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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第六章 歩みを始めた2人を
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第四話 前説 兄妹で遊ぶお知らせ

 長谷川と荒野原は今日バイトは無い、朝ごはんを食べて雑談をしてたいら9時を回った所だ。

 

「荒野原さん」

「どうしたの長谷川君」

「こう……お願い? が有るんだが」

「あら珍しい、何々? 結婚してくれとか?」

「それはまた今度」


 もはや結婚まで秒読みだろうが、お互いまだ勉強や決めなければいけない事がある。

 家はどうするか? 子供はどうするか? お金の使い方と様々だ。

 今はまだ恋人の時間を楽しむ事にしているのだ。


「で、どうしたのさ」

「うむ……恥ずかしながら青春時代はずっとレアスナタだった」

「ふむふむ」

「いわゆる学生の恋愛をした事無い」

「私もそうだね、つまらん男しか寄ってこなかった」

「つまりはお互い学生らしい恋をしてみたいって事だね」

「ふむ……つまりは……大人になりきれてない恋がしたいと? 大人になったら生活とかお金とか仕事とか考える事が多いし?」

「うむ、良くも悪くも好き好き言ってれば……いや、これは学生舐め腐ってるか、撤回撤回」

「つまりは? 私に対してイチャイチャ&チュッチュッしたいと」

「チュッチュッは置いといて……学生時代の思い出ってやりたかったなと」


 荒野原は何回か頷いた後、自信を持って言い放った。


「ほっほっほ長谷川君、ここは大人の力を使おうか!」

「どゆこと?」

「長谷川君の友達と私の友達で……修学旅行をする!」

「ファ!」

「その音は高いファだね~」

「いや……唐突だな」

「そう? 大人の特権だよ? 合法的にお金の力で好き勝手する」

「だが修学旅行ってどうするんだ?」

「あー……名前は桜野学園御一行様にしとく?」

「……予算どうするのよ、いやまず何やるのさ」

「やる事は修学旅行、枕投げとか夜中に起きて先生に怒られるとか」

「何人規模になるんだよ」


 長谷川は荒野原かせやると言ったら本当にやる人間だという事は知っている。

 旅費を出すから日帰りプチ旅行をする、と前日に言って実行した。

 その時は長谷川も楽しんだが、本当にこの人はやると言ったらやる人なんだなと感じた。

 他にも日常生活の小さい事でも、実行力を発揮している荒野原。

 長谷川の考えは楽しいよりも本気で計画するんだろうなと、その気持ちが強かった。


「どう? 本気でやってみない? 財力と人脈にモノ言わせて」

「言い方よ」

「長谷川君の望みは全力で叶えたい」

「それは俺も同じ気持ちだ」

「んでさ、長谷川君の気持ちはわかる」

「お?」

「私だって早く長谷川君と会っていれば」

「いや……学生時代は性格ねじ曲がってたから……大人になってから出会えて嬉しい」

「なるほど、私も学生時代はねじ曲がってたしね~」


 お互いに普通じゃない学生生活だったからこそ、青春時代を感じたいのだろう。

 あの時お互い知り合っていたらと、だがそれはもしもの話だ。

 そんな事を考えていたら長谷川のスマホが鳴った。


「おや? 妹からだ」

「あらまあ」


 長谷川が確認すると、たまには妹と遊べという内容だった。

 彼女が出来る前は、ちょくちょく遊んでいたなと思い出した。


「ふむ、たまには妹と2人っきりで遊びなさいとさ」

「あ、それ大事だよ? 家族でもさ、付き合い無い奴は興味なくなるから」

「確かに」

「んじゃ、今日は妹と遊んでくるか」

「うんうん、私も久しぶりに兄に遊びに誘ってみるかね」

「え? お兄さん居たの?」

「あ、言ってなかったっけ? 居るよ~」

「ちゃんと挨拶しないと」

「兄ちゃんは基本的に引きこもりなんだよね」

「あら」

「でもバリバリネットで活動していてさ、別荘にレアスナタの施設並の機材を導入している」

「超金持ちやん」

「奥さんと子供も居るし」

「おお、リア充か」

「まあ今度紹介するよ」

「頼むよ、義理のお兄さんと仲良くしときたい」

「オッケー、今日兄ちゃんに言っとくわ、あゆさちゃんによろしく言っといて」

「ああ」


 今日は妹と遊ぶ事にした長谷川は、何時も通り行きつけの施設へと足を運ぶ。

 ログインをしてロビーで妹を待つその間、妹とどれだけ2人で遊んでいなかったかを計算していた。


「兄貴、姉さんは?」

「ああ、今日は兄さんと遊ぶような事を言ってたぞ」

「なるほどって兄が居たのか」

「まあ今度挨拶の約束した」

「うんうん、挨拶は大切」

「で、話を戻して今日はどんな予定何だ?」

「私の親友のシナリオを手伝ってほしいのさ」

「ほう」

「シナリオの流れは故郷に帰ったら妖怪に襲撃されていた、で親友が私を呼び出す流れ」

「ふむ、メインが絆なら俺はあまり出しゃばらないでおこう」

「お兄様の腕の見せ所ですわね」


 絆はゲーム内での何時もの話し方になった。

 妹なりのスイッチの切り替え方なのだろう。

 対して縁はそういうのはほぼ無い、自然体なのだ。


「と、言いましても開始まで少々お時間がありますね」

「あ、じゃあ神社どうなってるか見に行かないか?」

「いいですわね、見に行って感想述べて呼び出しですわね」

「よし、久しぶりに絆大活躍回か」

「お兄様? 私は何時でも主人公ですわよ?」

「そりゃそうだ、俺も主人公だよ」


 縁達は自分達の神社を見に行く事にした。

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