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森の中で生きてきた彼女の一族は、外との交わりを一切絶ってきた。
何故なら彼女達の時間の流れは、普通とは逆に流れているから。
日が昇り、夜がくる一日の流れは同じだが、そこから、
自分にとっての昨日が彼女達にとっては翌日になる、という。
はるか昔、かつては”逆巻き”と呼ばれ外と交流をしていた事もあったが、
決して外と共存する事は出来ない、だからもう僕と会ってはいけない、と。
両親を亡くして、一族は彼女と祖母のみ、滅び行く逆巻きの一族。
私は森で一人、静かに生きていく・・・もう会えない、さようなら。




