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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第二章 ジャスティスジャッジメントの正義
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第三話 後説 反省会に妹参加のお知らせ

 黒い光に包まれてロビーに戻ってきた、縁、絆、スファーリア。

 

「兄貴、姉貴、おつー」

「お疲れ様」

「おつかれー」


 3人はそれぞれ軽く挨拶の仕草をする。


「姉貴、どうだった? 絆の神器は」

「この間、神器が有れば負けないって言ってたけど、納得した」

「あ、そうだ、この後はまた2人で飲みに行くの?」

「行くなら絆ちゃんも一緒ね」

「行くー! 姉貴の隣に座る!」


 絆はスファーリアに抱き着いた!


「縁君、今日も飲みながら反省会ね」

「筋トレはしてないのか?」

「飲みに行くだろうと思ってしてない」

「用意周到だな」


 3人はログアウトをして帰り支度をする。

 そして何時もの居酒屋に向かい、何時もの席に通される。

 頼んだ料理や飲み物が来て、本格的な反省会が始まった。


「絆ちゃんの神器がロボットだとは思わなかった」

「ああ違う違う、あくまで旦那のキャラクターが、絆の神器よ」

「なるほど、ロボットは旦那さんの力なのね」

「そうそう」

「で、あの少々露出の多い巫女さんは何?」

「荒野原さん、何故俺を見る」

「あれはプレイヤーが旦那の妹で、キャラクター的には絆の巫女だねー」

「絆ちゃんの? 縁君の巫女居ないの?」

「ああ、居ない」

「何で?」

「血塗られた神のお世話してくれる――」

「よし! 私がやろう!」

「え!?」


 長谷川は予想外の言葉に、箸で取ろうとしたから揚げをみそ汁に落としてしまった。


「風月が巫女になってあげよう、だから自分を卑下する言葉を使うな!」

「え? お、おう? あ、ありがとう?」

「むむむ! 兄貴、姉貴! 一瞬ピンときましたわ!」

「ど、どしたよあゆさ?」

「姉貴、もとい風月が巫女をするなら神社が襲撃されたってどう?」

「話がぶっ飛び過ぎて見えないな」

「簡単よ兄貴、神社が襲撃される、やはり無人はダメだって流れ」

「なるほど」

「てか風月の強さの設定を生かすなら、巫女になった後だとこの手は使えないよ」

「確かに」

「そして、神社が壊される事で風月と縁が怒り爆発!」

「……ああ! 風月は『素敵な出会いをします、見ていて下さい』ってお願いしたんだったな」

「おっ、風月の願い覚えててくれたのだね?」

「ああ、ちゃんとお祈りしてたからな、印象に残った」

「これは面白くなりそうだね! 兄貴! 姉貴! ちょいと私にシナリオを任せてくれないかい?」

「ああ、それはいいけど斬銀さんにも話通しておけよ? 建てたの斬銀さんって設定なんだからな」

「へ~あれ建てたの斬銀君なんだ」

「ぐっふぉ!」


 あゆさは慌てて口を塞いだ!


「どうした妹よ」

「斬銀君て、あの見た目で斬銀君! ぐはははは!」

「制服とか着せてみる? 一日体験入学」

「あ! それは絆ちゃん的にもやってみたい!」

「いいね、ちょっと待って、スマホでうちの学園の制服の画像を見せる」

「うひゃ! キタコレ!」

「……」


 長谷川はみそ汁に落ちてしまったから揚げを食べる。

 本当の姉妹の様に、楽しそう喋る2人を見て自分も笑った。

 まだまだ反省会は終わらなそうだ。

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