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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第三章 桜野学園編
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第二話 前説 過去のリメイクのお知らせ

「今日は過去のリメイクの日だったな」


 長谷川はゲートに荒野原と来ていた。

 受付を済ませてプレイルームに居る。


「ああ、俺の暗黒の部分が出てしまう……はぁ、ログイン」


 長谷川はここ数日、過去の自分のロールを動画で確認していた。

 若々しくイキリチラシいた縁……もとい自分のロールに精神にダメージを受けている。

 何時ものポーズも無く、長谷川はログインかるのだった。


「この姿何年ぶりよ……って、待ち合わせ場所に行きましょ」


 黒いジャージに鋭い目付き、外見の年齢は14くらいで、それ以外は特に変わってない。


「縁君、こっち」

「おお、スファーリアさんが若い」


 スファーリアは外見の年齢が縁と同じくらいで、服装や顔付きは変わってはいなかった。 

 集合場所にはルルを始め、ゲスト参戦予定の一本槍と様々なキャラクターが居る。


「それは縁君もでしょ、って目付き悪いね」

「この頃は絆いじめる奴はぶっ殺す だったからな~」

「あらあら、早速イチャイチャしてるわね? って本当に目付き悪いわね」

「ドレミドさん、おはようございます」

「おはようございます、今日はギャラリー多いわよ?」


 ドレミドが他のプレイヤーのロールを、ライブで見れるモニターを指さした。

 縁がその方を見ると、花見でもしているかの様な人だかり。

 何人かが縁に気付いて、手を振ったり応援したりしていた。


「モニターに凄い人だかりが、なんで?」

「あなた達の告白シーンを見て感化された結果、いい事があった人達」

「えぇ……んな馬鹿な」

「あれ? 知らなかったの? ちょっとした都市伝説ネットミームよ」

「え?」

「兎君と娘のロールを見ると、素敵な縁結びがあるって」

「んな馬鹿な、日々の積み重ねの結果では?」

「そうだとしても、後押ししたのは事実よ?」


 縁は少々納得いかない顔をしていた。

 が、スファーリアは当然だとエッヘンと胸を張っている。

 そんな2人の元にルルがやってきた。


「あ、ルルさんおはようございます」

「おはようございます」

「縁ちゃん、スファーリアちゃんおはよう、もう皆準備バッチリよ」

「出だしはどうするんです?」

「酒場で働いしてる縁、そこにドレミド達が来て対応する私って流れだけど……貴方達の物語だから好きにしなさい」

「なら出だしはそうして、後は流れにしようか」

「そうしましょ、何時もの裏で参加する人達とやり取りしましょ」

「だな」


 縁とスファーリアはメニューを開いて、今回参加するメンバーのチャットに参加した。


「そうそう、終わりは私がここだと思った所でカットって叫ぶわ」

「ルルさんの一声、でも何でですか?」

「集めたメンツが久しぶりのレアスナタで止まらなそうなのよ、それに、ロビーに帰って来たらサイン会が始まるかもね?」


 ルルはモニター前のギャラリーを指さした。

 今にもお祭り騒ぎをしそうな方々がモニターの前に居る。


「なるほど、それは回避したい」

「ああ後、ドレミドの息子君……キャラクターの名前は一本槍だったかしら?」

「立ち位置はどうなるんです? ゲスト参戦ですけど」

「縁の後輩って立ち位置にしたわ、呼び方はむっちゃんね」

「了解しました」

「それじゃ、早速始めましょう」


 ルルは待機している参加者の方を見た。


「いくぞ皆! 準備はいいか!」

「「「「うおおおおお!」」」」


 気合の入ったルルの一声に、参加者達は各々声を上げる。

 その声を聴いたモニター前に居るギャラリー達は、手を振ったり、声を上げて応援する。

 参加者達は歓声に包まれながら消えていった。

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