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VRゲームでも運と愛し合おう!  作者: 藤島白兎
第二章 ジャスティスジャッジメントの正義
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第六話 前説 たまには一人でログインのお知らせ

「たまには一人も良いな」


 今日もレアスナタをプレイしに来た長谷川。

 荒野原は友達と遊ぶ様だ。


「んじゃ、行くかレアスナタの世界へ……あからさまにやる気が減ってるな」


 苦笑いをしながらスタートボタンを押した。

 ゴーグルから見える景色が徐々に変わり、レアスナタロビーが広がる。


「っても毎度そうだが、予定無いんだよな」

「おう、予定が無いなら俺達とロールしないか?」

「いきなり背後から、誰だ!」


 縁が振り向くと斬銀と、この間縁の過去をロールした時に居た青年が居た


「いや、声で分かるだろ」

「ですね、おはようございます、斬銀さん」

「おはよう、縁」

「初めまして縁君、このキャラクターの名前は隼士(しゅんじ)と言う、よろしくお願いいたします」

「縁です、初めまして」

「早速だけど、斬銀を倒したって本当かい?」

「へ? ああ、傭兵の仕事をロールしていた斬銀さんを、撃退したましたね」

「この俺を倒すまで成長するとはな、時の流れは速い」

「強さなら斬銀さんがまだまだ強いでしょ、設定的に」

「馬鹿野郎、本当に心に響いたから負けたんだよ」

「私も拝見したけど、あの叫びは心を動かされる」

「って話がそれそうだな、さっきも言ったが暇なら俺達とロールどうよ?」


 斬銀は縁の恥ずかしそうな表情を見て、即座に話題を変えた。


「どんなシナリオを?」

「ああ、冥界のお祭りに行く」

「何か凄そうなのがきた」

「年に1回、隼士が帰ってくるからな、毎年やってるロールだ」

「もしかして、斬銀さんがロール中に言ってた死んだ友人って」

「私だね、もちろんプレイヤーは生きてるよ」

「何でその設定に?」

「海外に住んでいてね、レアスナタは日本だけのサービスだから、この設定にしたんだよ」

「長期の休みを使って帰ってくる、って感じですか?」

「ああ」

「で、どうするよ? やるか?」

「もちろん、面白そうですし」

「んじゃ、決まりだな、出だしは俺と墓参りに行くって事で」

「わかりました」

「んじゃ、パーティー組んで……開始っと」


 斬銀はメニューを操作して、縁とパーティーを組んでロール開始を押した。

 3人は光に包まれてその場から消えた。

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