~観測~
超望遠観測システム「キュリオス」
ヴゥンという重々しい音の後、画面から出た青い光は
2人の男の顔を不気味に照らす
「「ユーザーに起動認識コード入力を求めます。」」
「************」
「「入力完了 キュリオス 起動しました。」」
機械で合成した女の声がスピーカーからながれる。
「それにしてもタスクをこなしていない"守り手"が
いるって本当かよ」
顔をしかめ、怪訝そうに訪ねる。
「そうらしいな」
淡白と言う言葉がぴったりの返しをする眼鏡
その手はキュリオスの操作に忙しい
「っんたく・・・・・・・・20人でやっと日本の全範囲カバーしてるって言うのに・・・・」
眼鏡、答えず。どうやら神経のほぼ100%をキュリオスに使っている
「「座標入力シークエンスに移行します」」
「えーと***、んでもって*******。この座標であってるよな」
「・・・・そーだな」 (こいつ人の話聞かないくせに何だよ)
「「反応を確認、WV-0019 現在、休眠中です。」」
「おいおいおいおい・・・・・・タスク実行開始時刻を当に過ぎてるぞ・・・・・」
眼鏡は驚きの表情を隠せないようだ。
「んで、どうするの?」
「少しばかり様子を見てみる」
眼鏡はキュリオスの操作を再開した。
「「WV-0019をモニター対象に設定、観測結果を記録します」」
眼鏡の溜め息が部屋に放たれる
「これで、旧地球時間で1週間、様子を見てみる。バグかも知れんしな」
「もし、バグじゃなかったら?」
「その時はタスクに1文付け加えるだけだ」
“WV-0019を見つけ次第排除せよ。”
初登校です!よろしくお願いします!
できるだけいい作品を書くよう心掛けますので
温かく見守っていただけると嬉しいです
あ、投稿ペースはそんなに早くないです