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永く永く感じられた冬をようやく乗り越え、行商日を迎えた。
商隊を抜け出し馬を飛ばして隣町へと駆け込んだが、
いつもの門に彼女の姿はない。
そのまま森の入り口まで駆けてゆくと、彼女はそこで泣いていた。
僕の姿をみとめ、駆け寄り、抱きつき、そのまま泣きじゃくる。
強く抱き締めた腕の中泣き続ける彼女は、年下の様に幼く見える。
ひとしきり泣いて落ち着いたのか、彼女は語る。
おばあ様が病気で寝込んでいて、全てを教えてくれたのだと。
永く永く感じられた冬をようやく乗り越え、行商日を迎えた。
商隊を抜け出し馬を飛ばして隣町へと駆け込んだが、
いつもの門に彼女の姿はない。
そのまま森の入り口まで駆けてゆくと、彼女はそこで泣いていた。
僕の姿をみとめ、駆け寄り、抱きつき、そのまま泣きじゃくる。
強く抱き締めた腕の中泣き続ける彼女は、年下の様に幼く見える。
ひとしきり泣いて落ち着いたのか、彼女は語る。
おばあ様が病気で寝込んでいて、全てを教えてくれたのだと。