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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第四章 縁と結びで縁結び
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第七話 前説 襲撃されたお知らせ

 今日は珍しくまばらにお客さんがゲームを買いに来た。


「あ、そうだ長谷川君、私気付いた事があったの」

「お? 何?」

「風月が衣通姫さんと初めて会った時の会話」

「ああ、斬銀さんがTシャツ着た時か」


 風月と衣通姫達が、初めてプレイヤーとして接点があったあの時。

 山賊に村を襲われたから助けてくれ、とのシナリオをプレイした時だ。

 

「そう、その時に衣通姫さん……いや、正確にはフォルクさんと話した時に、知り合いだって聞いたけどさ、凄い濃い知り合いだったね」

「あー……たしか軽くだけど知り合ってその時いってたな、って事はずっと青桜さんは霞さんの傍に居たのか?」

「四六時中じゃなくとも、そうかもね、あ、設定的に衣通姫さんとはどんな知り合いなの? 今更だけど」

「縁が戦争していた時に手助けしてくれた、理由は悪人を斬れるなら手を貸そうだったかな」

「シンプルな理由だね~」

「正直、プレイヤーさんとはロビーでは交流とかしたけど、ロールプレイ的に言ったら回数少ないかも」

「おおう」


 そんな話をしていると、長谷川のスマホが震えた。

 画面を確認すると、いずみからの連絡だった。


「ん? いずみからだ」

「これはレアスナタのお誘いの予感」

「……おっと、これは縁がブチギレ案件だせこりゃ」

「何々、どったのさ」

「簡単に言うと、色鳥といずみが七星了司(ななほしりょうじ)関連で厄介事に巻き込まれたようだ」

「ほうほう、んでさ、どんな内容?」

「いずみと色鳥の能力が奪われた」

「おお!? 色鳥君はワンチャンわかるけど、いずみちゃんが回避出来ないとは」

「ふむ、いずみは自分が危機に陥っても、運命をおいそれとは変えない」

「なるほど、知っている結果に任せてると」

「ああ」

「んじゃ、縁君の親友を助けにいこうじゃないか」

「おう、妹が案内してくれるらしい、ゲーム内ロビーで待ち合わせだ」

「む? そういえば、あゆさちゃんとゲームするの久しぶりだね」

「ああ……そういやそうだな」


 こうして何時も通り、お昼頃ご飯を道中で済ませ、ゲートへと向かうのであった。

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