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LATER-3
夕日の差し込む部屋で、改めて短剣を眺める。
本当になんの変哲もない古い短剣、思い当たる節もない。
もしかしたら、過去に扱った品なのかもしれない。
そして細く折りたたまれた手紙を眺める。
強度を増すために蠟引きされてはいるが、何度となく刃が抜き差しされたせいで
端はボロボロである。
メガネをかけ、破かないよう慎重に折り目を開いていく・・・字はまだ読めそうだ。
若干くすんだ字を読み進める内、手が震えてくる。
はるか彼方の記憶なのに、微笑む顔が鮮明に見える。
夕日の差し込む部屋で、改めて短剣を眺める。
本当になんの変哲もない古い短剣、思い当たる節もない。
もしかしたら、過去に扱った品なのかもしれない。
そして細く折りたたまれた手紙を眺める。
強度を増すために蠟引きされてはいるが、何度となく刃が抜き差しされたせいで
端はボロボロである。
メガネをかけ、破かないよう慎重に折り目を開いていく・・・字はまだ読めそうだ。
若干くすんだ字を読み進める内、手が震えてくる。
はるか彼方の記憶なのに、微笑む顔が鮮明に見える。
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