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3回の冬を越えた行商初めの日、特別な指輪を持って街へ向かった。
日が傾き辺りがオレンジ色に染まった野原で、プロポーズをした。
彼女は驚き、微笑み、俯き、大粒の涙を零した。
そして告げた。もう少し待って、もうすぐ全て話せるから、と。
いつまでだって待てる、待ち続けるとも。
彼女をいつもの森の入り口まで送り届け、月明かりの道を帰った。
何を・・・待つのだろう。
翌日やはり何も無かった様に振舞う彼女に、それを聞けなかった。
3回の冬を越えた行商初めの日、特別な指輪を持って街へ向かった。
日が傾き辺りがオレンジ色に染まった野原で、プロポーズをした。
彼女は驚き、微笑み、俯き、大粒の涙を零した。
そして告げた。もう少し待って、もうすぐ全て話せるから、と。
いつまでだって待てる、待ち続けるとも。
彼女をいつもの森の入り口まで送り届け、月明かりの道を帰った。
何を・・・待つのだろう。
翌日やはり何も無かった様に振舞う彼女に、それを聞けなかった。