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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第五章 幸せに向かって
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第五話 前説 本日の予定のお知らせ

 今日はも長谷川と荒野原はバイト。

 何時も通り閑古鳥が鳴く。


「長谷川君、今日の予定はバッチリ?」

「ああ、一本槍君のシナリオの消化だろ」


 今日は一本槍関連のシナリオを進めるらしい。

 一本槍が巻物を燃やされた関連の話、それの決着だ。


「うーむ、今回も基本的に黙っている事になりそうだね」

「そう? 結びならひと暴れしそうだけど」

「……へっへっへっへ」

「ど、どうしたのさ?」

「いやいや、結びさんじゃないのは新鮮だと思って」

「ああ……そうした方がいい?」

「いやいや、私はさんの方がいいかな、結婚して2人の時は……リアルでもゲームでも……げっへっへっへ」

「ははは、そうするよ……まあとりあえず、今日は一本槍君の勇姿を見る日かな」

「今日はクラスの皆で応援だね~」

「そいやツレ君と、ファリレントさんが言ってたな」

「ん? なんて?」

「驚き役と質問役はまかせろって」

「あーやっぱり必要だよね」

「んで俺達は解説役と」

「ほうほう、あ、弟から伝言一つ」

「お?」

「姉さん達の見せ場は作りますから」

「え?」

「弟曰く、私達はイキリ散らしてなんぼらしい」

「えぇ……いや……うーん」


 長谷川は自分のキャラクター、縁がイキリ散らしているか考えた。

 結果は言うまでもない、イキリ散らしていた。

 昔は言うまでもなく、今も態度でイキリ散らしをしているのでは?

 深く考えてしまった長谷川は、黙ってしまった。


「まあまあ、縁も結びもやべぇ奴だし」

「ぐぬぬぬぬ」

「どうしたのさ」

「いや、今のうちにゲーム内の内申点取り返そうかなと」

「どうして」

「例えだけども、ゲーム内の結婚式のスピーチでさ、昔は暴れていてなんて言われてみろ」

「あ~リアルだと言った奴にも避難がくるね、それ」

「逆にゲーム内だからこそ、非常識も許されるのか」

「ま、私の結婚式をぶち壊す奴は、ゲーム内なら殺す、リアルなら金積んで徹底的に潰す」

「おおう……」

「後悔した?」

「いや? 君との幸せを逃す方が後悔する」

「げっへっへっへ」


 今日も今日とて、何時も通り仕事を終えて施設に向かうのだった。

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