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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第一章 いざゆかん!レアスナタの世界へ!
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第七話 前説 自己紹介のお知らせ

 長谷川は何時も通り荒野原とレアスナタを遊びにゲートへとやってきた。

 受付を済ませてプレイルームへ。


「荒野原さんがロビーで軽く顔合わせすると言ってたが……まあ行けばわかるか」


 シートベルトとゴーグルを装着して何時もの謎ポーズをする。


「いざ! レアスナタの世界へ!」


 長谷川はゴーグル越しに見えるスタートボタンを押した。

 辺りは薄汚い風景から徐々に変化していって、この瞬間長谷川から縁へとなる瞬間だ。

 そして何時ものウサミミジャージ姿でロビーへとやってきた縁。

 待ち合わせ場所の謎の白い石で出来たオブジェクトを目指す。

 スファーリア、色鳥、見慣れない女性が談笑をしていた。


 その女性き長く美しい黒髪にきりっとした目、白い着物をゴスロリっぽくした服装、お尻の上らへんに刀を二本クロスさせ固定している。


「こんにちは、遅れたか?」

「おう縁、こんちゃ~」

「こっちでもこんにちは縁君」

「む、君が噂の兎か」

「おいおい椰重、ちゃんと自己紹介しないと」

「ああ、そうだな」


 椰重は一歩前に出た。

 

「私のこのキャラクターの名前は『桜野椰重』だ、しゅ……失礼、スファーリア先生とリアルで仲良くして頂いているそうで、彼女が貴方に迷惑はかけていませんか?」

「……」

「どうしたよ縁」

「いや、この大和撫子さんはお前のリアル妻になる人だよな?」

「そうだけど?」

「お前みたいな奴に引っかかって可哀想に」

「失礼だなお前、それよりもお前も自己紹介したらどうだ」

「えっと縁といいます、色鳥がお世話になっております」

「うむ、お世話している」

「縁! 親かお前は!? そして椰重! 合ってるだろうけど返しとしてどうよ! ええい! それよりもロールの打ち合わせだ打ち合わせ!」


 色鳥は少々大げさな身振り手振りをしている。


「んじゃ気を取り直して、スファーリアさんから聞いたんだが今回は色鳥達が考えたとか?」

「ああ、簡単に言えば色んなシナリオをまとめたんだ」

「お前昔からそういう事進んでやってたよな、まとめ役っていうかさ」

「ま、性分だな、でな? この前グリオードのシナリオをしただろ? その報酬を貰いに行く所から開始してほしいんだ、開始場所はグリオードの宮殿前で頼む、ジンさんが案内してくれる手筈になっている」

「了解した、で、そのシナリオを進めていけばスファーリアさんや桜野さんとのシナリオに絡むと」

「ああそうだ」

「なるほどな、皆さんよろしくお願いいたします」

「よろしくな~」

「よろしくお願いいたします」

「よろしく頼む」


 4人は深々と頭を下げる。 


「では先生、我々の方は開始いたしましょう」

「そうだね、それじゃあ縁君また後で」


 スファーリアと椰重はエフェクト無しで消えた。


「縁、数十秒たってたら来てくれ」

「了解した」

「開始を告げる鐘よ! 我に役目を与えたまえ!」


 色鳥はベルを鳴らして何かに召喚されるように消えた。


「俺のログインする時もこんな感じに……いやいや、俺のは見られてないからいいか」


 縁は近くの時計を見て時間を確認する。


「んじゃ、グリオードの宮殿に行きますか」


 メニューを開いてフレンドのグリオードを選び、合流を押してそのまま消えた。

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