりも総合評価点の高い文豪達の作品に畏敬の念を抱いた。
嫌味ではない、本心だ。
そんなある日、私の作品を2名の方が評価してくれた。
20ポイントもの評価点も加えられた。
正直、嬉しかった。
どんな方たちが評価してくれたんだろう?
てか、せっかくならコメントしてくれればいいのにな。
そしたら、その人たちのページにもたどっていけるし、作品を発表してたら読むこともできるし。
きっと、良い人たちに違いない。
もしかしたら、友だちになれるかも。
私の妄想はとめどなく膨れあがった。
そんなときに教えてもらったのが、皆さんご存知の「俺Tueee.Net! Ψ(`∀´)Ψ」。(私はなろう初心者)
これで検索すれば、誰がポイントを付けてくれたのかわかるという。
なんだか覗き見するような感じでドキドキしたが、好奇心には勝てず、私は検索してみた。
結果、二名の方は、まったく同じ複数作品を同時に評価しているのが分かった。
同じ日に評価する。
⇒不思議ではない。
同じ作品を評価する。
⇒不思議ではない。
複数のアカウントが、まったく同じ複数作品を同じタイミングで評価する。
⇒天文学的な確率。理論値を計算する気も起こらない。
私は推測した。
これは、複数アカウントを用いたポイント水増しだと。
私以外の作品のなかに、ポイントが欲しくてたまらない作者がいるのだと。
おそらく、誰がやったのかを特定しにくくするために、無関係の第三者の作品も評価したのだと。
同時に、いつの日かこの偽装工作が発覚した暁には、私の評価者と評価点は減るのだと。
そして今日、私の作品の評価者数と評価点は減少した。
久しぶりに「俺Tueee.Net! Ψ(`∀´)Ψ」で検索して、評価者をたどってみると該当する二名のユーザさんは規約違反のため削除されていた。
ええ、運営さんはキチンと仕事をされていましたね。
お疲れ様でございます。
そして、私にポイントをつけて下さった複数アカウントを操っていた方。
ありがとうございました。
執筆を開始した直後、良い夢を見させて頂きました。
もし気が向いたら、一度ちゃんと私の作品を読んでみてくださいね。
お待ちしております。
最後にもうひとつ。
たぶん、私と同じタイミングで評価点が減って悲しい思いをされた方がおられるかと思います。
おそらく、ここに記載した状況だと思いますので気を落とさないで下さい。
以上です。
<追記>
私の推測が間違っていて、ご気分を害された方がおられればご連絡ください。
謝罪いたします。